世界、大人の社会科見学!

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フランス

2016パリ18 レンヌ/モンサンミッシェル2泊3日④ 島に渡り参道「グランド・リュ」でオムレツをスルーした件

モンサンミッシェルは、フランス北西部のブルターニュ地方にある小島と修道院で知られる。世界遺産であり、ラムサール条約の登録地であり、カトリックの巡礼地であり、「西洋の驚異」と呼ばれている。フランスを代表する観光地と言っても良いだろう。

アヴランシュ司教だったオベールが、大天使ミカエルから、そんな墓の島に「聖堂を建てろ」とのお告げを受けたのが708年。モンサンミッシェルの「ミッシェル」は大天使ミカエルのフランス語読みになる。英語だとマイケル、ポルトガル語だとミゲル、ドイツ語だとミヒャエル。モンサンミッシェル ("Mont-Saint-Michel")は、「聖ミカエルの山」という意味になる。

しばらく聖堂しかなかった島には966年にベネディクト会の修道院が建てられ、増改築を繰り返し13世紀には現在の姿になった。

もともと「墓の山」として古代ケルト人の信仰の対象であったこの小島は、砂州によって対岸とつながった典型的な陸繋島だが、道路を改修と堆積物の移動によって、干潮時にのみつながるトロンボ状態に戻そうとしている。その努力もあってか、2015年の3月、日食と大潮のため完全な島に戻ったこともあった。

この「モンサンミッシェルの大潮」は結構な人気のようで、いつもとは違う砂地の見えないモンサンミッシェルを見ようと、多くの観光客が押し寄せるようになったという。2017年は3月末、4月27-28日の朝夜、5月26-27日の夜、10月7日の夜、11月5-6日の朝夜、12月5-6日の朝が、大潮らしく、現地の宿代にも微妙に影響しているようだ。朝7-9時、夜8-9時が大潮なので、車を持たない人はレンヌなど近郊都市ではなくモンサンミッシェル周辺に宿泊する必要があるから、だ。

そんなモンサンミッシェルに入ると、参道である「大通り」(Grand Rue)を歩くことになる。

中世以来カトリックの巡礼地だったこの島には、多くの人が訪れた。巡礼者たちを迎えたのが石畳のグランドリューだ。ここには、土産物店やレストラン、そして何件かのホテルが並ぶ。そんな中で一番有名なのがこの店、オムレツの「ラ・メール・プラール ”la mere poulard” 」。「王の門」の手前にある。

1888年、「プラールおばさん」ことアネット・プラールがモンサンミッシェルに宿屋を開業し、まだ危険だったトロンボ状態の砂嘴を渡ってきた巡礼者をもてなそうと考案したボリュームのあるメニューが、「ふわふわオムレツ」なのだそうだ。お、「公式」の動画もあったぞ?


フランスの観光地で英語に加え日本語の案内があることは珍しくはないけれど、経営者さんが日本びいきなのか、このお店は日本にも支店がある。有楽町にある国際フォーラムに開業したのは2011年のことだった。初めての海外出店だったらしい。

東京ジャズでお店を見た私はそれだけでもかなりびっくりしたのだが、その後ラ・メールは日本の企業と提携し、みなとみらいから岡山のイオンモール(今は閉店)にまで出店した。ランチは1000円台からあったので、そんなにお高い、というわけではないようだ。

しかし、本店のモンサンミッシェルでは、安くはないらしい。

「メニューは店内にございます」の一文だけで、私は「もしかして高かったらどうしよう」とびびってしまうのだが、どうやらここは本当に高いらしい。

噂では「オムレツ単品では注文できない」「コースしかなく、しかも時価」「ランチで45ユーロ、ディナーだと75ユーロ以上」などの声が聞こえてくる。ブイヨンシャルティエのワイン込み20ユーロが上限だった私に手の出る店ではない。この店での食事はもう、レストランというより、観光地のアトラクションなのだな。

 

このお店がお高いこと、ついでにモンサンミッシェル島内の物価が割高なこと程度はさすがに分かっていた私は、レンヌのスーパーで買ったサンドイッチと水をお弁当にもってきていたので、ランチには困らない。たしか二つ合わせて2ユーロ台だったと思う。

食べるのは、お高いオムレツ屋さんを見下ろす、王の門のそのまた上だ。

ちなみにラ・メール・プラールのオムレツには、卵とバターしか使っていないという話がある。それが本当かどうかはさておき、ネットには結構な数のラ・メール・フラール風オムレツのレシピがある。どうやら泡立ててメレンゲ状にした卵を焼けば似たようなものができそうだ。これなら家で100円もかからず作れそうだな。

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