2012 スクートで行く週末台湾17 大渓老街①、普濟路でお子様用ユンボを見て達人の鳥蛋を食べた件
大渓・中正公園を左に見ながら普濟路を北に歩くと、大渓教会(プロテスタント)の前に出る。この辺りはまだまだ「川と公園沿いの散歩道」という感じで、エネルギッシュなな賑わいは少ない。
しかし少し北に歩くと、普濟路は少しずつ賑やかになってくる。教会のすぐ北には、恐ろしく鄙びたゲームセンターがあった。規模としては百貨店の屋上にある遊び場程度で決して小さくはないのだが、「ここ、空いていた倉庫を転用しただけですから。わしらここの内装にお金をかける気は全くありませんから」という強い決意が伝わってくる。
ここで秀逸だったのが、これ。お子様用ユンボ……
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大渓・中正公園を左に見ながら普濟路を北に歩くと、大渓教会(プロテスタント)の前に出る。この辺りはまだまだ「川と公園沿いの散歩道」という感じで、エネルギッシュなな賑わいは少ない。
しかし少し北に歩くと、普濟路は少しずつ賑やかになってくる。教会のすぐ北には、恐ろしく鄙びたゲームセンターがあった。規模としては百貨店の屋上にある遊び場程度で決して小さくはないのだが、「ここ、空いていた倉庫を転用しただけですから。わしらここの内装にお金をかける気は全くありませんから」という強い決意が伝わってくる。
ここで秀逸だったのが、これ。お子様用ユンボだ。
建物に負けない作りの素っ気なさ、というより子ども用にデザインされたとは思えないシートやレバーなどから、本物を転用したとしか思えない。ショベルの作業エリアを囲む鉄骨とアクリル板はどう見ても自作品だし、中に置かれているのも本物の砂利だ。日本じゃ絶対許可されないコイン式電動遊具。これで遊ぶことができる台湾の子どもたちがうらやましい。
普濟路は和平路に近づくほど屋台も増え、賑わいを増す。
名物の豆干や定番の臭豆腐、大腸包小腸もあるが、ここで目についたのが鳥蛋の文字だ。いくつかの店があるが、一番客が多かったのがこの「夜市伝説的中店・鳥蛋達人」だった。ウズラの卵をたこ焼き器状の鉄板に落として焼き、そのまま、あるいは注文に応じて揚げ、好みのソースで食べる。「卵は焼いたのが一番旨いんじゃ!(煎的鳥蛋最最好吃)と卵かけご飯にけんかを売るような惹句で、あくまで焼くことにこだわっている。1串10元(≒30円)。夜市の買い食い文化を象徴するようなスナックだな。
普濟路と和平路の交差点には、渡船頭珈琲店という喫茶店があり、大漢渓を眺めながらお茶をいただくことができる。
ただし台湾の喫茶店は結構お値段が高く、100元位軽く飛んでしまうことも普通だ。茶芸文化の国、この辺は容赦ないよなぁ。屋台の豊富な台湾、単にのどが渇いたのなら30元の珍珠奶茶でも立ち飲みすれば良いわけだけれど。大漢渓なら店の裏からもよく見えるし。
街灯も点りはじめ、そろそろ夜市の賑わう時間がやってくる。ちょっとわくわくしながら大渓で一番賑わう和平路老街に入る。