2016ロンドン4 SU263便、モスクワからロンドンまでのフライトと機内食、そして秀逸なスリッパのこと
2019/08/22
SU263便は1時間10分の遅延での出発となった。
機材は成田からのA330をそのまま使っている。てか、成田便が到着したゲートだし。シートナンバーも同じ。アエロフロートは成田出発便に関しては事前座席指定ができずカウンターで指定になるので、私はちょっとがんばって早めにチェックインし、機体後方の通路側、「できれはCかHを」とお願いして確保した。
アエロフロートは座席指定がない場合機材前方から座席を埋めていく傾向があるのか、空席は(あるとしたら)後方にぽつぽつ、ということが少なくない。運が良ければ繁忙期でも臨席が空いている、ということもある。今回も私の隣席は空いていて、2席を確保できた。ちなみに前回お勧めした42Dは既にふさがっていただのけれど。シートはこのあたりを参考にすると良い。(ただA330にもV1からV3まであるので、気をつけたい)
( https://goo.gl/I3IoRX より引用 )
4時間のフライトだけれど、ちゃんとホットミールも出る。
メインに添えられている「主食」はそばだ。メニューにも ”Buckwheat” とあったから間違いない。今までいろいろな蕎麦料理を食べたけれど、ただ蒸しただけの蕎麦の実を食べたのはこれが初めてだ。
お味はというと、うーん、正直イマイチ以下だ。日本人が麺やそばがきにしたり、フランス人がガレットに加工した気持ちがよく分かる。まぁ、いい経験だ。ここで食べなければ、こんなもの一生食べないぞ。モスクワのギャラリーラウンジで、しっかり食べておいて良かった。
モスクワからロンドンへのルートはほぼ陸地の上なので、maps.me で現在地を確かめながら窓の外を眺めて過ごす。それなのにどうして雲の写真しか残ってないかなぁ、自分。
ヒースローにアプローチ。テムズ川とシティがよく見える。
そしてランディング。写真では光も残るけれど、もう夜だ。
直行便なら12時間半のところ、アエロフロートならモスクワ乗り換えがあって16時間、しかしお値段はぐっと安くなる。更にアエロフロートの場合、ヨーロッパのかなりの街にフライトを持つので、オープンジョー(到着空港と、帰国時に出発する空港が違う航空券)の設定もかなり自由が利くし、あまり有名にしたくはないのだけれど、ほぼ半額で片道航空券も発券できる。入国審査は厳しくなりそうだけれど。
今だと単純にロンドン往復の航空券では、東京発だと、ま、その、なんだ、いろいろあってトルコ航空が往復3万円台と一番安いのだけれど、繁忙期のフライトを早めに予約するなら、アエロフロートも捨てがたい、と思う。実際私は、今回フライトキャンセルなどが全くなかっただけに、極めて安くて快適なフライトを購入できたと思っている。そしてアエロフロートで配られるアイマスクとスリッパ、このスリッパが極めて秀逸だ。
ビジネスホテルなどに良く置かれている使い捨てスリッパなのだが、アエロフロートのこれは、大変薄く軽くてとても丈夫だ。この冬私は、エアアジア連続8フライトという厳しい修行をしてきたのだが、フライトのみならず、共同シャワーまで階段を降りて結構歩き中庭で長く過ごす安宿でも、ちょっとだけ廊下に出たいときでも、このスリッパは20日間活躍し、決して破れることはなかった。
中国のビジネスホテルのそれは、数時間で縫い目がほつれたし、国内のちょっと良い目のホテルのそれは立派すぎて厚すぎ携帯性に欠くのだが、アエロフロートのスリッパは、カバンの薄いポケットに入れておける。もしアエロフロートに乗るのなら、シートポケットにある紙袋にでも持ち帰ると、次の他社のフライトでも、安宿でもとても便利だ。実際私はロンドンの安宿で、とても助かった。
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