世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

ホテルおおるり 小三通 - 中国/台湾・金門島

小三通 - 香港/中国/台湾,陸海路の旅29 「アモイ発の『福建土楼一日遊』ツアーは予想通り土産物屋に寄ったが、それは別に不愉快ではなかった件」

2019/03/19

 
158元で買った「福建土楼一日遊」ツアーの出発は朝7:15分だった。

これは大変理想的な時間だ。如家酒店の朝食は7:00からなので、少し手早く食べればちょうど出発の時間になる。熱いお粥をささっと食べ終わった頃、見慣れない女性が朝食ダイニングにやってきた。この時間に食事をしているのは私一人。どう考えてもツアー関係者に違いない。中国語で何か話しかけてきたが全く理解できないので、レセプションでこの女性がツアーのスタッフであることを確認し、そのまま一緒にホテルを出る。如家酒店の前は単なる路地なので、バスはおろか普通の自動車も中々入ってくることができない。

hukken_dorou2_18.gif

案内された場所はアモイ駅だ。

駅前広場には公共の市内バス以外乗り入れることはできない。どこで乗り込むのかと思ったら駅前の大通りに青いバスが来て、案内の女性が「速く乗って」と手招きをする。これを「ホテル送迎」と言って良いのか悩まないでもないが、158元だから仕方がないか。うちのホテル、送迎不可能だし。

hukken_dorou2_05.gif

バスは市内の数カ所を廻る。あちこちで客をピックアップしていく。

アモイ駅前は比較的早めにバスが来る場所だったようで、このあと一時間程市内を回ることになる。まぁ運が良くなかったわけだが、なんとか前向きに「無料で市内観光(但し車窓のみ)ができる」と自分に言い聞かせてみる。これがアモイ到着間もないころなら、多少は面白いのかもしれない、なんてことは思ってもいけない。

hukken_dorou2_21.gif

hukken_dorou2_22.gif

うーん、楽しくないねぇ。

バスがアモイ大橋を渡って土楼向けてに出発できたのは、8:30を過ぎた頃だった。

アモイから土楼までは約4時間と聞いて…

------------------------------(全文はここから)

158元で買った「福建土楼一日遊」ツアーの出発は朝7:15分だった。

これは大変理想的な時間だ。如家酒店の朝食は7:00からなので、少し手早く食べればちょうど出発の時間になる。熱いお粥をささっと食べ終わった頃、見慣れない女性が朝食ダイニングにやってきた。この時間に食事をしているのは私一人。どう考えてもツアー関係者に違いない。中国語で何か話しかけてきたが全く理解できないので、レセプションでこの女性がツアーのスタッフであることを確認し、そのまま一緒にホテルを出る。如家酒店の前は単なる路地なので、バスはおろか普通の自動車も中々入ってくることができない。

hukken_dorou2_18.gif

案内された場所はアモイ駅だ。

hukken_dorou2_19.gif

駅前広場には公共の市内バス以外乗り入れることはできない。どこで乗り込むのかと思ったら駅前の大通りに青いバスが来て、案内の女性が「速く乗って」と手招きをする。これを「ホテル送迎」と言って良いのか悩まないでもないが、158元だから仕方がないか。うちのホテル、送迎不可能だし。

hukken_dorou2_20.gif

hukken_dorou2_05.gif
撮影場所はアモイ駅前ではありません。後述する菓子工場です。

バスは市内の数カ所を廻る。あちこちで客をピックアップしていく。

アモイ駅前は比較的早めにバスが来る場所だったようで、このあと一時間程市内を回ることになる。まぁ運が良くなかったわけだが、なんとか前向きに「無料で市内観光(但し車窓のみ)ができる」と自分に言い聞かせてみる。これがアモイ到着間もないころなら、多少は面白いのかもしれない、なんてことは思ってもいけない。

hukken_dorou2_23.gif

hukken_dorou2_21.gif

hukken_dorou2_22.gif

うーん、楽しくないねぇ。

バスがアモイ大橋を渡って土楼向けてに出発できたのは、8:30を過ぎた頃だった。

アモイから土楼までは約4時間と聞いていたので、単純計算でも到着はお昼頃、ということになる。

hukken_dorou2_04.gif

ホテルまで出迎えに来てくれた女性がそのままガイドと化して何事かを話しているが、全く理解できない。しかも無意味にアンプにリバーブ、というよりエコーをかけているので、理解出来ない上にうるさい。この無意味なエコーは中国のバスでは結構定番の技になっている。何とか脳内でスルーしつつ、「出发是几点钟?」と書いたメモを確認する。どこまで正しいのかは分からないが「出発は何時ですか?」という意味のはずだ。これは人民バスツアーに参加する場合極めて重要になる。言い換えれば、どこで降ろされても出発時間さえ知っておけばあまり困ることはない。

