世界、大人の社会科見学!

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中国

上海郊外の皆既日食観測地 私はここに決定

 
中国での2009年皆既日食観測地をいろいろ書いてきたが、これが最後だ。


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中国での観測地に関しては、まとめとして以下のことが言える。

・上海、重慶、武漢などの大都市は大気汚染が酷いので避ける。

・日食は朝9時頃から始まるので、観測地へは前泊する。

・皆既日食帯の下ならどこでもいいわけだが、あんまり田舎だとトイレなどで苦しむ可能性がある。

・できたら山中は避けたい。

・条件が非常に良い観測地は、大変な混雑が予想されるため、かえって辛いかもしれない。

桐城市、嬉子湖鎮などは条件的に最高だとは思うが、最高すぎる割には田舎で交通の便も悪く、混雑が予想される。かなり迷ったのだが、ここはパスした。周辺の宿が混雑し、観測ポイントである湖の西側の渋滞なども考えられたからだ。

最終的に私が観測地に決定したのは……


 
中国での2009年皆既日食観測地をいろいろ書いてきたが、これが最後だ。


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中国での観測地に関しては、まとめとして以下のことが言える。

・上海、重慶、武漢などの大都市は大気汚染が酷いので避ける。

・日食は朝9時頃から始まるので、観測地へは前泊する。

・皆既日食帯の下ならどこでもいいわけだが、あんまり田舎だとトイレなどで苦しむ可能性がある。

・できたら山中は避けたい。

・条件が非常に良い観測地は、大変な混雑が予想されるため、かえって辛いかもしれない。

桐城市、嬉子湖鎮などは条件的に最高だとは思うが、最高すぎる割には田舎で交通の便も悪く、混雑が予想される。かなり迷ったのだが、ここはパスした。周辺の宿が混雑し、観測ポイントである湖の西側の渋滞なども考えられたからだ。

最終的に私が観測地に決定したのは浙江省平湖市だ。


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ここは嘉興市からそう遠くない。東に30-40km程離れた街だ。

実はこの平湖、中国初の日本人村がある街なのだ。

「中国の日系企業の視察に参加しませんか」という誘いを受けた。(上海は)30年代はアジア最大の都市として知られたが、いまや世界最大の商業都市として衣替えしている。

 地震のない大地には、高層建築物が外来の客を圧倒して止まない。上海空港にいると、福島・小松・名古屋・岡山・福岡・北九州など日本の主な地方空港と接続していることがわかる。日本語の案内があるのもうれしい。成田からしか飛んだことがない筆者には、このことだけでも驚きである。

 目的地の平湖市は、人口50万人の中国の都市としては小さいほうである。空港から車で 1時間30分足らずの距離だ。高速道路が整備されている。杭州湾を抱えての港も整備されている。インフラが万全なのだ。かつてスイカの産地も、いまや日系企業の進出で農村経済は一変していた。

 小型の精密モーターを製造している日本電産は、13社の全てをここに移転、実に2万人近い中国人を雇用していた。ホテルも建設し、同じ敷地内に日本人向けの社員寮も併設してあった。製造された小型モーターは、中国内の日本など大手の電器メーカーに購入
 してもらっている。チリ一つない作業場で、手先の器用な20代のういういしい女性が働いている様子を目の前にすると、日本人経営者のしたたかさをも印象付けているようなのだ。利潤の大きさが素人にも伝わってくる。

 20年ほど前に日本企業を見学したことがある。そこも確かモーターの会社だったと思うのだが、見学したあと日本人の支配人は「報道しないで欲しい」と釘を刺してきた。おいしいビジネスを知られたくない、というのが真相だった。日本経団連会長を擁するキャノンも 中国に進出しているが、賃金の安さを会長自ら吹聴している。

 こうした部品工場に原料を供給している鋼板加工会社が、これまた日本の川鉄と日本鋼管が一緒になったJFEの関連会社である。岡山あたりから船で原料を輸送してくるのだが、港まではものの10分足らずと便利である。ユニクロなどに洋品を納入している縫製工場・ MATSUOKAは、1万人もの社員を抱えて意気軒昂だった。「日本よりもいいものを作れる」と馬場総経理は鼻高々に語っていた。

これほど平湖市に日本企業が集中するのかというと、地の利と市当局とりわけ石雲良副市長の日本企業に寄せる期待と情熱である。「問題があれば、われわれの立場に立って動いてくれる」(日本電産幹部)からである。

 現在、この地に滞在する日本人は600人を数える。なんと「日本人街」があった。広い道路の両脇に「京都」「東京」「大阪」といった簾や看板が200メートルにも及ぶ。寿司など日本料理店の
 街なのだ。中国初の「リトル・トウキョウ」とでもいえようか。中国広しといえども、こんな場所は平湖だけだろう。

 ここに来ると、異郷の地にいる感覚などない。この平湖と寧波を結ぶ36キロの大橋が来年開通する。東京湾のアクアラインの2倍以上の長さである。近くに安らぎの場所である中国の水郷地帯・周荘が迎えてくれる。平湖は文字通り、日系企業の城下町である。時あたかも今年は、日中国交正常化35周年の記念すべき年であった。

http://www.mil-box.com/news/2007/20070915_16.htmlより

なんとも奇妙な街で良い。

日本電産も平湖に工場を持っている。そして直営のホテルを作ってしまった。

住所が素晴らしい。

中国浙江省平湖市経済開発区 日本電産工業園内


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上の地図で航空写真を見ると、街の中心から適度に離れていて、ホテルの東側にはほとんど何もない。屋上でも開放してもらえれば、かなり快適に観測できそうだ。

ryokuyou_gif.gif

中国で心配なのが、予約をしても確認が取れなかったり、連絡が行き届かないことだ。しかし、ここは日本電産直営のホテル、予約メールのプリントアウトを持って行けば、おかしなことはないだろう。

平湖はもともとスイカ畑で、大した高層建築もない。せいぜい工場がある程度だ、他に観光名所もないため、観光客が集まる場所でもない。日本食もあるし日本語も通じる。中国なのに大浴場もある。そして皆既日食帯の真下だ。

大変によろしい。

ちなみに平湖にはもう一つ、富麗雅大酒店という日本人客中心のホテルもある。

hujitahoteruhirako.gif

平湖での皆既日食観測なら、ここも悪くないかもしれない。

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