DIMENSION MANIA

ETC - 初海外公演

2004年12月10-11日、韓国ソウルオリンピックホールでDIMENSION初の海外公演が行われました

 韓国は現在日本の1980年代のようなジャズ・フュージョンブームのまっただ中です。Casiopeaは日本人初の芸能人として韓国公演を果たしまし、その後も人気は衰えていません。今回のDIMENSIONの公演はT-Squreとのジョイントでしたが、韓国のリスナーにもDIMENSIONは大きな衝撃を与えたようです。また、この公演がグレッグ・リーの初めてのツアーサポートとなりました。

韓国公演 set list
<T-SQUARE & DIMENSION Joint Concert in Seoul> 2004.12.10-11 at Seoul Olympic Hall

--- DIMENSION ---
1. Are You Gonna Win? 2. Beat #5 3. If 4. Jazz Cigarette 5. Break Out

--- T-SQUARE ---
6. Knight's Song 7. Faces 8. Sunnyside Cruise 9. Daisy Field 10. Dream Weaver 11. Twilight In Upper West 12. Moon (Piano Solo) 13. I'm In You 14. The Seven Wonders 15. Future Maze 16. Safari 17. Megalith 18. Omens Of Love
--- T-SQUARE & DIMENSION ---
19. To You Again (Feat. Suh Young Eun)* 20. Jubilee 21. Japanese Soul Brothers 22. Truth

--- Encore ---
23. Sailing The Ocean

 

 

 

 韓国には "GONSIOPEA"という日本のジャズ・フュージョン愛好者サイトがあり、そこの掲示板でもDIMENSIONは大きな話題になりました。以下は、韓国リスナーの感想です。

「いつものように、ライブの急先鋒は"Are you gonna win?"。予想通りだったがやはり大変なパワーだった。会場のPAが良くなかったのかもしれないが、キーボードの演奏がはっきりと聞こえない印象も受けた。特に増崎と勝田の連携ではいつものように大爆発を繰り返す。今回の公演に参加した10人の中で、一番の破壊力を見せたのは増崎ではないだろうかと思う。」

「今回の公演は"6th DIMENSION"の構成と似ているが、グレッグ・リーのグルーブ感溢れるフィンガリングベースが加わったことにより、フュージョンよりややジャズよりの演奏になったようだ。多くが原曲より演奏時間が長く、それが公演でのDIMENSIONの部分を小さく感じさせるとこにもなった。(実際、T-Squreは曲数が多かった)」

「"Are you gonnna win?"の演奏時間は約9分30秒ほど。神保と徳永との演奏の時に比べ1分ほど長い。オリジナルのベースラインはスラップだが、グレッグはフィンガリングで新しい魅力をもたらした。」

「"Are you gonnna win?"の終了を寂しく感じる間もなく"Beat#5"。97年の恵比寿ガーデンホールより速めの演奏だったが、これくらいのリズムの方が良いようだ。ここ数年間はあまり演奏されることがなかったようだったので、韓国公演で登場したのはやや意外だった。"6th DIMENSION"とほぼ同じ演奏時間で、演奏の雰囲気も似ていた。しかし、たった2曲で演奏時間は15分にもなる。」

「増崎はDIMENSIONとして初来韓ではないかのような、センスのあるMCを行った。(勝田の『みなさん、愛してます!』は圧巻だった)。石川雅春、グレッグ・リー、小野塚晃、勝田一樹、増崎の順でメンバー紹介をする。」

「増崎の『みなさんにこの曲を捧げます』のMCの後、勝田の演奏で"IF"が始まる。やはり韓国でもこの曲の人気が一番のようで、最も反応が大きかった。(わずか5曲の演奏ではあるが。)勝田の演奏では、いつもその肺活量を知りたくなる。原曲と似ている展開だが、演奏時間はやはり長く7分台をマークする」

「増崎の左手が一瞬上がり、Jazz Cigaratteのイントロが演奏される。Jazz CIgaratteとT.A Jingleの演奏を期待していた。青木智仁がいないことでT.Aジングルの可能性はなくなったが、うれしいことにJazz Cigaratteが登場。私が一番うれしかった瞬間だ。グレッグ・リーの参加で原曲よりジャズ的な演奏だ。"Are you gonna win?"同様、スラップをフィンガリングに全て置き換えての演奏であった。」

「残念なのはT-Squreに比べドラムとベースのソロがあまりなく、魅力的なソロが聴かれなかったことだ。(もちろん"Japanese Soul Brothers"は例外) とにかく"Jazz CIgaratte"はライブのメインとなる最も躍動的に変化する曲だ。原曲では勝田の感動的なソロで終わるが、今回は小野塚のキーボードソロが登場し、監修にカタルシスを与えた。多分5曲の中で一番長い演奏になったはずだ。」

「Break Outでは以前とは違った展開になっていて驚かされた。グレッグリーのフィンガリングベースによる変化を最も感じさせた曲だ。石川のドラムも原曲とはかなり違っていた。(リフレインを除く) また、後半の増崎のプレイでも全く予想しなかった時点で爆発するなど、新鮮な演奏を見せてくれた。(やはり演奏時間は8分を過ぎてしまう。)」

「Four of a Kindの活動による青木智仁の来韓公演不参加は残念だった。しかし、その代わりに参加したグレッグリーのベースのおかげで、終始一貫して努力し、原曲を変化させていくDIMENSIONの卓越したアイディアを再確認することができた。やはり、3人のユニットである強みだろう。」

「前述したが、演奏時間の比重の少なさは、私だけではなく多くの人が感じたことだろう。ある程度予想はしたが、5曲で45分を消費するという「蛮行?」までは予想不可能だった。公演が終わっても短い演奏時間への寂しさが残る。早い時期のDIMENSIONの単独来韓公演を祈るものだ。」

いかがですか?韓国のリスナーも聞き込んでいるようですね。

 

 

 

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