世界、大人の社会科見学!

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アメリカ

2015 アメリカ西海岸と国立公園ドライブ11 ラスベガスに到着し「昔は豪華ホテルだった安ホテル」エクスカリバーにチェックインした件

2016/07/28

 
我が家は子供の冬休みをラスベガスで過ごす時期が長くあった。定宿だったのは、ストリップ北部にあるサーカスサーカスManor Moter Lodge

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http://www.circuscircus.com/las_vegas_hotel/manor_rooms.aspx

子どもが小さかった時には、ここの無料のサーカスや事実上宿泊者無料だったこともあった室内遊園地はなかなかも魅力的だったのだ。更にこの Manor Moter Lodge は3階建てで駐車場がほぼ棟に隣接するモテル的な造りで、これが魅力でもあった。

一般にラスベガスの大ホテルではタワータイプのホテルの裏手に大駐車場があり、部屋から外出しようとするときには駐車場までホテル内小トリップをしなければならず、部屋を出てから車を始動させるまで10分歩くことも珍しくはない。ホテルがでかくて駐車場もでかいから、ちょっとそこまで行くときに大変車が使いにくいのだ。

しかしこの「マナーモーターロッジ」は大型モテルといった造りなので、「ちょっとジャックインザボックスで照り焼丼買ってくる」などというとき、やたら便利なのだ。敷地はホテルのメインビルディングに隣接していて、昔はモノレールやシャトルで遊びに行ったものだが、今年は何か工事をしているようで動いているところは見られなかったなぁ。

サーカスサーカスのマナーモーターロッジはラスベガスの大ホテルの中では結構廉価で、一番安かった時には1泊$16.1で泊れたこともある。私は賭博への欲求は皆無に近い。そこで私たち一家はスロットマシンを触ることもなく、無料のアトラクションやドライブを楽しみながら安上がりにアメリカ暮らしをさせていただいていたものだ。

一昨年には、大みそかの花火を良い位置で見ようと、我が家としてはちょっとお高めの The Plutinum Hotelに泊まってみた。

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大きなリビングやキッチン、ジャグジーのついた広い部屋で家族全員がゆっくり過ごすには良かったのだけれど、敷地が狭いせいか駐車場が全てバレーパーキングという個人的には厳しい状況であり、更にはラスベガスの年越し花火が風情も何もないうるさい戦場的火薬炸裂ショーが10分だけだった現実もあり、この年だけのお付き合いとなることに決定した。(歩けばいいのだろうけれど)車を出すたびにチップはきつい。

そして今年はここ。

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エクスカリバー "EXCALIBUR "

1990年に鳴り物入りでオープンしたこのホテルは、この外観と馬と騎士が走りまわる派手なショーなどで一世を風靡した。我が家には「ちょっとお高い贅沢なホテル」であり、泊まることはなかったけれどショーだけは見に行った記憶がある。

しかしこのエクスカリバー今では「サーカスサーカスに並ぶ、家族向けの廉価版大型ホテル」となってしまった。税金12%やリゾートフィー$22.40は別だとはいえ、1泊$70なら泊まってみても良い。今まで自然の広がるエリアの地味なホテルに泊まり続けていた娘は、ホテルの外観を見て「おー!」と声を上げている。娘は明らかに喜んでいる。そして室内。

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娘は明らかに落胆している。

この写真だけではなかなか分かりにくいところだが、親にあちこち引き回されている娘はホテルの部屋の良し悪しには敏感だ。調度品の貧弱さ、照明の暗さ、メンテのそこそこ感、と、このホテルの部屋の内装は外観の派手さとのギャップが大きい。中世の城だと考えれば、正しい設定とも言えるけれど。ま、安いですから、すまんな、娘。おまけに低層階だったから窓からの景色もモーテルのようだ。

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昔ラスベガスは、「カジノで利益を得ているのでホテルや食事に関してはとても安上がりに過ごせる街」だったのだが、その経営は必ずしも順調ではなかったようだ。2010年頃には「リゾートフィー」なる飛行機の燃油追加料金よりタチの悪い追加料金を当たり前に取るようになり、その金額もじわじわと大きくなり、今回は$70の宿泊料に対して$22.4、これなら最初から$92.4と言われたほうが気分が良い。ラスベガスのホテルは、リゾートフィーを追加した金額で部屋選びをしなければならないのだ。

ちなみにこの全員にが強制徴収されるリゾートフィーで提供されるサービスはというと、

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http://www.excalibur.com/hotel/reservations_policy.aspx

wi-fiサービス(私たちのときにはなかった)、フィットネスセンターへのアクセス(普通宿泊者は無料)、ファックス受信(普通使う人はいない)、ローカル及び国内長距離電話(携帯やネットの時代でメリットは少ない)、日刊紙(私たちのときにはなかった)と、とても$28(私たちのときには$22.4)に見合う内容ではなく、とにかく客の財布から金を引き出したいという悪質なシステムだ。

「こんなビジネスをしていたら客はますますそっぽを向く気がするだろうな」などと思っていたら、この2週間後にラスベガスで多くのホテルを経営する2大グループの一つであるシーザーズ・エンターテイメントが倒産した。もう末期だったのだな。

まぁよい。物価高のアメリカで(例え部屋が貧相でも)リゾートホテルに$90なら許容範囲ではある。それに、子連れが安く泊まれるストリップの大型ホテルは、ここエクスカリバーサーカスサーカス2択なのが現実だ。腹を決めてここに何日か滞在し、ラスベガスを堪能してやろうじゃないか。とりあえず私たちのエクスカリバー、外観だけは派手で良い。

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