世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

韓国

2015 2泊3日弾丸ソウル4 韓国の中華料理店はもっと評価されるべきだと思いつつ好物のチャジャンミョンを食べた件

2016/08/22

 
 日本で街の庶民派中華料理が日本風に発展し今や揺らぐことのないラーメン文化を創り上げたように、韓国にも韓国風に進化した庶民派中華料理がある。その代表的メニューはチャジャンミョンチャンポンだろう。最近は韓国のガイドブックを全く見ていないのでどう紹介されているかは分からないが、昔からこの2品に関して個人的には「他国では食べにくい韓国ならではの逸品」だと考えていた。

チャンポンは日本のそれとは違い、スープが唐辛子で真っ赤になっている。その味は「色が赤いだけでさほど辛くはないのではと甘く考えると多少痛いめを見る」位の辛さだ。もっとも辛さの中にも貝系の出汁が利いていることが多く、なかなか悪くない。

チャジャンミョンは肉味噌を和えた麺で、では「子どもの代表的な好物」と言われる。日本でも知られている中国北部の炸醤麺とは外見こそ多少似ているが味は全くの別物で、タマネギと黒味噌と油が混じり合ったまったりした味だ。黒味噌のスタイル(とろみの有無)や肉の量と形態、具の種類や提供時の混ぜ具合によってカンチャジャンとかサムソンチャジャンとかウイモチャジャンだとかオリジナルネームを持っている場合もあるが、店に入って「チャジャンミョン ジュセヨ」と言えばそのどれかが出てくるのでなんとかなる。

街の中華料理屋には他にも焼き飯とか唐揚げとかもある場合が多いのだが、やっぱりこの2つは中華料理屋のツートップ、多くの人がこのどちらかを食べているような気がする。あんまりこの2つが人気なものだから、専用食器で抱き合わせにした店もあって、私もかなりうれしかった。光州だったなぁ。

IMG_0910.jpg

韓国のチャンポンやチャジャンミョンが人気である理由のひとつが生麺であることだ。軽食堂で「ラミョン(ラーメン)」と頼んでも袋入りインスタントラーメンが出てくるお国柄の中、生麺が食べられる魅力は大きい。街の中華料理店に関して言えば製麺機を置いてある店も少なくない。値段の安さも人気の理由だろう。物価上昇の激しいソウルだけれど、チャジャンミョンに関して言えばまだ5000ウォンあればたいていどこでも食べられる。宿に荷物を置いてから鐘閣に繰り出した私は、中華料理店を見つけた。

IMG_1001.jpg

小腹は空いている。ここは1つお腹を膨らませておこう。
「チャジャンミョン、ハナ、ジュセヨ」

IMG_0999.jpg

IMG_1000.jpg

小腹を満たす割には6000ウォンの大盛りを頼んでしまったが、大食いの私には残す心配はない。おいしい。チャジャンミョンとチャンポンについて言えば、韓国のどこで食べてもまずかったことがない。どこでもとても美味しいのだけれど突出して美味しい店にも出会ったことがないので、これは私のチャジャンミョン舌がまだまだ進化していないせいなのかもしれないな。

街の中華料理屋でチャジャンミョンかチャンポン。個人的には韓国の大きなお楽しみで外すことのできないイベントだ。

日本人観光客には同じ庶民派中華料理でも「マンドゥ」と呼ばれる蒸し餃子や水餃子が人気のことが多い気もするが、個人的にはこれがどうしても理解出来ない。韓国では専門店も多いし人気メニューだけれど、日本の焼き餃子を茹でたような水餃子の店が日本人観光客の定番となっているあたりには、違和感すら覚える。

私も4-5回は食べているけれど、あれ、本当にうまいか?? 水餃子は皮を食べると大陸ですり込まれた身には、薄い皮の蒸し餃子や水餃子というものは理解しにくい。

ま、ごはんなんて自分の好きな物を食べていればいいんだけどね。


  人気ブログランキングへ

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-韓国

スポンサーリンク