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香港・深セン

魔都香港の誘惑2 がらがらの新しい深セン国境、深セン灣

 
以前香港往復15700円の航空券を紹介した時、シャムスイポの魅力を熱くなって書きすぎてしまった。シャムスイポは面白い。香港の九龍側では最も面白いエリアの一つだと思う。

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しかし香港の面白さはここだけではない。

私は結構世界のあちこちを旅行したが、香港は世界でもトップクラスに面白い都会だ。こんなパワフルで怪しい街は他にそうない。街遊びが好きな人にとって、香港は最高の遊び場所だと思う。香港まで4時間、かつ2万円以下で遊びにいける日本人は好運だとすら思う。

そこで、シャムスイポで熱くなったがまだまだ気持ちの収まらない私としては、ガイドブックにあまり載っていないような香港情報を書きたい。

まず一回目は、香港から深センへの国境情報だ。

いきなり香港から離れて申し訳ないが、深センは香港の隣町であり大陸中国の先進都市だ。ここを見ないのはもったいない。

一般的に香港から深センに行くには、地下鉄/KRC(九廣鉄路)を乗り継いで、中国側の羅湖に入る。

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以前KRC(九廣鉄路)と地下鉄(MTR)は別の会社だったが、MTRがKCRを吸収合併したため、今では乗り換え時に切符を買い替える必要はない。羅湖まで始発の東尖沙咀(東チムシャツイ)からの所要時間は、約48分、運賃はHK$36.5だ。昔はこの羅湖まで路線はあっても……


 
以前香港往復15700円の航空券を紹介した時、シャムスイポの魅力を熱くなって書きすぎてしまった。シャムスイポは面白い。香港の九龍側では最も面白いエリアの一つだと思う。

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しかし香港の面白さはここだけではない。

私は結構世界のあちこちを旅行したが、香港は世界でもトップクラスに面白い都会だ。こんなパワフルで怪しい街は他にそうない。街遊びが好きな人にとって、香港は最高の遊び場所だと思う。香港まで4時間、かつ2万円以下で遊びにいける日本人は好運だとすら思う。

そこで、シャムスイポで熱くなったがまだまだ気持ちの収まらない私としては、ガイドブックにあまり載っていないような香港情報を書きたい。

まず一回目は、香港から深センへの国境情報だ。

いきなり香港から離れて申し訳ないが、深センは香港の隣町であり大陸中国の先進都市だ。ここを見ないのはもったいない。

一般的に香港から深センに行くには、地下鉄/KRC(九廣鉄路)を乗り継いで、中国側の羅湖に入る。

MTR_routemap.gif

以前KRC(九廣鉄路)と地下鉄(MTR)は別の会社だったが、MTRがKCRを吸収合併したため、今では乗り換え時に切符を買い替える必要はない。羅湖まで始発の東尖沙咀(東チムシャツイ)からの所要時間は、約48分、運賃はHK$36.5だ。昔はこの羅湖まで路線はあっても、中国のビザがない人は一つ手前の上水までしか行けなかったものだ。

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駅を降りて人の流れに従うと、そこはもう香港と大陸中国の国境だ。日本人はビザなしで15日間中国に滞在できるので、入国用紙に必要事項を記入するだけだ。

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しかしこの羅湖の国境は混む。

特に週末は混む。下手をしたら列に並んでから中国に入るまで小一時間並ぶ羽目になる。

更に、この深セン羅湖駅前は、以前ほどではないがあまり治安の良いエリアではない。今は昼間なら特に問題を感じることはないが、夜遅い時間などはやはり警戒した方が良いエリアだ。

また、錦華中華、世界の窓といったテーマパークに行きたい場合、羅湖から地下鉄に乗り換え小一時間移動しなければならない。

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現在深センには陸路の国境は6カ所ある。羅湖・文錦渡・皇崗・沙頭頭・深セン湾・福田だ。この中で得にお勧めなのが、深セン湾の国境だ。

なにしろここは出来てそれほど時間が経っておらず、また深セン側には近くに空港があるだけで、駅もバスターミナルもなく、未だに空いている。しかし、深セン西側のテーマパークエリアに向かうには、とても便が良い。

深セン湾の国境までは、湾仔と九龍駅地下(始発はイートンホテル前)から、CHINA LINK EXPRESS BUS(中港通集団)が、おおよそ1時間ごとにバスを走らせている。全てのバスは深圳機場(空港)行きだが、必ず国境である深セン灣に止まる。チケットは深セン灣まで買えば良い。運賃は45-50HK$だ。最も分かりやすい乗り場は、香港九龍機鐵站、空港からのエアポートエキスプレスが着く九龍側の駅地下だ。

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時刻表はこの通り。

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バスは深セン灣に向けて香港半島の西側を快適に走る。
ビル街を抜けて屯門(Tuen Mon)エリアを抜け、まだGoogleMapにも載っていない長い橋を抜け、出入国管理事務所のある深セン灣に到着する。

shenchenbridge.GIF

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橋に入る直前には「許可を持っていない車は左車線から道を出よ」の標識が続く。これでも国境専用の橋なのだ。

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橋を降りればそこはもう深セン湾の出入国管理事務所だ。

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バスを降りて出入国審査に向かう。

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がらあきである。

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あとは出入国管理事務所の前にあるロータリーから市バスに乗れば良いのだが、あまり路線は充実していない。

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半年前の時点で、5本の市バスしか深セン湾国境には来ていなかった。バスの頻度や利便性を考え、ここは90番の世界之窓行きに乗るのが正解だ。地下鉄の終点駅でもあり、テーマパークエリアでもある世界之窓駅まで行けば、あとはどうにでもなる。

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ちなみに運賃は2人民元。

イミグレーションのビルにはATMもあったが、その時には調整中で仕様できなかった。

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私は香港ドルしか持っていなかったため、その辺の売店で香港ドルで何か買い物をして、おつりを人民元で貰おうかとも考えたが、試しに運転手に「香港ドルでもいい?」と尋ねたところ問題なく乗ることができた。深センと香港の関係は、どうも想像以上に深そうだ。

香港に泊まっていて、深センのテーマパークを見たいのなら、羅湖経由より、この深セン湾経由の方が断然お勧めだ。

現在香港までの航空券は5月は成田発の往復で15700円4日間の自由旅行(市内観光や土産物屋連行がない、ホテルと航空券のセット)で37000円程度が底値だ。

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