2006 北タイドライブ (Nasu 4歳)
3 「全日空953便 バンコク行き (2006.8 タイ北部ドライブ 3 natu4歳)」
さて、今度は全日空のYクラスチェックインの列に並ぶ。本日2度目の行列だ。カウンターのおねーちゃんの「いらっしゃいませ」に「キャセイから来ました」と元気よくお返事をする。
ぎりぎりの時間に入った予約だろうし、多くは望まない。家族5人が一緒に座れてちゃんとチャイルドミールが出れば、おおよそのところはそれでいい。しかし、そのチャイルドミールの予約がキャセイから連絡されていなかったようだ。
「ぎりぎりで申し訳ないんですけれど、チャイルドミールだけなんとかなりませんか?」とおねーちゃんにお願いしてみる。全日空のミスではないのであくまで 「お願い」だ。ちなみにTFK (東京フライトキッチン/成田発の機内食の多くをまかなう会社) に知人がいる私は、その気になれば1時間でスペシャルミールを積み込めることを知っている。 おねーちゃんはどこぞに電話をかける。端で聞く限りあまり色よい返事ではなさそうだが、こちらの事情を説明して一生懸命説得をしている。良いおねーちゃんだ。そしてこのおねーちゃんの努力の結果、なんとかチャイルドミールを確保する。
ありがとう、全日空チェックインカウンターのおねえちゃん。^^
問題のシートだが、私たちの航空券のFare Baseを見た良いおねーちゃんは、PY (プレミアムエコノミー) をアサインしようとしてくれた。ん?アジア線でPY??
http://www.anaskyweb.com/us/j/travelservice/reservations/special/py/index.html
昨日の日記の画像にあるように Fare Base が"Y"なのだから自然なことかもしれない。個人客とツアー客と一緒じゃあんまりだもんね。
しかしチェックインカウンターのスーパーバイザーは、他社便振替に関してはPYのシートをアサインさせなかった。あの素敵でかわいい良いおねーちゃんは「フェアベースはYなのですが」と粘ってくれたが、だめだった。多分航空会社間でシートの便宜をはかる時には、かなり安い値段になっているのだろうな。
ありがとうおねーちゃん。もう十分だよ。^^
カウンターで働いているのは、多分社員じゃない。でも、そういう人にいい人が多いんだよね、全日空。
客室乗務員に関しては、まだJLの方がちょっとだけ上。「全日空女学院」の伝統をまだ多少引きずっているってたまに感じることがまだ希にある。
普通にサービスを受ける分には何も問題ないけれど、ちょっとクレームっぽいリクエスト(大抵キャリアに非がある、というか非がなければクレームしない) を受けると、表情が変わる人がいたんだよなぁ。特に20年前前後。今回のクルーにはそういうお姫様アテンダントは一人もいなかったけれど。
このまま航空会社のあるべき姿に向かってがんばって欲しいと思うよ >NH。
そのための星組加入でしょ? UAのアテンダントにだって見習う点は多いと思うぞ。
そういう訳で、偶然にも初めてスターアライアンス系の新ターミナルを使うことになってしまった。一時話題になった新ターミナルだけれど、通関後の店は免税店とブランドショップが主で、我が家には全く関心が湧かない。その有名なロゴがついた某ブランド鞄の原価、俺は知ってるぞ。誰が買うか。
出国エリアで「マクドナルド 170m」のサインを見たことが唯一のメリットかな?出国後にファストフッドがあるのは何かとありがたい。昨日"Super Size Me"を見直したばっかりだけれど。そうそう、お寿司屋さんもできていたっけ。出国前に最後のお寿司というのは、なかなか良いかも。
ラウンジは、相変わらず旧南ウイングの "Red Carpet Club"が生き残っている。なんだかあんまり代わり映えしないねぇ。
一応このサイトのメインテーマである「乳幼児連れ海外」の視点から新ターミナルを見る。子どものプレールームがない。動く歩道の脇に小さなプレースペースがあるだけ。ちょっとこれ、貧弱過ぎないか?
しかも出国後のゲートまでの距離が大変に長い。以前このあたりをNWが使っていてその時もかなり歩かされた記憶があるのだが、今回NH953が使ったゲートはターミナルの一番奥。いや、歩く歩く。バンコクドンムァン空港並だ、これ。
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NH953便に乗り込む。あれ?この機材アジア線用じゃないぞ?
あのロサンゼルスまで一睡もできない忌々しい "Club ANA" ではなく、結構快適そうな "New Club ANA" のシートが積んである。これって欧米線用の機材じゃなかったっけ?確かバンコク線は、旧 "Club ANA" か、運が良くて "ASIA STYLE" だったはず。やっぱり繁忙期にはどこも機材繰りで苦しむのだな。カウンターのおねーちゃんがアジア線なのに「プレミアムエコノミー」などというから、おかしいな、とは思っていたのだ。
われわれはおまけのように機体後方に載せた真性エコノミークラスのシートに座る。狭い。とても狭い。このシートピッチは世界最低水準ではないだろうか?以前日本に来ていたAOMフランス航空や、アエロフロートのIL62とガチで良い勝負ができる狭さだ。キャセイは愚か、中華航空やあのエアアジアにも負けてます、まじで。
シートに文句を言わない息子にまで「この席狭いね」と初めて言わせるほど。これで欧米路線は辛いだろうなぁ…
唯一の救いはフルデジタルのAVODがYにも装備されていること。次女は日本語の番組がたくさんあるので、狭い座席でも大人しくテレビに見入っている。この辺は日系の強みだな。
今回のチャイルドミールは、蝦のフリッターにピラフ、マッシュドポテトがメイン。良くあるハンバーガーやパスタではない。次女もいつもよりよく食べていた。日本人のこどもはご飯が好きだからねぇ。この辺も日系のメリットの一つに挙げられないでもないかも。
← 無理にお願いしたチャイルドミール
まぁ、NH便を使うことで、我が家のメインである UAの"Mileage Plus" にゴミのようなみみっちいマイルが貯まる。もっとも家族全員のカードを持ち歩くのは面倒なのでこれから事後申請をするのだけれど、全日空、他社便振替は50%とかけちちくさいこと言わないだろうな。昔からなんだか、全日空ってなんだか「けちくさい」イメージがあるんだよなぁ。人件費も高そうだし、しかたないのかもしれないけれど。