世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

イラン、カタール

2016初めてのイラン16 シャーチェラーグ廟の昼と夜

2016/08/22

 
 シーラーズ旧市街の見所といえば、ピンクモスクの他には世界遺産のエラム庭園、大詩人の眠るハーフェズ廟、市内中央のランドマークでもあるキャーリムハーン城塞などがあるが、個人的に気に入ったのはシャー・チェラーグ廟だ。

IMG_0108.jpg

廟と言っても建物が一つあるだけではなく、いくつかの建物や塀が広場を囲んでいる。砂漠を歩き続けた人がここにたどり着いたら、ほっとするだろうな、と思う。

IMG_0110.jpg

IMG_0111.jpg

エラム宮殿がユネスコ的なご推薦だとすれば、ここは国内シーア派の皆さんの巡礼地であり、ローカル御用達的な場所だ。なぜ巡礼地なのかというと「霊廟の主は、シーア派・十二イマーム派の第八代イマームであるアリー・リダーの兄弟であり、第七代イマームであるムーサー・カーズィムの子、ムハンマドとアフマドである。この二人は、アッバース朝のシーア派迫害から、この町に移ってきた」(日本語版wikipedia「シャー・チェラーグ廟」より引用)ためなのだが、私はここに登場してくる全ての固有名詞を知らない。

それはさておき、ここのドーム内部は鏡をモザイク状に貼られていて、それがまるで「万華鏡の中にいるようだ」と旅行者に人気になっている。有名ガイドブックには「建物内に入れるのはイスラーム教徒のみ」とあるが、お祈りの時間じゃなかったせいか、誰でも自由に出入りができた。おっと、動画があったぞ。

この鏡をモザイク状に貼り付けるという装飾の手法はシャー・チェラーグ廟だけで見られるわけじゃなく、意外と一般的な技法の一つでもあるように思う。例えば同じシーラーズ市内のAli ibn Hamze holy shrineでも、規模こそ小さいけれど同じ手法で装飾されたドームが見られた。まぁ、シャー・チェラーグ廟の方がずっと規模が大きいのだけれど。

しかし、(一般的に他のモスクもそうだけれど)ここは昼より夜の方が美しい。

2015-12-27 18.31.35.jpg

2015-12-27 18.33.29.jpg

アラビアンナイト…、、いや訂正、ペルシアンナイトのなんと美しいこと。光と風と、そしてアザーンにも使われるちょっと音質の良くないスピーカーから流れる音すら美しい。これはその場にいないとなかなかピンとこないかもしれないな。ということで動画で雰囲気を切り取ってみる。

この美しい巡礼地はシーラーズ市街の中心地にあり、入場は無料だ。庭園や建築よほど興味があるのでもない限り、入場料の高いエラム庭園なんかよりこちらの方がよほど楽しいと思う。私は宿主さんおすすめのレストランや旧市街に行ったその帰り、何度もここに立ち寄った。入り口でセキュリティチェックがあり大型カメラなどは持ち込めないが、チェックポイント係員はいつ行っても歓迎してくれるし、運がいいと英語を話すスタッフが廟内を案内してくれる。もちろん無料のご厚意だ。

↓↓ 鋭意ランク下降中ですが更新してみました ↓↓
 人気ブログランキングへ
↑↑ 救済クリックしていただけるとうれしいです! ↑↑

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-イラン、カタール

スポンサーリンク