旅のリアルタイムメモ 札幌の共通入場券「さっぽろセレクト」が最強だった件
実はもう家に帰ってきていて「リアルタイム」ではないのだけれど、札幌ベースは旅行記を書かない予感がするので、ここでもう少し書いておきたい。
5月に札幌に行ったのは、第4日曜日の旧住友赤平炭砿立坑公開に参加するのがメインの目的だった。
個人的に炭鉱や近代化遺産が好きな私は、立坑の公開と聞くと背中がうずうずする。この公開を担当する赤平フットパスを主催する赤平コミュニティガイドクラブ“TANtan”さんにコンタクトを取ったところ、朝から行われるフットパスではなく、午後からの立坑公開だけにでも参加ができると知り、「ぜひお願いします!」と見学をお願いした。
しかしこの企画、あまりに客がいない。これだけの設備や街中の案内をしてくれるのに、朝からのフットパスへの参加者は2名、午後から私が立坑公開に駆けつけて3名というかなり寂しい状態だった。
他のエリアに比べ周辺の観光人口が少ないこと、千歳空港からがんばっても車で2時間と必ずしも交通の便が良くないこと、宣伝が十分ではなくまだまだ知られていないこともあるとは思うけれど、日本の産業遺産に興味のある人は、絶対行って後悔しないはずなのだ。
実際、三池炭鉱の宮原坑や万田坑では、入場料を支払って見学者がやってくる。世界遺産指定の影響もあるだろうけれど、その前からちゃんとお客さんはいた。赤平の立坑だって素晴らしい遺跡だし、もっとたくさんの人が訪問しないと公開も終ってしまいそうだ心配だ。今の寸志制から入場料制にしたり(日本人は寄付が苦手だもん)、長崎のさるくのようにネット予約を受け付けたり、もう少し頻繁に公開するなどすれば、少しはお客さんがふえるのではないか、とも思う。
っと、話がずれた。
ともかく日曜に赤平に行って、ミスターどうでしょうの「クマゲラハウス」を眺めて、滝川で本店の松尾ジンギスカンを食べて、勢いでどうでしょう農園を見て、彩美で味噌ラーメンを食べたら、やることがなくなった。
ちなみに2013年の時点でどうでしょう農園は生産を続けている。
ああ、話がまたずれた。要はその翌日どうすごそうかと迷い、これのお世話になったという話だ。
さっぽろセレクトBコース。大倉山シャンツェ、オリンピック博物館、テレビ塔、北海道博物館、羊ヶ丘展望台、北海道開拓の村の中から3カ所に行って1350円。開拓の村でだらだら一日過ごすつもりだった私は飛びついた。開拓の村は入場料800円、あと550円でジャンプ台やテレビ塔、博物館や羊ヶ丘に行けるなんて、これは安い。
私は「安い安い」と驚いているけれど、実は結構前かこのチケットはあったようで、以前Bコースは1200円だったらしい。いやー、知らなかった! 私の大好きな開拓の村の入場料は800円、それに加え、例えばテレビ塔なら720円、大倉山リフトが500円、総額は2020円、それが1350円ということは33%引き。クオリティの高い施設でこれだけでの値引きは大きい。
しかもこのさっぽろセレクト、有効期間が長い。私の買った2017年のチケットは、4月1日から翌年の3月31日まで使える。千歳なんてLCCで頻繁に来る、なんて人には、この有効期間の長さはかなり大きい。
1枚を使い残してしまった私は、「初日の夜にテレビ塔にでも登っておけば良かった」と結構後悔していたのだが、「来年の3月まで使える」と思うと、傷口の痛みも少し和らぐ。
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