世界、大人の社会科見学!

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国内旅行2

大阪の安宿、1泊2300円

たまに大阪にでかける。

 技術的ネット関係者との会合なのだけれど、まぁぶっちゃけた話宴会か飲み会。夕方あたりから飲み始めることが多いし、朝から飲んでいたこともあったなぁ。

 野宿は苦手なので夜はお泊まりということになるのだけれど、定宿はここ。
ビジネスホテル来山南館

もともと「高級ドヤ」だったところが営業方針を転換して、倹約旅行者や外国人観光客を受け入れ始めたらしい。ここを知ったのは「旅の窓口」(現楽天)だったのだから、その時点でそういうビジネスに切り替えていたということだな。

もちろん1泊2100円なのだから、リビングもレインシャワーもないし、冷蔵庫にはシャンパンもペリエも冷えていない。バトラーサービスどころかルームサービスもない。

しかしここは極めて快適だ。門限があることや風呂の時間が決まっていることが難点だったけれど、現在は門限も廃止されたし24時間利用できるシャワーもできた。個別コントロールの効くエアコンと冷蔵庫、テレビのある3畳間にはタオルも紙コップも使い捨て歯ブラシもある。掃除も毎日してくれるし、もちろんシーツも交換する。時間限定とはいえ朝風呂やサウナまであり、部屋の狭さと周辺の環境以外全く問題もない。更に午前5時という超アーリーチェックインも可能で、ここまでしてもらって良いのかとすら思う。

ついでにいうと、個人的には環境にも何の問題もない。
近くには100円均一の店もコンビニも安くてうまい飯屋もある。
スーパーではもともと破格の弁当が半額になるし、更には日本で唯一タバコを定価以下で売っているフリーマーケット、飲み食い無料の公営ギャンブル私的補完営業店、合法非合法なんでも扱う(らしい)路上個人薬局など、安上がりに暮らす環境は完璧だ。

早朝、駅に向かっていたら、顔に記憶のないおっさんが「にーちゃんバイトか?」と親しげに声をかけてきたこともある。私はアーバンリゾートを楽しんでいる最中なので働く考えはなかったが、「にーちゃん」という言葉が気に入ったので賃金についての詳細な説明を求めたところ「1万」という言葉が返ってきた。

1万かぁ。。つまり1日働けば来山に5泊できるわけだ。スーパー玉手の弁当を食べて発泡酒を飲んでも1日3000円程度で過ごせる。どうせ私の観光など博物館や街見物だから金はかからない。3日に1日働いて残りの2日を観光にあてれば、これは例の「ワーキングホリデー」という奴になるんじゃないのか? 安い宿と食事を提供してもらった上に仕事まで斡旋してもらってはさすがに申し訳ないと思い、おっさんには丁寧に働く気持ちのないことを伝え街に出たのだが、「大阪ワーキングホリデー」の言葉はしばらく頭に残った。

 この宿には無料でネットが使えるPCもある。ここではワシントン大学の学生と会った。秋の新学期までアジアを旅行しているのだそうで、ブッシュ政権の危険性について私に熱く語った。あまりに熱く、私が「難しい単語は使うな」と言ったことさえ忘れるほどで大変迷惑でもあったが。

 仕方なく難しい単語が登場しそうもない「この街で1日$80稼ぐ方法」に話題を変えた。もちろん個人路上職業斡旋業のおっさんとの出会いとその内容についてだ。

 興味津々で聞いていたが実際に仕事を拾ったのかどうかは分からない。果たして彼は無事に仕事にありつけたのだろうか?もしありつけたのだとしたら、この街始まって以来の「米国籍のアンコ」になったのではないだろうか? この「米国製」を初めは「青い目の」と書こうとしたのだが、最近はイラン人の"Mike"が居酒屋で宗教的ご禁制品のアルコールを運んでくる時代だからねぇ…

 なんだかんだで来山はここでは高級ホテルであり、敢えて例えるならばこの街の Hyatt だ。ちなみに上には上があり、中央新館という宿は2500円もする。さしずめここは Waldorf Astoria ということになるのだろう。私は倹約旅行者なので、理由もなく Hyatt に泊まり続けることを潔しとしない。Travelodge や Motel 6 クラスで十分なのだが、そのクラスというとやはりここになるのだろう。

1泊500円はかなり安いと思う。ただ何度見てもこの建物に101の部屋があるようには見えない。多分30階建て位の高層建築なのだと思うのだが、基礎工事は十分なのだろうか?

ビジネスホテル 来山南館

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