世界、大人の社会科見学!

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インド

2013 小学生の娘と二人で行くインド8 ゴードウリアーからダシャーシュワメード・ガートへ向かい、ガート巡りを開始した件

ゴードウリアーからからガンガーで最も大きなダシャーシュワメード・ガートまでは、4輪車の入ってくることができない半歩行者天国になっていて、道路の左右には土産物屋やレストラン、両替商などが並ぶ。旧市街の繁華街、だな。

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途中ビシュワナート寺院(ゴールデンテンプル)に向かう路地を左に曲がる。格式が高く昔外国人は入れなかったビシュワナート寺院だが、今は外国人でも入ることができるようになったらしい。私と娘は「いかにも旧市街」といった感じの路地を、奥に向かって歩く。迷路のような細い道だ。

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サールナートを整備したアショカ王が紀元前3世紀の人だったことを考えても、この辺りにもその頃から人が住んでいたのだろう。エルサレムの旧市街もアレッポのスークも、この時代の旧市街(商店街)はだいたいこの程度、幅2-3mの町並みだ。車がなかったこの時代には、この程度の道路の方が何かと住みやすかったし商売もしやすかったのかもしれないな。こういう裏町は時代の流れと共に再開発されることも少なくないが、運良く生き延びた場所は魅力的な道になる。

道の行き止まりには、インド人が長い行列を作っていた。ビシュワナートへの列だ。国籍に関わらずゴールデンテンプルを参拝したい人は、手荷物やカメラなどと周辺の荷物預かり屋に預け、基本手ぶらで行列に並ぶ。行列の近くにいた係員は、私達を見ると「外国人は2番ゲートに行け」と言う。いあいあ、私達の目的地は、こっちなので…。

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メグカフェ MEGU CAFE。
D. 8/1, Kalika Gali 電話: 9236519262

バラナシに劇的に増えた「日本料理」の店の中、インド人男性と結婚なさった久田さんという日本人女性が料理をしている「おいしい和食店」として旅行者に有名な店だ。辛いものを受け付けない娘のいざと言うときの駆け込み寺として、ロケーションを確認しておきたかったのだ。店内は満席で「お腹は空いていないけれどお茶だけでもいただいてお話しを伺う」という当初の計画は崩れたが、この時期はランチの営業しかしていないという情報を得られただけでも、来た甲斐はあったかな?

路地を戻り、ダシャーシュワメード・ガートへ。

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バラナシの観光と言えば、「ガンガーぶらぶら」だ。特に何をする、ということでもなく、川沿いに並ぶガートを散歩して歩く。ガンガー沿いのガートは80以上、その距離は多分3-4kmを超える。中にはプージャ(お祈りの儀式)で有名なここダシャーシュワメード・ガートや、火葬場であるマニカルニカ・ガートハリシュチャンドラ・ガートなど有名な観光ポイントもあるが、多くは「河に向かって階段が降りてて沐浴もできる」だけのガードだ。

しかしこの界隈を歩いていると、他の旅行者、ボート屋や土産売りは言うに及ばず、物乞いや観光サドゥー、更には単に暇を持てあましているインド人などに声をかけられたりして、結構退屈しない。もう少し行ってしまえば、インドの旅行なんてこの「声をかけられたりして、結構退屈しない」がメインじゃないか、と思うことも少なくない。多くの場合怪しい奴だし、今回は娘もいてあんまり怪しい奴について行く訳にはいかないけれどね。

乾期のガートは歩きやすい。

雨期には水位が上がり、階段が見えなくなってしまうこともある。去年の雨期にはマニカルニカガートも水没し、遺体を路地のエリアで焼いていたのだそうだ。川沿いを歩くのも面倒で、ガートで水ぎりぎりまでガンガーにアクセスし、次のガートまでは川から少し離れた旧市街の中を歩き、またガートに降りる、ということになる。しかし乾期で水位が低ければ、隣接するガートを多摩川の土手のように歩くことができる。楽なことこの上ない。

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娘もこの光景に強い興味を持っていることが、手に取るように伝わってくる。ゴードウリアーあたりとは明らかに周囲に向ける視線が違うのだ。独特の文化を持つ独特の風景だし、当然と言えば当然なのだが、

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例によって3DSで記念撮影をし、電波人間RPGのキャラを探す。
この点に関してだけは、私の娘は揺らがない。



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