2016マドリッド5 更に旧市街を歩き、トレド大聖堂を仰いだ件
から南西に500m程歩くと、路地の向こうになにやら荘厳な建物が見える。トレド最大の見所であるカテドラル=トレド大聖堂だ。と思う。
トレドの街は古く、その道は狭い。しかも高低差があるので先が見渡せない場所が多く、トレド大聖堂といえども近くまで行ってみないと果たして正しい場所なのかどうかが分かりにくい。もう少し近づいて、回り込んでみる。
路地が狭すぎてこの方向からでは全貌が分かりやすい写真も撮れない。が、どうやらトレド大聖堂で間違いがないようだ。
トレド大聖堂はカスティーリャ時代の1226年に建設が始まり、1493年に完成した。1493年と言えばまさに異教徒を弾圧していたカトリック両王時代であるにも関わらず、ムハデル様式が見られるあたりがさすがトレド、だ。しかし全貌が見にくいなぁ、と思っていたのだけれど、どうやらここは南側から見るべき建物だったようだ。広場あるんじゃん!アユンタイエント広場というのだな。
アユンタイエント広場にはちょっとした池もあり、そこに映る大聖堂がまた美しい。観光案内所もあったので、今更感は否めないのだけれど、一応地図を1枚もらっておく。
トレド大聖堂から街の西側に向けて歩いてみると、街の空気が変わり始める。
何やら矢印があったので行ってみると、
これもカトリック両王時代に建てられた修道院で、”Monastery of San Juan de los Reyes”、サン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院といい、元々カトリック女王イザベルの一族の霊廟として建てられたらしい。
かつてトレドに10箇所あったと言われるシナゴークは、街の南西に2カ所だけ残っている。そのシナゴークを探しているうちに私は道に迷い、気がついたら旧市街からレカレド通りに出るかつて「聖レオカディアの門」とも呼ばれた”Puerta del Cambrón”まで来てしまった。ソコドベール広場から1.5km歩いたことになる。
こう見ると、私はシナゴークを見失い、かつトレド旧市街の北半分しか歩いていないことが分かる。しかし、この日はこれだけで結構疲れた。何しろトレド旧市街は坂が多い。今日はもうマドリッドに帰ろう。列車で帰れば、マドリッドに着いた頃ゲルニカを展示している駅前のソフィア文化センターの入場が無料になる頃だ。
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