達坂城古鎮景区・王洛賓記念館 (ウルムチ発トルファン日帰り人民ツアー 7)
時刻は北京時間で午後5時過ぎ。
もうトルファンで見たい物はおおよそ見た。正直そろそろウルムチに帰りたい。しかし人民ツアーはまだまだ続く。そう簡単に返してはもらえない。
理由は二つだ。
まず、この程度ではツアー参加の人民が納得しないこと。中国国内の人民ツアーは、現地滞在時間は短めでその分あちこちを訪れる傾向がある。「もぉぉぉね、うちのツアーはあんなところもこんなところもあそこもここも行って、それで***人民元ですよ」というのが売りの一つであり、実際人民の皆さんもそれを求めている。遺跡をじっくりと見るより、現地でポーズをとって記念写真を撮ることの方が大事だという感覚がないでもないのだ。
そしてもう一つの理由は、キックバックをもらえる土産物店は何があっても行くこと。これは低価格ツアーとしては貴重な収入源なのだろう。観光地の滞在時間を削っても、土産物屋は絶対にパスしない。
そしてこの時間、バスはまた土産物店に寄る。漢方薬の店だ。
団体客が到着する度にその集団を5カ所はある会議室に連行し、この店で売っている漢方薬がどれだけ素晴らしい物かを力説する。
疲れていなければこれはこれでなかなか面白い。
これを個人や家族連れだけの時にやられると、購入意欲のまるでない者としてはかなりうっとおしいのだが、団体ツアーなら目立たずに済むし多少ならつきあっても良い。
演説会から解放されるとそこは店内だ。
「もう土産なんていらないでしょ」とも思うのだが、これが結構売れている。高価なものはともあれ、普及品はかなり売れていた。人民の皆さんは、旅行に行ったら買い物はしなければならないと思っているのかもしれない。私は店内を一回りしたあと、例によって無料のお茶やスイカをいただき寛ぐ。
土産物屋を出てバスをしばらく走らせる。
時間はもう北京時間の7時をとうに過ぎている。ウルムチには2時間遅れのローカルタイムもあるが、さすがに疲れてきた。帰りたい。でも帰れない。あと1カ所、達坂城古鎮景区なる場所に行かなければならないのだ。
時刻は北京時間で午後5時過ぎ。
もうトルファンで見たい物はおおよそ見た。正直そろそろウルムチに帰りたい。しかし人民ツアーはまだまだ続く。そう簡単に返してはもらえない。
理由は二つだ。
まず、この程度ではツアー参加の人民が納得しないこと。中国国内の人民ツアーは、現地滞在時間は短めでその分あちこちを訪れる傾向がある。「もぉぉぉね、うちのツアーはあんなところもこんなところもあそこもここも行って、それで***人民元ですよ」というのが売りの一つであり、実際人民の皆さんもそれを求めている。遺跡をじっくりと見るより、現地でポーズをとって記念写真を撮ることの方が大事だという感覚がないでもないのだ。
そしてもう一つの理由は、キックバックをもらえる土産物店は何があっても行くこと。これは低価格ツアーとしては貴重な収入源なのだろう。観光地の滞在時間を削っても、土産物屋は絶対にパスしない。
そしてこの時間、バスはまた土産物店に寄る。漢方薬の店だ。
団体客が到着する度にその集団を5カ所はある会議室に連行し、この店で売っている漢方薬がどれだけ素晴らしい物かを力説する。
疲れていなければこれはこれでなかなか面白い。
これを個人や家族連れだけの時にやられると、購入意欲のまるでない者としてはかなりうっとおしいのだが、団体ツアーなら目立たずに済むし多少ならつきあっても良い。
演説会から解放されるとそこは店内だ。
「もう土産なんていらないでしょ」とも思うのだが、これが結構売れている。高価なものはともあれ、普及品はかなり売れていた。人民の皆さんは、旅行に行ったら買い物はしなければならないと思っているのかもしれない。私は店内を一回りしたあと、例によって無料のお茶やスイカをいただき寛ぐ。
土産物屋を出てバスをしばらく走らせる。
時間はもう北京時間の7時をとうに過ぎている。ウルムチには2時間遅れのローカルタイムもあるが、さすがに疲れてきた。帰りたい。でも帰れない。あと1カ所、達坂城古鎮景区なる場所に行かなければならないのだ。
達坂城古鎮景区
ここは例によって、(多分再現された)古い建物の前で歌や踊りを見たり散策をするという良くある観光地なのだが、もう一つ売りがある。王洛賓という有名な作曲家の記念館があるのだ。
王洛賓という名前は日本ではあまり知られてないだろう。
China ABCというサイトによると、
王洛賓(1913―1996)、有名な西部民謡歌手。中国近代歌曲の王様とされている。1913年北京生れ、1919年小学校に入学した頃『新文化運動』に当たり、学校で沢山の新しい歌謡曲を学び、西洋と日本の音楽に接し始めた。
(中略)
民族歌謡曲を探し、整理する中、王洛賓は沢山の民族歌謡曲をアレンジした。『在那遥遠的地方』という傑作は彼がカザフスタンの民族歌謡曲『潔白的前額』からアレンジされたものだ。この曲は最初に甘粛と青海地区で流行り出し、間もなく全国各地でヒットし、数十年来ずっと大衆の人気を呼んでいる。とある。
http://japanese.cri.cn/chinaabc/chapter24/chapter240104.htm
はっきりいって私にはどうでも良い。
しかもこの場所、基本のツアー料金にその入場料は含まれておらず、オプションとして20人民元を支払う必要がある。行くかどうか訪ねられた時多少迷って「せっかくだから」と申し込んだのだが、それでもこれは正解だった。
見学の価値があったからではない。
申し込まなかった人は、入り口前の店どころか風よけ、日よけすらない場所で約1時間の間放置されていたのだ。
より大きな地図で 東南アジア定番ルート1 を表示
さすがちぅごく人民ツアー。
侮れない。
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