世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

フランス 西ヨーロッパ

2016パリ11 レ・ミゼラブルのパリ④ ゴルボー屋敷が「あった」場所を見に行く

ジャンバルジャンが逃亡生活を送ったパリの住居は3カ所ある。ゴルボー屋敷とピクピュス修道院、そしてプリュメ街の屋敷だ。ファンティーヌとの約束を果たすためテナルデの宿からコゼットを引き取ったジャンバルジャンは、まず、ゴルボー屋敷に身を隠す。

「そういうわけでその破屋は、ゴルボー屋敷という名前をもらっていた。五十・五十二番地の家のすぐ前には、オピタル大通りの並み木の間に半ば枯れかかった大きな楡《にれ》の木が一本立っていた。」

「ジャン・ヴァルジャンが足を止めたのはゴルボー屋敷の前であった。野生の鳥のように、最も寂しい場所を彼は自分の巣に選んだのである。彼はチョッキの中を探って、一種の合鍵を取り出し、戸口を開き、中にはいり、それから注意して戸口をしめ、コゼットを負ったまま階段を上って行った。」(レ・ミゼラブル「コゼット」)

ジャンバルジャンとコゼット、そしてテナルデ一家、更にはマリユスまで住んだゴルボー屋敷は、物語の重要な舞台だ。主人公格の3人が揃うなんて出来すぎな気がしないでもないけれど、それは「おはなし」として、とにかく読者にとって「ゴルボー屋敷」という場所は極めて印象深くなる。

ゴルボー屋敷は「オピタル通りの52-53番地」にあったとされる。

「テナルディエ夫婦の爪牙からコゼットを救い出した日の夕方、ジャン・ヴァルジャンは再びパリーにはいった。夕暮れの頃コゼットとともにモンソーの市門からはいった。その市門の所で幌馬車に乗り、天文台の前の広場まで行った。そこで馬車をおりて、御者に金を払い、コゼットの手を引いて、二人で暗夜の中をウールシーヌとグラシエールの両郭に隣している人気のない街路を通って、オピタル大通りの方へ進んで行った。」(レ・ミゼラブル「コゼット」)

しかし52-53番地がなかなか見つからない。物語の重要な舞台であるゴルボー屋敷の場所がどうしても知りたくて四苦八苦していたのだが、なんと日本語によるすばらしい資料があった。航空券予約サイト「フリーバード」のスタッフSさんによる調査のまとめサイトだ。SさんはGoogle earthのラムゼイ歴史地図を使って、ゴルボー屋敷の場所を推定していたのだ。なんと素晴らしい!

「ジャヴェルは日暮れに、手下を方々に張り込ませ、大通りをはさんでゴルボー屋敷と向かい合ったバリエール・デ・ゴブラン街の木立ちの後ろに自ら身を潜めた。」(レ・ミゼラブル「コゼット」)

S氏の調査で、このバリエール・デ・ゴブラン街が現在のファゴン通りに当たることが分かった。

(↑ 上二つの地図画像は、Google Earthのレイヤ「ラムゼイ歴史地図よりキャプチャ」しています)

 

「(オピタル)大通りを挟んでゴルボー屋敷と向かい合った」場所は、ここなのだな。

そしてここからオピタル通りの反対側を見ると、こうなる。

この左側の建物が、ゴルボー屋敷があったとされた場所になる。S氏には大感謝だ。

この四角い建物が何なのか、近寄ってみる。

警察署。かつての破屋は、今は警察署となっていた。ちなみにこの場所を探すには、警察署の向かい側にある小さなホテル、Hotel Coypel,Hôtel des Ecrivainsなどがランドマークになる。この2軒は楽天トラベルからでも予約ができるし「ゴルボー屋敷(のあったとされる場所)の隣に泊まる」という、なかなか興味深い経験ができる。まぁ私はここから1.6km離れた13区の安ホテルに泊まったのだけれど。

レ・ミゼラブルの舞台の中で私が一番見たかったのは、ここ、ゴルボー屋敷だった。写真を撮るとき、「連続テロがあり警戒を強めてる中、警察署の写真を撮りまくる自分」の不審さに気がつき、入口にいた警官に「ここは、レ・ミゼラブルに出てくるゴルボー屋敷の場所だと思うので、ぜひ写真を撮らせて欲しい」と伝えたのだが、警官の反応は「へー、そうなんですか(棒)」的なものだった。

ファン以外には結構どうでも良いことなのだな。

↓↓ ランクアップをモチベーションに書いてます… ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ 救済クリックしていただけるとうれしいです! ↑↑

アドセンス関連コンテンツ

関連記事と広告

-フランス, 西ヨーロッパ
-, , ,

スポンサーリンク