2015スクートで行く台中5 私が台中でしたかった3つの事その② 921地震教育園の野外展示を見る
2016/08/22
1999年9月21日の早朝、というより深夜1:47に起きた921大地震は、20世紀の台湾で最大の地震だった。震源は台湾中部・南投県の集集鎮であり、モーメントマグニチュードは7.6(中央気象局では7.3)。これは阪神大震災クラス(7.3)になる。集集鎮は921地震園区から直線で30km強の距離だ。
台中での震度は6だったが、地表が地震断層に近いところや斜面沿いの被害が特に激しかったらしい。そんな断層のズレを良く観察できるのが921地震教育園区の野外展示だ。
上にテントが張ってあるので一見しただけではこれが何なのか分りにくいが、実は学校のグラウンド(トラック)だ。赤茶色に舗装され白線が引かれたトラックは、ばんえい競馬の障害のように隆起している。
前回書いたようにここは光復中学という学校の運動場だった。じゃぁ学校はどうなったのかというと、こうなった。
これが生徒がいる時間帯だったらかなり悲惨なことになったかもしれないが、地震は深夜1時47分と、生徒のいない時間帯に起きたため、校内での犠牲者はいなかったとのこと。幼い犠牲者が多くいたのでは、展示施設、少なくとも「教育園区」にはできなかっただろうな、とも思う。
ちなみに921地震園区のある台中市霧峰区は都心をかなり離れた郊外にあり、921地震園区から1kmほど離れた3号線(台3線)沿いのには、亜州大学のキャンパスもある。
(台3線から921地震園区に向かう新生路の交差点)
正直何もない場所だが、921地震園区から乾渓沿いに少し歩いて、帰路のバスのバリエーションを増やす手もある。50番以外のバスは地震教育園区から徒歩15分の、3号線沿い「光復新村」までしかやってこない。
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