世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

2009秋 東北リベンジ「見」ツーリング

2009秋東北リベンジ9 工藤精肉店・釜石市

 
石巻から移動欲だけでやってきた釜石。
とりあえずホテルで一夜を過ごすことができたが、別に何か深い思いがあって来たわけではない。とはいえこのまま素通りするのも、市民の皆様に申し訳ない。ここは一つ何物かを見学してから出発しようと、ホテルの窓から街を眺める。
gn125_kamaishi_001.gif
特に、期待感が沸かない
ここでめげてはなるかと、ネットで釜石情報を検索する。すると、大変なことが分かった。
市内にある工藤精肉店中央ビル食堂部のカツカレー大盛りは、たいそうな盛りらしい。
gn125_kamaishi_004.gif
営業時間は11:30からとある。
おにぎりの朝食を食べ終え時刻は朝8:30。
ここはなんとしても11:30までの3時間、暇を潰さなければ釜石の街を堪能しなければならない。
釜石と言えばなんと言っても製鉄。
日本の初代官営工場でもある新日本製鐵釜石製鐵所を見ない手はない。
gn125_kamaishi_005.gif
((一般の見学は要予約、土・日・祝休業)
ここはなんとしても11:30までの2時間50分、暇を潰さなければ釜石の街を堪能しなければならない。
釜石市立鉄の歴史館
ここでは高炉の原寸大模型や釜石の近代製鉄の歴史に関する資料を……
 


---------------------------------------- 
 
石巻から移動欲だけでやってきた釜石。
とりあえずホテルで一夜を過ごすことができたが、別に何か深い思いがあって来たわけではない。とはいえこのまま素通りするのも、市民の皆様に申し訳ない。ここは一つ何物かを見学してから出発しようと、ホテルの窓から街を眺める。
gn125_kamaishi_001.gif
特に、期待感が沸かない
ここでめげてはなるかと、ネットで釜石情報を検索する。すると、大変なことが分かった。
市内にある工藤精肉店中央ビル食堂部のカツカレー大盛りは、たいそうな盛りらしい。
gn125_kamaishi_004.gif
営業時間は11:30からとある。
おにぎりの朝食を食べ終え時刻は朝8:30。
ここはなんとしても11:30までの3時間、暇を潰さなければ釜石の街を堪能しなければならない。
釜石と言えばなんと言っても製鉄。
日本の初代官営工場でもある新日本製鐵釜石製鐵所を見ない手はない。
gn125_kamaishi_005.gif
(***一般の見学は要予約、土・日・祝休業***)
ここはなんとしても11:30までの2時間50分、暇を潰さなければ釜石の街を堪能しなければならない。
釜石市立鉄の歴史館
ここでは高炉の原寸大模型や釜石の近代製鉄の歴史に関する資料を見ることができる。
gn125_kamaishi_006.gif
gn125_kamaishi_007.gif
内部には「総合演出シアター」なるものがあり、高炉の原寸大模型を中心に製鉄の歴史を動画などで見せてくれる。それなりに楽しめる。そろそろ工藤精肉店の店員さんは出勤しただろうか。
gn125_kamaishi_008.gif
大がかりな仕掛けも面白いが、個人的にはこういうちまちました展示にも惹かれる。
だいたい営業開始11:30というのは食堂部のことであって、精肉店そのものはこの時間まで開かないわけがないのだ。
gn125_kamaishi_009.gif
初代の官営製鉄所としての開業が明治13年。古い製鉄所の模型の中では、和服で作業をしている。工藤精肉店の店員さんが和服ということはないだろう。
gn125_kamaishi_010.gif
展示はそれなりに充実していて見応えもあり、中には子ども向けの演出をしている場所もある。
子を持つ親としてはこの種の配慮はかなりありがたいのだが、なぜか子ども向け演出の場合、妙なキャラクターを作ったりむりやりオリジナル制作のアニメなどに登場させたりすることが多く、そろそろ食傷気味な気がしないでもない。
ここには「サイ太郎」なるキャラクタがいて、その勉強部屋を見せられる羽目になる。なぜ「サイ太郎」だったかなど、記憶のかけらもない。
gn125_kamaishi_011.gif
gn125_kamaishi_012.gif
なんとか「やぁ、みんなこんにちは。ぼくはサイ太郎」で始まるオリジナルアニメーションは見なくて済んだ。もしかしてあったのかもしれないが、ともかく見ないで済んだ。工藤精肉店ではそろそろ炊飯器のスイッチを入れる頃だと思う。
その、鉄が大好きな「サイ太郎」君の本棚。
gn125_kamaishi_013.gif
誰も言わないだろうから俺が言ってやる。
こんな子どもはいない。
少し感情的になってしまったかもしれない。
鉄の資料館はそれなりにしっかりした博物館だ。市立で500円の入場料は少し高めかな、と思わないでもないが、これは脳内が大盛りカツカレーでいっぱいになってしまった人間の感想なので、若干割り引いて読んでもらっても良いと思う。そしてカツはまだ揚げないで欲しい。さすがにカツだけは注文を受けてから揚げて欲しいと思う。
館内からは三陸名物リアス式海岸も見ることができる。
gn125_kamaishi_014.gif
「~式海岸」という言い方にはやや奇異な印象もあるのだが、リアス式なのだから仕方がない。
これも日本国民が小学生時代に脳内にすり込まれた言葉で、ダルマチア式海岸を知らなくても許されるが、リアス式海岸を知らない場合某国の工作員である可能性を疑われても仕方のないくらい、国内に定着した言葉だ。計算づくのおばかタレントだって、リアス式を間違えるのは躊躇するだろう。カレーは昨日の残りでも良い。いや、食堂なのだから大鍋で作り日々火を入れるやり方で全く問題ない。インド料理店やカレー専門店というわけでもないし、かえってその方が美味しそうだ。
ちなみにリアス式の場合、もれなくこのようなおまけが付いてくる。
gn125_kamaishi_015.gif
さぁ、時刻は11:30だ。
gn125_kamaishi_016.gif

誰だよ、ネットに「11:30開店」って書いたのは!!

おかげで、サイ太郎君の机にあった読みたくもなかった鉄仮面の話を読んでしまったではないか。しかもこの有名な小説、実は全く読んでなくあらすじさえ知らなかったことに気づかされてしまったではないか。
まぁ、文句ばっかり言っていては、私の人としての器が小さいことがばれる。
ここはぐっと大人になって、多少の高揚感と共に店内に入り、カツカレーの大盛りを注文する。
「すみません、大盛りはもうやっていないんですよ。」

そっかぁ、大盛りはもうやってないんだぁ。
器はラーメンの丼っていう大盛りはもうないんだね。20%位の人しか完食できないっていう大盛りはもう食べられないんだね。そりゃ80%の人が残すんじゃ、お店だって悲しいよね。大盛りなんて儲かるシステムではないし店のご厚意みたいな部分もあるもんね。そうなんだないんだ。3時間待ったんだけどそんなの私の勝手だし文句を言う筋合いないよね。

gn125_kamaishi_017.gif
でもカツカレーはおいしかった。
並盛りなのに幾分大盛りに見えるのは、店の方の優しい心配りだったような気がする。
よろしかったらクリックお願いします ^^
にほんブログ村 バイクブログ
にほんブログ村 バイクブログへ

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-2009秋 東北リベンジ「見」ツーリング

スポンサーリンク