2015 2泊3日弾丸ソウル2 JCBカードを見せたら仁川国際空港からソウル駅までの空港鉄道が無料になった件
2016/08/22
仁川に着いたらまず両替をする。
今の時期のレートは1000円が9000ウォン。かつての円高ウォン安、IMFにも叱られる政府主導ワロスレートを満喫した身には、1000ウォン札の価値が100円を超えたことにため息をつきたくなる。「昔はウォンを円に換算するには10で割ってから何割増しかしたものなのに、今じゃ10%引きかよ」、だ。
空港の両替所のレートの悪さに敏感な人もいて、私も多少その気はあるのだが、東大門周辺の両替屋でも1000円が9400ウゥンだったのでその差は約4.5%、交通費など必要なお金を両替するのにがたがた言う程じゃない。現金がないとT-Moneyカードも購入できない。
韓国の交通カードは基本各都市の物が相互利用できるので、これを1枚持っておくと移動が極めて便利になる。運賃が割引されるだけではなく、バスなどでいちいちコインを探す手間がないのも良い。というか、公共交通機関を利用して旅行するならこれなしではかなり面倒だ。カードが2500ウォン、私は3日分の交通費として2万ウォンをチャージしておいた。足りなかったらその辺でコンビニで1000ウォンからチャージできるので、多めにチャージしておく意味はない。
さて空港からの足なのだが、韓国ではなんとなくバスの方が人気な気がするが、今回は空港鉄道を利用することにしていた。宿が空港鉄道弘大入口から歩ける場所(新村)だったせいもあるし、渋滞に巻き込まれたくなかったせいもある。私にはこの日を含め事実上2日しか時間がない。地下通路を通り、空港鉄道駅に向かう。
空港鉄道で仁川から弘大入口までは4050ウォン。ここを通る空港バス(6003番)の運賃が1万ウォンなのでほぼ半額以下だ。T-Moneyカードを使えば更に100ウォン引きになる上、地下鉄で新村に乗り換えても割引される可能性が大きい気もする。渋滞もないし悪くない選択だと思うのだ。
お?
「仁川空港→ソウル間空港鉄道無料キャンペーン」
どっかで見た記憶はあったけれど、まだやってたんだ、である。ボードには「2015年10月1日から2016年9月30日」と最近始まったばかりの様なことが書いてあるけれど、去年もやってなかったか、これ?
試しにカウンターでカードを見せてみる。
仁川→ソウル駅直通14500ウォン分の切符、いただきました。
円安の今だと1500円以上になるので、これはかなりありがたい。
本当のことを言うと、私は各駅停車の弘大入口まで4050ウォン分でもよかったのだが、キャンペーンにもいろいろ事情があってそうも行かないらしい。同じホームなら「間違って」乗っちゃえば韓国的にケンチャナヨなんじゃないかと期待もしたが、直行列車は改札も別だった。
まぁ、ソウル駅経由でも新村まで地下鉄台1250ウィンですむのだから、それだけでも感謝しなきゃならない。普通電車が10分置きに出ているのに、直通電車は1時間に2本しかなく間の悪い私は30分近く待たされたけど、感謝を忘れてはいけない。だったら400円位払えよという声も聞こえてきそうだが、私は節約するために海外に来ているのでそういう理屈は理解出来ない。なんのための旅行だ。
空港鉄道Arexは、45分程でソウル駅についた。
なんだ、ここにもサインボードかよ、である。ソウル駅のコンコースにこのサインを出してどれだけ集客効果があるのか分からないけれど、JCBが結構本気なことは伝わってくる。もちろん集客に苦しんでソウル駅直行便に様々な割引をしている空港鉄道の協力もあるのだろうけれど、それにしても結構な予算をつぎ込んでいそうだ。日本から近くてJCBの通りの良い韓国は、大事なマーケットなんだろうな。
もちろん私は空港ラウンジと国内ホテル1500円引き目当てに楽天プレミアムカードを持っているけれど、このキャンペーンについては会費無料の楽天カードでも大丈夫とのこと。考えてみればあたりまえだけれど空港駅で確認したから間違いない。とここでこのカードを2枚持ちしていることを書いてしまったが、平カードでも空港までの電車の切符をカードで買っておけば海外旅行傷害保険の金額2000万が合算されることは、文字数が多くて読みにくい文末に黒文字でさらりと書いておく。