世界、大人の社会科見学!

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東南アジア周遊

アランヤプラテートからラオスへ (2006.9-10 父一人旅アジア周遊28)

 タイに入るとすぐ銀行が目に入った。

まずはここでバーツを少し手に入れ、ついでに少し北にある街、トラートに行く方法を尋ねる。ラオスの国境の街であるノーンカイに行くには、比較的大都市であるトラートにさえ出てしまえばどうにでもなる。
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アランヤプラテートからラオスへ
(2006.9-10 父一人旅アジア周遊28)

 タイに入るとすぐ銀行が目に入った。

aran_non_bank.jpg

まずはここでバーツを少し手に入れ、ついでに少し北にある街、トラートに行く方法を尋ねる。ラオスの国境の街であるノーンカイに行くには、比較的大都市であるトラートにさえ出てしまえばどうにでもなる。

「銀行の目の前に止まっているバスに乗って30分くらいでアランヤプラテートの中心部に着くので、そこからバスを乗り換えてサケオという街まで1時間くらい。そこからトラート行きのバスがあります。サケオから3時間くらいだと思いますよ。」

 似たような質問を良く受けるのかもしれない。実に手際よく教えてくれる。

とりあえず市内に出るバスに乗る。10バーツ。

aran_citybus.jpg

バスが停留所に止まる前にやたらあわただしい男が乗り込んできて「サケオ、サケオ」と叫ぶ。出発時間が近いのかもしれない。「はーい」と元気よく手を挙げ、乗り換え。あわただしい割には律儀に切符売り場で切符(B20-30?)を買わされ、5分ほど待ったけれど。

aran_sakeo_bus.jpg

 約1時間後、サケオのバスターミナルでまたも乗り換え。トラート行きは始発ではなく、車内は大変混雑している。しかたないので運転席横のステップに座る。

aran_sakeo_trat_bus.jpg

aran_sakeo_trat_bus_inside.jpg

 3時間後、なんとかトラートにたどり着いた。大都市だけあってバスターミナルも大きい。

 今日は朝から、シェムリアップ/ポイペト、国境/アランヤプラテート、アランヤプラテート/サケオ、サケオ/トラートと4本・10数時間バスを乗り継いだ。あと1本、ノーンカイ行きに乗れば晴れてラオスの国境までたどり着くことができる。もう一息だ。

 バスターミナルでノーンカイ行きの時間を尋ねる。もう今日中に到着するバスはなく、あとは夜10時発、所用6~7時間とのこと。うわ、夜行バスかぁ。車種を聞くとVIPバスではなく、単なる夜行バスらしい。

 私は夜行バスが苦手だ。少々割高だが日本の高速夜行バスのようなVIPバスのシートなら多少はうとうとできる。最近中国でよく見る"高一豪華寝台バス"なら全く文句はない。しかし普通の観光バス程度の座席ではまんじりともできない。正直きつい。もうバスは嫌だ。乗り飽きた。

 トラートには鉄道の駅もある。確か1日に何本か、ノーンカイ行きの列車があったはずだ。運が良ければ寝台が空いてるかもしれない。とりあえず駅に向かってみる。

aran_trat_stn_tkts.jpg

「寝台はありません。2等エアコンの座席だけです」。
駅員の言葉に容赦はなかった。

もうトラートで1泊しようかな、などというアイディアも浮かぶ。しかしなぜか移動したい。年も年だし無理をすることはないと思うのだが…。もしかしたら、最近お気に入りの「水曜どうでしょう」の悪影響なのかもしれない。とにかく今夜のうちにノーンカイに着いて朝イチでラオスに入りたい。

潔く2等の切符を買う。ついでに夕食を取る。

aran_trat_dinner.jpg

aran_trat_dinner_up.jpg

 2時間遅れでやってきた列車はディーゼルカーだった。寝台車はない。全部2等車だ。寝台が空いているもなにもないわけだ、これじゃ。

車内はただ事ではなく冷房が効いている。寒い。乗客は凍えながら配られたらしい毛布にくるまっている。途中で乗り込んだ私には毛布が与えられない。カバンから毛布を引っ張りだしてくるまる。最近の旅行では毛布もバスタオルも要らない事が多いのだけれど、バックパッカースタイルの旅行では昔の習慣でついつい毛布とバスタオルをカバンに詰め込んでしまうのだが、久々に役にたった。
全然うれしくないけれど。

空いているシートが結構ある。
多くの人が、値段があまり変わらない割にスピードが速くて快適なVIPバスを使うのだろう。乗っているのは寝台車やVIPバスチケット争奪戦の敗者だ。私もおとなしく敗者席に座る。バスよりは足元が広く、その気になれば通路で体を伸ばせることだけが列車のメリットだ。

aran_trat_train.jpg

aran_trat_train_seat.jpg

あとはノーンカイ到着までに凍死しないように、気を確かに持てばそれでいい。

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