2016初めてのイラン10 悪天候で遅延、その時の「5つ星」カタール航空の対応は捨てたもんじゃなかった件
2016/08/22
ラウンジでメードトゥーオーダーの夕食もいただき、イラン・シラーズ行きのゲートに向かう。この2都市間の距離は直線だと500kmもない。後一息、だ。というより、私の脳内では、カタールに着いた時点でイランに半分到着したようなもの、位の気持ちになっている。タイムテーブル上は1時間20分とあるけれど、実飛行時間は4-50分程度だろう。
しかし、定刻になってもゲートは開かない。アナウンスによるとシラーズ周辺が豪雨で着陸のめどが立たないらしい。うーむ、雨かぁ。経済封鎖中のイラン、しかも地方都市の空港じゃ、レーダーもあまり良い装備じゃないんだろうなぁ。結局出発は昼頃ということになる。
一般に天候理由による遅延の場合、航空会社は責任を免れる。しかし、だからといって必ず乗客をゲートで放置かというと、そこは「航空会社、あるいはその時の状況次第」というところがある。今回のケースでは豪雨のため9時間程の遅延になったのだが、「5つ星」を自称するカタール航空はどうしたのかと言うと、こうなった。
100リヤルのミールクーポンをいただき、再度 Orix Rotana で待機。
ゲートでトランジットカウンターに行けと言われた時点で薄々分かりはしたけれど、9時間の遅延でホテルと$30程のミールクーポン提供とは、なかなか太っ腹ではある。ただ、100リヤルではルームサービスで単品を頼む程度しかできないことを知っている私は、ホテル送迎車を待つアライバルラウンジで早めの朝食をいただいておく。深夜のせいか、いつもこの程度なのか、スナックと飲み物が少し置いてあるだけだったけれど、成田便の到着時にはもっとなにもなかったから、まだ良い方だ。
再びOrix Rotana。
夜明け前のチェックインで、11時にはチェックアウト。さすがにこれは寝る以外することがない。ちなみにカタール航空から2度いただいたこのホテルのラックレートはというと、このようなお値段のようだ。
最安の週末クラシックルームで1764リヤル。日本円に換算すると約52000円。私はここに2滞在したので、x2、つまりラックレートだと宿代だけで10万円越えということになる。それだけで私の支払ったエコノミーの航空券代、97030円を上回る。