DIMENSION MANIA

ETC -  LIVE REPORT 2005.2.14 六本木STB

(これは管理人が某掲示板に書き込んだ物を多少リライトしたものです。主観が多く混じりますがご容赦ください)

2/4STBにいってきました。例によってのレポートなのですが、今回はメモを取り忘れてしまい曲順のほとんどを覚えていません。
間違いないとこのは、

 1. Ironside
 2. BreakOut
 EC1. IF
 EC2. Everlasting Melody


位です。その他演奏した曲は、今までのレポとそんなに変わりません。
Beat #5、Arthur's Theme、Jazz Cigarette、Wonderful TonightRespectacles〜Vanity Story、Historical Medley、Wonderful Tonight
Jungle Dancer、Dancer In The Light、Nudistic、だったかな?漏れ落ちがあったら誰か指摘してくださいね。

"Ironside"
あの出だしは賛否があるところだろうけれど、ライブでの掴み効果は確かにあります。増やんのロック魂溢れる演奏がいいですね。ステージとは言えただのリフまでグレックと顔を合わせながら、楽しそうに弾いています。客のわくわく感も高まりますね。

"BreakOut"
今回のツアーからの、また新しいアレンジ。跳ねる感じの8つから、タイトかつジャストな8つ刻みの演奏。自分は未だにこの曲の頭の
ユニゾンを聴くと、大きくと反応してしまいます。5thから3種類のアレンジがあったことになるが、小手先ではなくリズムに手をつけてノリを変えて客を楽しませる気持ちがうれしいです。

"Beat #5"
基本的な大きな変化はありません。グレッグがスラップも使い始めたの、ここからだったかな?フィンガリングとスラップを適宜切り替えながらも、元のスピード感やノリは壊れていませんでした。

"Arthur's Theme"
嫌いじゃないけれど、やっぱりこういうのをディメには期待していないんだよなぁ。楽しみなのはソロだけ。ただそのソロが今回はかなりの出来でした。

"Jazz Cigarette"
何度聞いてもいい楽曲。石川さんがイントロのリズムをハイハットで刻む形になってから、自分の頭の中でもやっと譜割りができてきました。アレンジは前回の跳ね系から、4ビート系メインに変わっています。ほう、と聞き込みますね、当然。十分楽しむことができたが、唯一心残りなのは、グレッグのソロがいまいち抑えめだったこと。もともとあまり派手な大技ソロをやる人じゃありませんが。

"Wonderful Tonight"
曲順だともっと後だったような気もします。。石川さんがスネアをアルミに変えていたような気もするけれど、勘違いだったらごめんなさい。

"Respectacles"
CDでは多分ミキサーがパートの音を消していたと思うんだけれど、ライブでは自分で手を止めていました。。当たり前ですね。「マイルスが生きていたらきっとこういう音楽をやったに違いない」と増やん。分からないでもないけれど、生きているDIMENSIONの音楽だって
胸を張ってほしかったと思います。

"Vanity Story"
おのきんの打ち込みベースを、グレックがあのグルービーなノリで演奏。元の曲も悪くないけれど、やっぱりこっちの方が良いです。この2曲は続けて演ったんだけれど、こういう曲って妙に酒が進みます。ビールのおかわりをしてしまいました。ハコ主様に貢献できる曲ですね。^^

"Historical Medley"
増やんのソロから、Purple Haze に入る。やっぱりこうでなくちゃ。CDのループでならしていたパーカッションのおかげで、初めて聞いた
時には笑い転げた、と昔書かきましたがステージでは違和感のないスムースな展開。こうでなくちゃね!今回初めて思ったんだけれど、Elektric Cityってオリジナルの臭い強すぎないでしょうか?Elektric Band にサックス入れてチックの全面に出てくるソロを消したら、もろこんな形になってしまいそうな気がしました。もちろん「イコール」でないことは重々承知なのですが。

