中国で皆既日食を見よう5 上海市内・余山
上海までの航空券を押さえたら、あとは観測地点を選ぶだけだ。
上海では9:36に皆既日食が始まり、9:41分に終了する。
食自体は約90分前に始まるので、太陽の欠け始めから観測したければ、8時には観測地点にいなければならない。朝早起きはするとしても、この時間までにホテルから市内でそこそこの条件で観測できそうな場所まで向かうのは、何かと慌ただしいことは事実だ。
できれば前日に郊外や近隣都市に移動して、普通の早起きで済むにこしたことはない。
しかし日程や時間の都合で上海からあまり離れられない人もいるだろう。そういう人のために上海市内での観測ポイントを考えてみた。
最低条件は、
・周辺東側に高層建築物がないこと、
・あるいは観測地自体がある程度高所であること、
だ。
大気の状態を考えると、市内はあまり好観測地ではないのだが、それでも上海にだって天文台はある。上海天文台だ。
とりあえず天文台のある場所に向かうのは、間違った選択ではない。しかも周囲にはいろいろアトラクションもあり…
上海までの航空券を押さえたら、あとは観測地点を選ぶだけだ。
上海では9:36に皆既日食が始まり、9:41分に終了する。
食自体は約90分前に始まるので、太陽の欠け始めから観測したければ、8時には観測地点にいなければならない。朝早起きはするとしても、この時間までにホテルから市内でそこそこの条件で観測できそうな場所まで向かうのは、何かと慌ただしいことは事実だ。
できれば前日に郊外や近隣都市に移動して、普通の早起きで済むにこしたことはない。
しかし日程や時間の都合で上海からあまり離れられない人もいるだろう。そういう人のために上海市内での観測ポイントを考えてみた。
最低条件は、
・周辺東側に高層建築物がないこと、
・あるいは観測地自体がある程度高所であること、
だ。
大気の状態を考えると、市内はあまり好観測地ではないのだが、それでも上海にだって天文台はある。上海天文台だ。
とりあえず天文台のある場所に向かうのは、間違った選択ではない。
ここは余山と呼ばれるちょっとした丘である上、東側には月湖という大きな池があり、上海市内で皆既日食を観測するのには、悪くない。できればロープウェイで余山の頂上近くか、月湖の西側から観測した方が良いように思う。ここは国家森林公園西山園という襟になっていて、現在温泉やテーマパークなども建設中だ。ちょっとしたアトラクションも多くある。
余山へは、地下鉄9号線からタクシー、あるいは市内各所からバスがでている。分かりやすい場所として、八万人体育館脇のバスターミナルから30分に1本の割合で定期バスもあるらしい。虹橋空港からタクシーでも約30分、百数十元の料金だ。この辺については、このページが詳しい。
実はこのエリア、上海では伝統的な避暑地だ。
標高は90mしかない丘だが、それでも上海で一番標高は高い。上海余山国家森林公園という立派な公園で、入場料も30元取る。開園は朝の730からなので、あんまり早く着きすぎてもまずい。
更にここの東5km程の地点に、佘山锦江漂流世界というウォーターパークがある。同じく上海にあるウォーターパーク熱帯風爆より施設的には見劣りするのが、場所が不便なことも相まって熱帯風爆よりは空いている。家族連れなら暑い中での日食観測後、ここで遊ぶのも良いかもしれない。
いっそのこと、昔の避暑気分でこのエリアに1泊する手もある。
余山エリアで最も格が高いのがル・メリディアン余山上海だ。こんなホテルでのんびりしてついでに日食観測も悪くない、と思ったら、既に業者が敷地の一部を押さえていた。さすがプロだ。
もっともこの種のツアーはある程度の高級ホテルしか使わないので、多少宿がぼろでも安ければいいという人は、googlemapに表示された安めの宿でも十分だと思う。