アナウンスでは多分、日程やルートなどについて説明しているのだろう。ツアーに現地の入場料と食事がついていることはパンフレットで確認しているが、土産物屋連行については謎だ。片道約350km/4時間の行程ではトイレ休憩がないわけがないし、そこが土産物屋である確立は高い。これが日本なら清潔なトイレと大量の試食品がある小綺麗な観光みやげ屋ということになるが、中国の場合「不潔とは言い切れない」程度のトイレと怪しい商品が並ぶ薄暗い店、であることも少なくない。まぁどうでもいいけど。


より大きな地図で アモイから承啓楼へ を表示

バスは高速道路を意地でも走らない。

上の地図を見れば分かるように高速道路を通ってもさほど意味がないルートなのだが、短い区間には高速なら多少効率良く移動出来る部分もないではない。しかし通らない。下道だけを2時間強走った辺りで、トイレ休憩となった。どの国だって時間が経てば出る物は出る。

hukken_dorou2_12.gif

hukken_dorou2_06.gif

小さな工業団地の中に「旅遊配套服務」を執り行う建物がある。みんなぞろぞろ降りていくのでメダカの如く着いていく。もちろんガイドに「出发是几点钟?」のメモを見せ、出発時間を確認した上でだ。

hukken_dorou2_07.gif

「華喜食品」。

なんだか分からないが食品関係の施設らしい。とりあえず中に入る。土楼之旅服務站なのだそうだ。

ほう。

hukken_dorou2_08.gif

ほうほう。

hukken_dorou2_09.gif

ほうほうほう。

hukken_dorou2_10.gif

まぁよくあるお菓子の製造直販型土産物店なのだが、結構規模が大きい。

hukken_dorou2_11.gif

この種の場所では当然だが、約100m弱のルート中には試食係りがいっぱいいて一回りするとそれなりに血糖値が上がってしまう。嫌なら食べなければいいのだが、私は試食と聞くと妙に興奮して自分を抑えられなくなってしまう。

hukken_dorou2_14.gif

hukken_dorou2_13.gif

トイレもそこそこきれいだったし、軽いお粥の朝食だった私にはなかなか良いおやつになった。ココナッツを混ぜて焼いたクレープ状のお菓子が主力製品のようだが、内部ではここでは絶対に製造していないものも山ほど並んでいる。そして要所要所に各種菓子の試食係員。

理由がどうしても分からないのだが、なぜかインスタントコーヒーも売っていて試飲をさせてくれた。まるで「そろそろ飲み物でも欲しいだろう」と試飲のために売っている気すらする。うむ、観光地の土産物店はこうでなくてはならない。

hukken_dorou2_24.gif

主力商品は「土楼風味薄餅」90元。

hukken_dorou2_25.gif

確かに中国南部には椰子の木がないでもないが、「土楼風味」というのはかなり強引だ。何を以て「土楼風味」と言っているのか理解が難しいが、土楼なんて土の味しないだろ、普通。それにこの周辺には福建省に2万軒はあると言われる土楼が一軒もない。繰り返しになるがもう一回書かせていただきたい。観光地の土産物店はこうでなくてはならない。

158-338元の日帰りツアーしかも往路で誰がこんな物を買うのかと思うのだが、これが意外と売れている。中国の人民ツアーに参加するたびに不思議に思うのだが、どうして中国の人はあんな怪しげな土産物屋でやたら買い物をするのだろう。その光景は「まるで買わなければ恥だ」と思っているようですらある。その点日本のバスツアーは…、あ、似たような物かもしれないなぁ。あれもよくわかんないや。

私はバックパッカーではあるが、日本に激安バスツアーが登場したときに山ほど参加したので、結構実体を知っているつもりだ。団体ツアーをどこか冷ややかな目で見下す個人旅行者がたまにいるが、近ツリやホテルおおるりの激安バスツアーをなめてはいけない。あれは日本観光ビジネスのひとつの究極の姿なのだ。インドあたりでたまに見かける自己愛の肥大した馬鹿パッカーたちは、1度「クラブツーリズム」のバスツアーに参加してみる必要があるとすら思う。

中国の観光バスが立ち寄る土産物店には、陰気くさいビルの怪しい店が多いという印象を持っていたが、この華喜食品・土楼之旅服務站はなかなかしっかりした造りの小綺麗な店舗だった。一応製造直販(もある)のも印象が良い。中国のクラブツーリズム型バスツアーも、少しずつ進化をしているようだ。

hukken_dorou2_26.gif

まぁ私は国内だろうが海外だろうが試食をするだけで、何かを買った記憶はないんですけどね。

 人気ブログランキングへ
↑↑ ランクアップを楽しみに書いています。投票していただけるとうれしいです ^^ ↑↑

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-ホテルおおるり, 小三通 - 中国/台湾・金門島

スポンサーリンク