世界、大人の社会科見学!

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GN125/修理/メンテ/改修

耐寒日記1 - アイシング

 
今週はついに関東地方でも雪が降った。
私はこう見えても馬鹿だが、積雪時にノーマルタイヤのバイクで出勤をするほどではない。雪の積もった朝は素直にスタッドレスタイヤを履いた車のパートタイム4WDを駆動しながら「燃費が、燃費が…」と泣きながら通勤した。
車での通勤は楽だ。
暖房の効いた車内でコーヒーを飲みつつiPodの音楽などを聞いているうちに職場に到着する。西の空が暗くても何の心配もない。なにしろ車には屋根とドアがある。暖かいだけではなく、空から水が落ちてきても濡れないのだ。忘れていた感覚だ。さすが馬鹿だ。
しかしこんな暮らしを続けていた日には、あっという間に堕落してしまう。私は人一倍自分に甘く誘惑に弱い。もちろん堕落ぶりにも定評がある。このままでは墜ちるところまで墜ちてしまいそうなので、帰路には路面状況を観察し通勤路の路面乾燥状況を調査、翌日のバイク通勤が可能であることを確認した。
翌朝、通勤路は霧だった。
雪は昨日のうちに止んでいる。多少の霧では路面がそう濡れることもないだろう。白い世界に若干の不安を覚えつつも、たっぷりと暖機を行い私はGN125を走らせた。
GN125_snowday_view.jpg
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今週はついに関東地方でも雪が降った。
私はこう見えても馬鹿だが、積雪時にノーマルタイヤのバイクで出勤をするほどではない。雪の積もった朝は素直にスタッドレスタイヤを履いた車のパートタイム4WDを駆動しながら「燃費が、燃費が…」と泣きながら通勤した。
車での通勤は楽だ。
暖房の効いた車内でコーヒーを飲みつつiPodの音楽などを聞いているうちに職場に到着する。西の空が暗くても何の心配もない。なにしろ車には屋根とドアがある。暖かいだけではなく、空から水が落ちてきても濡れないのだ。忘れていた感覚だ。さすが馬鹿だ。
しかしこんな暮らしを続けていた日には、あっという間に堕落してしまう。私は人一倍自分に甘く誘惑に弱い。もちろん堕落ぶりにも定評がある。このままでは墜ちるところまで墜ちてしまいそうなので、帰路には路面状況を観察し通勤路の路面乾燥状況を調査、翌日のバイク通勤が可能であることを確認した。
GN125_snowday_view.jpg
翌朝、通勤路は霧だった。
雪は昨日のうちに止んでいる。多少の霧では路面がそう濡れることもないだろう。白い世界に若干の不安を覚えつつも、たっぷりと暖機を行い私はGN125を走らせた。
エンジンの吹き上がりが弱い。いつもより明らかにトルクが足りない。「暖気が十分ではなかったのだろうか?」などと思い5km程走ったところ、信号待ちでエンストした。
すぐにエンストするならともかく、5kmも走ってからエンストしたということがとても嫌だ。
再度エンジンをかけて走る。
走らないことはない。しかし3000回転を下回るとエンストしそうになる。あわてて信号待ちでエンジンを回す。いい年をして族のみなさんのようでとても嫌だ。
どうやらこれはアイシング、あるいはキャブアイシングと呼ばれる現象のようだった。
アイシング(icing(英語))
機械が凍りつくこと。特に、キャブレター?で霧状になった燃料?が気化する時の気化熱?によって、キャブレター?の部品や吸気?系統が凍りつく状態を指す。吹け?が悪くなったりエンストしたり、逆に回転が落ちなくなることもある危険な状態。低温かつ湿度の高い時に起こり、みぞれやしぐれが降っている場合にリスクが最も高い。エンジン始動?時よりは、一定速度で走行している時の方が起きやすい。単に寒いので始動性?が落ちている状態は、アイシングとは呼べない。

(バイク用語事典-アイシング)より
http://www6.atwiki.jp/motodic/pages/180.html
始動時より一定速度で走っている時にエンストしたあたりが、かなりアイシングっぽい。GN125購入前タイカブを調べた時、このアイシングについて聞いていた。南国産のタイカブはもちろん、中華GNにもキャブヒーターはついていない。ちなみにアドレスにはついている。またアドレスにしてやられた。やられてないか。
ともあれ職場にたどり着くためには、族のみなさんの様に信号待ちでスロットルを回すかエンジン(キャブ、特にフロート部分)が冷えないようにするしかない。近くのゴミ捨て場にあった段ボールを少しいただき、アンチアイシングシステムを急遽制作する。
Gn125_papercover.jpg
アンチアイシングシステム「どろなわくん」
笑いたい奴は笑えば良いのだ。(´Д⊂
私にできることは外気温が上がり湿度が下がるのを待つか、族仕様で走るか、それとも何か対策を行うかだけだったのだ。リアケースに入っている応急用テープを使い、出来るだけのことをやったのだ。もちろん、私が他の誰かがこんなことをしているのを見たら大声で笑う。
3児の父としては、一応段ボールがマフラーに圧着しない程度の知恵も見せてみる。もちろん風圧でさほど意味を持たない。
gn125_papercover_up.jpg
耐寒耐寒といいつつ、私は自分の体のことしか考えていなかった。
通勤9号(GN125の愛称)よ、身勝手な私を許して欲しい。大人の男にも弱い部分はあるのだ。私はその中でも抜きん出て弱いのだ。
さて「どろなわくん」の効果だが、「ないとは言い切れないが、と言って効果ありと断言もできない」程度だった。古紙の価格が上がり資源ゴミ盗族が跋扈する昨今、ゴミ捨て場の段ボールに手を着けてまでやる価値はなかったかもしれない。しかし何もしなければ進歩はない。まぁ多くの場合何かしても進歩はないのだが。
この日の夜、キャブヒーターについていろいろ調べてみた。
接着剤で装着できるマジェスティ用キャブヒーターが売っていたが、16000円となかなかばかにならない値段だ。これなら半額以下のグリップヒーターを転用した方が安上がりな気もする。
また、スカイウェブ250用にSUZUKIの純正キャブヒーターもあり、これは部品として取り寄せることができる。どれも1000-2000円台だ。
 ワイヤ 品番 : 36856 - 21E00
 ヒータアッシ 品番 : 13650 - 25E01
 サーモスイッチ 品番 : 13655 - 16F00

これを転用できるかもしれない。ただGN125は防水性が低いのでショートやリーク防止の工夫も必要に思える。
GNのキャブ、フロート下部分には二つの凹穴があった。取り付けるとしたらここなのだろうが、どうもヒータアッシは入りそうにない。自分でねじ切りしなければならないだろうが、私がやった日には70%の確立でキャブに穴を開ける。
当面は「どろなわくん」に改良を重ね、最厳寒期であるここ数週間を乗り切ってみたい。
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