2010中東旅行21<Br>イエスが洗礼を受けた地「バプティズムサイト」に向かったら、国境のヨルダン川があまりにも細く「まるで農業用水の様だ」と驚いた件
ネボ山から「約束の地」を目指すかのように、あるいはイスラム教徒にとってのモーゼの墓であるイェリコ(Jericho)を目指すかのように車は西北の死海方向へ走る。次の訪問地は個人的にとても関心があったベサニー(Bethany)のバプティズムサイト(Baptisim Site)だ。
パプティズムサイトとはその名の通り「洗礼の地」。イエスは「ヨルダン川対岸のベタニア」(Bethany beyond the jordan)でヨハネより洗礼を受けた。イエスがヨハネから洗礼(baptism)を受けた場所でここであることが近年になって分かり、観光名所となっているのだ。
観光名所といっても、ここは現在の事実上の国境であるヨルダン川沿い、いやヨルダン川そのものにあり、いろいろ複雑なことがありそうな場所だ。
入場料は7JD。
内部に車を乗り入れたることは出来ず、入場料に含まれているシャトルでツアーに参加することになる。そりゃそうだ、少し前まで緊張状態にあった国境エリア、いや国境そのものに行くの…
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ネボ山から「約束の地」を目指すかのように、あるいはイスラム教徒にとってのモーゼの墓であるイェリコ(Jericho)を目指すかのように車は西北の死海方向へ走る。次の訪問地は個人的にとても関心があったベサニー(Bethany)のバプティズムサイト(Baptisim Site)だ。
パプティズムサイトとはその名の通り「洗礼の地」。イエスは「ヨルダン川対岸のベタニア」(Bethany beyond the jordan)でヨハネより洗礼を受けた。イエスがヨハネから洗礼(baptism)を受けた場所でここであることが近年になって分かり、観光名所となっているのだ。
観光名所といっても、ここは現在の事実上の国境であるヨルダン川沿い、いやヨルダン川そのものにあり、いろいろ複雑なことがありそうな場所だ。ありそうすぎるので、今回はちょっと重いけれどGoogle Earthを張ってみる。左側のスイッチをぐりぐりと触ってみて欲しい。
入場料は7JD。
内部に車を乗り入れたることは出来ず、入場料に含まれているシャトルでツアーに参加することになる。そりゃそうだ、少し前まで緊張状態にあった国境エリア、いや国境そのものに行くのだならな。
多分この土地は、バプティズムサイトがなければ入ることはできないエリアなのだ。検問所やトーチカが、ここが国境の緩衝地帯であることを改めて確認させる。
シャトルを降り少し歩くと緑色の小川が見えた。
私:「パレスチナ(イスラエル)はどの方向?」
ガイド:「川の向こう側はもうイスラエル。それヨルダン川ですからw」
こ、この農業用水路みたいなのがヨルダン川ですか!
ニュースで良く聞く「ヨルダン川西岸地区」。この川を境界に過去歴史的と言って良いほどの大きな事件がたくさん起きた。今でもいろいろな問題を抱えるかなりデリケートなエリアだ。
その「西岸地区」の境界線であるヨルダン川が、幅2メートル程度だとは想像もしていなかった。そりゃ川のことだ、上流と下流では幅も違うし蛇行するヨルダン川のこと、多少川幅が狭い部分もあるだろう。
でもこれには驚いた。マダバの地図の縮尺をそのまま信用すれば、ヨルダン川は死海東西の1/5くらいの川幅だったのに。信用する方がおかしいけれど。
こんな狭い川を、よくぞ紛争の境界線にできたものだ。
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