2015 ベトナム・ダナン観光12 どうしても行きたかったダナンの食堂その2、Banh Xeo Ba Duong (バンチェオ バーユン)
2016/08/22
バインセオ(Bánh Xèo)とはベトナム南部でよく食べられる、お好み焼きのような粉物だ。
とは言えそこはベトナム、小麦粉ではなく米粉を使っており、更には薄皮を焼いてから中にいろいろな具を挟み込んで包み更に焼き上げるという、麺のない広島焼きのようなものだ。ただしオタフクソースではなく、ヌクチャムと呼ばれるタレにつけて食べるらしい。ベトナム南部/ホーチミンあたりが本場なのだが、このバインセオの名店がダナンにあるらしいのだ。これは行かない手はない。名前を Banh Xeo Ba Duong (バンチェオ バーユン)と言う。例によって Dai A Hotel 基準で申し訳ないが、約1.3km、徒歩で16分程の距離だ。
この店は大変わかりにくい場所にある。事前の調査で路地の奥にあることは知ってはいたが、私は近所の眼鏡屋さんに尋ねてやっと場所が分かった。ちなみにこの親切な眼鏡屋さんは、Banh Xeo を「バインセオ」ではなく「バンチェオ」と発音していた。この記事のタイトルが「バンチェオ」になっているのは、ダナンで実際に聞いた発音だったためでもあり、親切なおじさんに敬意を表してでもある。そして、その路地の入口がここだ。
バイクがすれ違うのがぎりぎりの狭い路地には、バインセオ(バンチェオ)店が軒を連ねており、その路地を100m弱歩き行き止まりになったところに、Banh Xeo Ba Duong (バンチェオ バーユン)はある。
実はこの店に着いたのは朝の10時前だった。昼食か夕食に備えて場所を確認しておこうと思っていたのだが、なんと店は仕込みをしつつもちゃんとオープンしていた。日本のファミレスなら朝食の時間だぞ?
店内をのぞいたら「ここに座れ」と案内されてしまい、まんざら嫌でもなかった私は席に着いた。朝食から2時間しか経っていないことについてはアドバイスは受けたくない。席に座ると店員が注文も聞かないうちにテーブルに野菜とヌムチャムを置く。良くある透明のヌクチャムではなくごま風味のタレで、これをヌムチャムと呼ぶのは無理があるかもしれない。一応「バンチェオ?」と言ってみると、店員は「はいはい、分かってますから」的に頷く。ちなみにメニューは以下の5種類だけだ。
"Binh Xeo Dac Biet" (特製バインセオ) 55000ドン
"Binh Xeo" (バインセオ) 40000ドン
"Nem Lui" (挽肉の串焼き) 5000ドン(1本)
"Thit Bo Nuong" (牛焼肉) 80000ドン
"Bun Thit Nuong" (焼き豚麺) 22000ドン
ベトナム語がよく分からない外国人だからバインセオも特製(Dac Biet)を問答無用で出すくらいは仕方ないとは思っていたが、何も注文していないのにバインセオとネムルーイがテーブルに並んだときには、「おい、待てよ」位に思わないでもなかったのだが、
他のテーブルを見ていても事情は同じだ。「バンチェオ」と発音した私はまだマシな方で、他の2組に至っては料理を注文している様子すらない。1テーブルはカップル、もう1テーブルは私と同じ一人客なのだが、着席後数分で全てのテーブルに野菜にライスペーパー、バインセオとネムルーイが同量並ぶ。ここはそういう店なのだ。
ネムルーイの方は、野菜と一緒にライスペーパーに巻いて春巻き状にして、ごま風味のタレをつけて食べる。これはなかなかおいしい。しかしこの味はどう考えてもビールが必要だ。また、私は大食いだからこれだけの量が出てきてもひるみはしないが、一般の人にはかなり重いはずだ。ここに来るにはできたら二人以上で、ビールを飲める時間帯に来ることをお勧めする。
味は「2km位ならタクシーに乗ってきても後悔しない位おいしい」と思う。
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