2015 アメリカ西海岸と国立公園ドライブ3 いつまでたってもグランドキャニオンの迫力にはやられる件
2016/07/28
バーストーでたっぷりと眠ってHPを復活した私たちは、東へを向かう。目指すはグランドキャニオン・サウスリムだ。
バーストーからサウスリムまでは608km、日本で言えば都心から盛岡を過ぎ青森に入るくらいの距離になる。時差ぼけによる早起きを利用しつつ、朝イチで結構評判の良い朝食はしっかり食べ、フリーウェイをひた走る。昨日稼いでおいた2時間が、ここで活きるのだ。朝6時にホテルを出れば正午にはグランドキャニオンに到着することができる。
さすがにI-40に入るととんでもない事故や工事でもない限り渋滞はない。クルーズコントロールをセットしてだらだらと走っても、午前中にはウィリアムズを過ぎた。思ったより余裕があるので、グランドキャニオン空港に隣接した Planes of Fame Air Museum に立ち寄ってみる。
この博物館の(多分)本館は、ロサンゼルスに近いオンタリオの南側・チノの街にある。主に第2次世界大戦以降の戦闘機やプロペラ機を展示していて、毎年5月にそんな古い飛行機を含めたエアショーが開催されている。グランドキャニオンに近いこの分館も、規模は小さくした感じだが展示内容は似ている。どうやらマニアの人には「おおっ!こんなところにT33がっ!!」となるところのようだが、興味・関心のない人にはスクラップ保存場に見えるかもしれない。
ここから40分も走ると、そこはもうグランドキャニオン(サウスリム)だ。
私たちにとっては2年ぶりのグランドキャニオンとなる。
なんなんだろうね、この光景は。
今までいろいろな場所に旅行に出かけていろいろなものを見てきたけれど、個人的にはその迫力はグランドキャニオンが一番だ。あまりに有名でアクセスが良く、眺望ポイントでは自撮り棒で記念撮影に余念がない観光客たちがいっぱいだけれど、それでもここはすごい。軽い気持ちで立ち寄っても絶対に日没までいることになってしまう。娘もただ目前の巨大な渓谷に見入っている。遺跡の類いと違ってここは予備知識を全く持たない人間の視線さえ釘付けにしてしまう。
グランドキャニオンって何度来てもすごい。
例によってサウスリムのいくつかのポイントを巡り、日没をデザートビューウォッチタワーで迎えようと車を東に走らせる。
グランドキャニオンの東端に来れば、もしかしたら谷の向こうに沈む太陽が見られるのでは、などと淡い期待もしてはいたのだが、「ものすごい光景」ではなかったかもしれない。なんだかんで言ってグランドキャニオンの光景は、サウスリムのマーサポイントやヤバパイポイントからのものが一番迫力がある気がする。
例によって日没まで渓谷をじーっと見て過ごしてた私たちは、キャメロン経由で今夜の宿泊地、フラッグスタッフに向かった。
グランドキャニオンからキャメロンに抜ける64号線は、モニュメントバレーへの抜け道だ。89号線を北に、そして160号線を北東に走れば、サウスリムから2時間少し(223km)でモニュメントバレーへの拠点の街であるカイエンタに行くことができる。 しかし私たちはモニュメントバレーまで430km程遠回りをすることに決めていた。見ておきたい場所があったのだ。
すれ違う車のほとんどない暗闇の中、携帯の電波も届かない砂漠地帯を走る。ラジオではネイティブアメリカンのFM局が土地の伝説について話しながら伝統音楽を流す。何ともいえない2時間のドライブだ。フラッグスタッフにつけば、ホテルやモーテルは山ほどある。この日のホテルは、内容の割に税込み$45と安かった Day's Hotel Flagstaff にしてみた。
フラッグスタッフは全般的にホテルが安くてありがたい。
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