キルギス・オシュ、オシュゲストハウス詳細案内
寝台バスには7人の外国人旅行者が乗っていた。
キルギスのイミグレのフォームには宿泊先を書く欄があり、ガイドブックを持ってこなかった私は途方に暮れ、他の旅行者にオシュの宿を尋ねた。
"Osh Guest Houseって書いたよ"
それを横で聞いていた旅行者たちは全員「それはいい」とOsh Guest House と書き込む。書類上はバスの外国人全員が Osh Guest House に泊まることになってしまった。誰かがふざけて「本当にそんな宿あるんだろうな」と言っていたが、最初に答えた旅行者は笑いながら Lonely Planet に載っている、という。実在する宿なら文句はない。
夜行国際寝台バスは、国境を越えてはるばる到着したという気持ちが全く起きない、オシュの国際バスターミナルに早朝到着した。キルギス人や中国人はそれぞれの目的地に向かい、外国人旅行者だけが取り残される。潔いほど何もない場所だ。
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寝台バスには7人の外国人旅行者が乗っていた。
キルギスのイミグレのフォームには宿泊先を書く欄があり、ガイドブックを持ってこなかった私は途方に暮れ、他の旅行者にオシュの宿を尋ねた。
"Osh Guest Houseって書いたよ"
それを横で聞いていた旅行者たちは全員「それはいい」とOsh Guest House と書き込む。書類上はバスの外国人全員が Osh Guest House に泊まることになってしまった。誰かがふざけて「本当にそんな宿あるんだろうな」と言っていたが、最初に答えた旅行者は笑いながら Lonely Planet に載っている、という。実在する宿なら文句はない。
夜行国際寝台バスは、国境を越えてはるばる到着したという気持ちが全く起きない、オシュの国際バスターミナルに早朝到着した。キルギス人や中国人はそれぞれの目的地に向かい、外国人旅行者だけが取り残される。潔いほど何もない場所だ。
「オシュゲストハウス探してみる?」と誰かが言い、そのまま7人は団体行動を取ることになった。
全員オシュは初めてなので、とりあえず南方向に行くミニバスに乗り、それらしいところで降りる。頼りになるのは Lonely Planet のガイドブックだけだ。
作りが分かりにくいオシュの町を団体で歩き、なんとかゲストハウスの看板を見つけた。新モスクからそれほど遠くない場所だ。
この奥にある団地の一室がオシュゲストハウスだ。
ロンプラの記述に従って、ゴミ置き場前を右折し、二つ先の通路を左折し、団地の当該入り口を見つける。3の赤い文字が目印だ。
この入り口を入り、階段を登り切った部屋がオシュゲストハウスだ。ドアには油断すると見落としそうな小さな紙が貼ってある。
こんな所まで的確に誘導してくれる Lonely Planet のガイドブックはある意味さすがだと思うが、反面、ここまで詳細な記述だとただガイドブックをトレースする旅行になってしまう可能性も少なくない、と思う。
もちろん「地球の歩き方」も「旅行人ガイド」も「Lonely Planet」も使う人によって働きも存在価値も変わってくる。
しかし「地球の歩き方」の悪口を声高に言う旅行者に限って、その分ガイドブックに依存している傾向があることも事実だと思う。
「ロンプラ信者」のみなさんは、かなりの確立でロンプラに載っているルートだけを行き、書いてある宿に泊まる。それだけ内容が充実しているということだが、これは諸刃の刃だ。
自分は英語ができるからロンプラを使えるんだ、と妙なプライドを持っている日本人旅行者も中にはいる。なんだか、歩き方を握りしめる旅行初心者より、凝り固まった分頭の悪さを感じてしまう。
ともあれ、やっとたどり着いたオシュゲストハウスは満室で、徒歩5分ほどの「知人がやっている」ゲストハウスに案内された。ここも一見団地だが、反対側には店のスペースがある、住居兼店舗だ。
表通りに面したエリアは、営業をまさに始めようとしているネット屋と靴屋だ。店舗スペースの奥にリビングやキッチンがある。この中に男女2部屋7つのベッドを並べ、簡易ゲストハウスの出来上がりだ。1泊180com。(1com=約3円)
店舗エリアになるが、24時間お湯の出るシャワーもあり、トイレも別室にあるのがいい。また目の前が大通りでロケーションも悪くない。キッチンも使わせてくれる。
22時間の峠越えバスに疲れた私たちは、7人仲良くこの宿に泊まることになった。
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