"Jungle Dancer"
未だ飽きのくることのない名曲ですね。後半ノリノリタイムで登場。オリジナルに近い形での演奏。会場がぐっと沸きます。

"Dancer In The Light"
「ポップで楽しい」路線で後半に演るための曲。客はスタンディングになっていたかな?体を動かしながら演奏を楽しむ。こうなったら
にぎやかで楽しい体の動く音を客は期待している訳で、細かいことはあんまり言う必要はありません。

"Rise"
忘れてた、これもありました。シンプルでも展開が微妙に面白い曲なのですが、もはやカツヲ客席乱入のテーマとなってます。個人的にオノキンの最後のピアノソロが好きです。半分メロ、半分ソロという感じでもう暗記してしまっているフレーズなんだけれど、Se.le.neのギターソロみたいな物だと考えれば良いですね。とても楽しめます。ただBAJのスタインウェイよりSBTのYAMAHAの方がPA越しの音がいいのは、困った物です。

"Nudistic"
もちろんこれなしで今のDIMENSIONのライブは終わらない。ポップで楽しくてインパクトのある名曲です。 でも、ここでグレッグの演奏に唯一といっていい不満が発生。 Aメロでグレッグ、4拍子の頭だけをシンプルに弾きました。その意図は分かるしそっちの方がセンスがいいという発想もあるでしょうが、客はみんな、この曲では跳ねてノって体を動かしたいのです。頭だけで音を出されると、ノリが重くなって、跳ねきれません。それから、Aメロが終わってループのストリングスが入るところ、(ブレイクっぽい決め、というほどじゃない所です)石川さんのクラッシュのタイミングでベースを入れないで欲しいと思いました。石川さんが一歩前でクラッシュ決めて、その後G→Aとベースが入る、あのリズムがいかにも石川さんとDIMENSIONという感じで楽しかったのですが。アレンジの変化を嫌うわけではないけれど、これは私の好みではありませんでした。

"IF"
個人的にはそれほど好きな曲ではなかったけれど、今回の演奏はアレンジ、ソロともに気合いが入っていて今までとはまたひと味違っていました。今までの演奏では、きれいなバラードをおしゃれに演る、という印象を受けがちでしたが、今回は少し力の入った感じです。こういうIFなら、この次も聞いてもいいかな、と思いました。

"Everlasting Melody"
これももともとあまり好みの曲ではないのですが、いきなりカツヲのソロで始まるのでなく、シンセのパッド系などイントロ的な音を準備していたおかげで、かなり救われました。

その他雑感

グレッグは間違いなくDIMENSIONに新しい風を吹き込こみました。MCで「もうこのメンバーでしかDIMENSION演らない」と増やんが
言っていたが、その気持ちも分からないでもありません。信用はしませんが。^^;ベースとオリジナルメンバーがもっとコミュニケーションを続けたら、グレッグの楽曲に対する理解も深まり、ますます良い演奏が期待できると感じました。

AIと言われたリズム隊で残った石川さん、やっぱり自分の中では一番のサポートドラムです。手数が多くても音が軽めでタイトなドラムより、石川さんの重いプレイは、DIMENSIONの楽曲を引き立てます。13thと6thの違い、この辺にもありますし。

ステージのはBNより1時間長かったけれど、楽曲的にはそれほど違いはないので、BNに行った人もそんなに悔しがることはありません。時間が長いのは、若干の曲とあとは例によってMCですから。^^

それからPAは今回に限らず時々思うんだけれど、オノキンの音抑えすぎではないでしょうか。私たちはヘッドフォンで演奏聴いている訳じゃないのですから、もう少し鍵盤聞かせて欲しいと思います。卓の場所が場所だから、難しいかもしれませんが。オノキンにはモニタの音しか帰っていないのですから、例えオノキンが音量コントロールしてても、客に届く音の責任はPAにあると私は思います。

以上、拙いレポートにおつきあいいただきありがとうございました。

 

 

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