・赤ちゃん・子どもとの海外旅行と海外旅行保険について
海外旅行保険は必要不可欠です。
赤ちゃんがいてもいなくても、海外旅行保険は必要不可欠です。自動車の任意保険同様、「自分に限っては大丈夫」と思ってはいけません。国情の違う海外ででトラブルにあった場合に備え、必ず加入しましょう。
後述するクレジットカードの付帯保険も大変有用ですが、それだけでは不十分な場合も、また日本で保険に加入しておいた方が安上がりなケースもあります。まずは海外旅行保険の基本をしっかりと理解しておく必要があります。
クレジットカード付帯海外旅行保険についての注意
・カードによって保障内容は様々で、
中にはカードで旅行代金を支払わないと保険対象にならないものもあります。
・多くの場合、保険金は帰国後の支払いとなり、立て替え払いの必要があります。
・保証内容が不十分な場合があります。
・カード名義本人の保険であり、多くの場合家族は保険の対象になっていないません。
・レンタカーを借りた時の対人・対物保証などは保証外です。
・カード加入後一定期間経過しないと(30日が多い)、保険の対象になりません。
・90日以内の旅行にしか適用されません。
海外旅行保険の補償対象
海外旅行保険では、一般に以下の内容が補償対象になります。
傷害死亡・後遺障害 |
事故でで死亡した時、後遺障害が残った時。 |
疾病死亡 |
病気で死亡した時。 |
治療・救援費用 |
事故、病気などで医療費を支払った時。また長い入院などで親族が現地に行く時。 |
賠償責任 |
店やホテルなどの物を破損して損害賠償をする時。 |
携行品損害 |
携行品が盗まれたり壊れたりした時。 |
航空機遅延費用 |
飛行機が遅れ、追加費用が発生した時。 |
その他にもレンタカー特約、留守宅家財盗難、テロ等対応負担特約など、さまざまな特約のオプションがあります。我が家では、海外でレンタカーを借りる時には、必ず最小単位の海外旅行保険とレンタカー特約に加入していました。期間によってレンタカー会社の保険を使うより安上がりなことが多かったためです。
赤ちゃん・子どもとの海外旅行で一番重要なのは、治療・救援費用です。赤ちゃんが旅先で病気になったり怪我をしたりといったケースにだけは、十分に対応しておく必要があります。
反面、航空機遅延費用などは必要性を全く感じません。航空会社の責任でホテルなどを用意してもらえば良いのです。死亡保険については、海外旅行保険本来の趣旨とは少し違うようにも思います。
それぞれの家族にふさわしい保険内容を確認・確保することは、とても大切です。