カシュガルの食事
カシュガルに到着時に時間は遡る。
海南航空の悲しいほど貧相な機内食に満足できなかった私は、夕食後の夕飯を食べるために街に出た。北京時間とはいえ深夜1時になっており、開いている店は多くはない。が、幸運なことに宿から歩いて数分の場所で開いているウイグル料理店を見つけた。さっそくメニューを見る。
読めない。
仕方がないので数少ない名前を知っているウイグル料理である「ラグメン(拌麺)」と呻いてみるとなんとか通じた。ラグメンは羊とトマトのソースをかけた麺だ。汁気の多いパスタのようなものもあれば、スープ麺と言って良い物もある。
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カシュガルに到着時に時間は遡る。
海南航空の悲しいほど貧相な機内食に満足できなかった私は、夕食後の夕飯を食べるために街に出た。北京時間とはいえ深夜1時になっており、開いている店は多くはない。が、幸運なことに宿から歩いて数分の場所で開いているウイグル料理店を見つけた。
さっそくメニューを見る。
読めない。
仕方がないので数少ない名前を知っているウイグル料理である「ラグメン(拌麺)」と呻いてみるとなんとか通じた。ラグメンは羊とトマトのソースをかけた麺だ。汁気の多いパスタのようなものもあれば、スープ麺と言って良い物もある。
このラグメンは地域によってラグマンと名前を変えつつ中央アジア各国で食べることができる。今ひとつメニューのぱっとしない状況の中、これだけはどこで食べてもそこそこ旨い。この店のラグメンもなかなかおいしく、後日明るいときにまた食べに来ることになる。なにせ宿から近いしねぇ。贅沢なラグメンが7元。普通が5元。
ラグメンに次いで有名なウイグル料理はポロだろうか。
色満飯店の前にあった店が繁盛していたので入ってみた。
ポロ(抓飯)は羊肉とにんじん、タマネギを使ったピラフだ。ウイグル人にはなかなかのごちそうであるらしく、家庭のおもてなし料理の定番とのことだ。7元。
一口食べて分かるほど、ただ事ではない量の油を使う。あまりの油っぽさに制作現場を観察して、大変に納得する。出来上がってからもだめ押しの油を追加しているのだな。^^;
羊の串焼きは定番だ。1本1元。
ビールのつまみに良いのだが、イスラム教徒であるウイグル人の店では置いていないことも多い。「置いてない」ではないのはありがたいが。鶏肉もあることが多い。
そして問題のナンだ。
私はインドやパキスタンのナンは嫌いではない。むしろ好きだ。
しかし中央アジアのナンは、南アジアのものとちょっと違う。
南アジアのナンは焼きたてを食べるのに対し、中央アジアのナンは保存食でもある。家庭で作るときには数週間分をまとめ焼きするのだそうだ。数週間経てばがちがちになりかなりまずいのだろうが、焼きたてでもイマイチ魅力を感じない味だ。
パン生地でナンを作ってかなり硬く焼き上げてしまったらこんな感じになると思う。このあたりでは朝食でお茶に浸しながら食べていたりする。
あんまりまずいので店では売れず、自転車で押し売りに行く。
嘘だ。ごめん。
中央アジアを旅行していると、このナンから逃げることは難しい。あまり好きじゃないといいつつ頻繁に食べる羽目になることうけあいだ。
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