パク・ウー洞窟(Pak Ou Cave) - ルアンパバーン/ラオス (2006.9-10 父一人旅アジア周遊35)
ルアンパバーンで観光と言えば、市内を散策するか舟に乗ってちょっと遠くまででけかるか、そんなもだ。街の真横を流れるメコン川を30㎞弱上流すると、そこにはパク・ウー洞窟 (Pak Ou Cave) という洞窟があって、一応観光スポットということになっている。団体のツアー客もまず100%ここを訪れる。
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パク・ウー洞窟(Pak Ou Cave) - ルアンパバーン/ラオス
(2006.9-10 父一人旅アジア周遊35)
ルアンパバーンで観光と言えば、市内を散策するか舟に乗ってちょっと遠くまででけかるか、そんなもだ。街の真横を流れるメコン川を30㎞弱上流すると、そこにはパク・ウー洞窟 (Pak Ou Cave) という洞窟があって、一応観光スポットということになっている。団体のツアー客もまず100%ここを訪れる。
川沿いを歩いていると「ボートに乗らないか」とやたら声をかけられる。
そのまま乗っても良いが価格交渉などが多少面倒なので、多くの旅行者は街の代理店でツアーに参加する。料金は、5ドルだったか6ドルだったか、まぁそんなもんだ。代理店で申し込むと、参加日の朝に宿までワゴン車が迎えにきてくれる。
ボートは20人乗り程度の小さなものだ。
川を上ってもとりたてて良い風景などが見られる訳ではないが、川添いで生活していつ人たちの様子が見られることがちょっと面白い。
ボートが来るととにかく手を振って返事をもらうと喜んでしまうちびっことか、
川に浮かぶガソリン/軽油の給油所とか、
そんなものを見ながら小一時間ボートトリップを楽しむ。
途中ボートは必ずバーン・サーンハイ(Ban Sang Hai)という村に立ち寄る。ここはラオウイスキー(とういうより焼酎)の産地ということで直販もしているのだが、工場見学と言うほどの迫力もなくそれほど面白いものでもない。土産物と焼酎屋が並んでいるだけだ。
しかしこんな外国人慣れしてそうな街でも、ちょっと目があって笑うと子どもたちが寄ってくる。別に何かを売る訳ではないし、間違っても物乞いではない。「変な外国人だー!」と興味を示し、お互い笑うと寄ってくる、そんな感じだ。
頼んで写真を撮らせてもらう。
取れたばかりの画像をモニターで見せると実に無邪気に喜んで、「次は自分」とやって来る子もいる。こういう場面は最近は東南アジアでもあまりない。まったりラオスの真骨頂だ。決して豊かそうではないが、カンボジアの孤児たちのような悲惨さはみじんもない。両親の愛情を受けて育っているんだろうな、と勝手に思いこむ。
小一時間でボートはパク・ウー洞窟に着く。
入場料10000キープを支払い、階段を登る。
中にはたくさんの仏像が安置されている。河川交通の目印だったこの洞窟には、いつのまにか仏像が置かれだし、やがて「われもわれも」と真似する連中が出てきてこうなってしまったとのことだ。
まぁ悪くはない。が、わざわざボートでやってきたので見学したが、道端にあったら10000キープ払ってまで入るかは微妙なところだ。「これだけ?」といえばこれだけなのだから。
要はルアンパバーンでは市内観光以外にすることがないのだ。
だからこんなボートツアーに多くの観光客が参加する。
他にももう一つ「滝を見に行くツアー」なるものがあり、これも観光客にはメジャーなアトラクションらしい。ボートに乗り合わせた観光客が参加したというので、「どうだった?」と聞いてみたら、"It's a waterfall, that's all" とのこと。
それでもこのボートトリップは、現地の人には貴重な現金収入の手段だ。
そして広くもない街歩きに飽きた旅行者は、ついうっかり参加する。
でもそれはそれでラオスらしくて、なんだかいい。
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