誰でもバックパッカーにはなることができる
2016/07/22
格安航空券だけを紹介されて戸惑う人がいた。
「ツアーなら成田で飛行機に乗ってしまえば、あとは現地の空港を出ればホテルも観光もできるし散歩もできるのに、航空券だけだと最初のホテルすら自分で探してたどり着かなければならないし、風習の違う海外で言葉も分からず移動するのは不安」というのがその趣旨だった。とてもよく分かる。
実際二人以上で短期の旅行をするなら、パックツアーの方が安上がりなことが多く、私も条件が合えば積極的に利用する。
しかし、やや長めの旅行になったり一人で旅行する場合には、格安航空券しか利用できないのも事実だ。
いわゆるバックパッカーと呼ばれる人たちは、この一人の長期の旅行を積極的に行っている。
背中に荷物を背負うスタイルの旅行者が多いため、80年代頃からバックパッカーという呼称が日本でも定着してきたのだが、実際カバンの種類などどうでも良い。節約型の長期旅行者をバックパッカーと呼んでいるのが実際だ。
Wikipediaにはこうある。
バックパッカーは安価な料金で世界中を個人旅行する人々の総称。バックパックを背負って移動する事が多い事からそう呼ばれる。略して「パッカー」あるいは「バッパー(オーストラリアなど)」と呼ばれることもある。
バックパッカーについて
1960年代から欧米で流行しはじめ、航空券の低価格化と共に……
格安航空券だけを紹介されて戸惑う人がいた。
「ツアーなら成田で飛行機に乗ってしまえば、あとは現地の空港を出ればホテルも観光もできるし散歩もできるのに、航空券だけだと最初のホテルすら自分で探してたどり着かなければならないし、風習の違う海外で言葉も分からず移動するのは不安」というのがその趣旨だった。とてもよく分かる。
実際二人以上で短期の旅行をするなら、パックツアーの方が安上がりなことが多く、私も条件が合えば積極的に利用する。
しかし、やや長めの旅行になったり一人で旅行する場合には、格安航空券しか利用できないのも事実だ。
いわゆるバックパッカーと呼ばれる人たちは、この一人の長期の旅行を積極的に行っている。
背中に荷物を背負うスタイルの旅行者が多いため、80年代頃からバックパッカーという呼称が日本でも定着してきたのだが、実際カバンの種類などどうでも良い。節約型の長期旅行者をバックパッカーと呼んでいるのが実際だ。
Wikipediaにはこうある。
バックパッカーは安価な料金で世界中を個人旅行する人々の総称。バックパックを背負って移動する事が多い事からそう呼ばれる。略して「パッカー」あるいは「バッパー(オーストラリアなど)」と呼ばれることもある。
バックパッカーについて
1960年代から欧米で流行しはじめ、航空券の低価格化と共に世界の若者の旅装の代表となった。 バックパッカーの多くは、ゲストハウスやユースホステルなどの安宿に宿泊し旅費を節約している。 比較的安価で泊まれるゲストハウス、ユースホステル、ドミトリー等の安宿に宿泊することが多い。 旅行者が多く集まる街には安宿街が形成され、ゲストハウス、インターネットカフェ、レストラン、旅行会社などが集まり便利である。
ホテル泊まりで賓客として扱われるパックツアーでは見えない、庶民の生の暮らしに触れるのが彼ら彼女らの主な目的である。
日本人のバックパッカーについて
世界中のバックパッカー向けの安宿の中でも、日本人が局所的に集まる安宿を日本人宿(日本人専用宿もある)と呼ぶ。日本人宿の多くはオーナーや従業員が日本語に長けている(現地人のオーナーとは別に、日本人の管理人がいることもある)ため、海外にいながら日本語のみで生活することが可能である。同じような宿として韓国人宿・イスラエル人宿も存在する。また、ヨーロッパにおいては、宿代の安さから日本人宿に泊まるアジア系や日本語に長けた西洋人、韓国人宿に泊まる日本人も多い。1990年代以前の主に東南アジアの日本人宿には俗に「長老」と呼ばれる高圧的で威張りたがる日本人旅行者がいることもあったが、最近はそのような長老も殆どなくなった。しかし未だに日本人宿には長老がいると思って日本人宿を避けたり嫌うバックパッカーも少なくない。
日本人宿に泊まってもその人の性格的な問題から誰からも相手にされず嫌な思い出しかないバックパッカーは、その後日本人宿を毛嫌いして日本人宿宿泊者を「英語ができない。外人コンプレックスがある。日本人同士の集団でしか行動できない小心者」などと誹謗中傷することが多い。
日本語で書かれた「情報ノート」が置かれバックパッカーに必要な様々な情報が書き込まれている。 食費を安く浮かすためゲストハウスの宿泊者同士でお金を出し合い自炊する事もままあり、それを「シェア飯」と称する。調理の得意な者は大変重宝され、みんなの人気者になる事が多い。 仮に不味い料理が出来たとしても不味いとは言わないのが暗黙の了解。先述の情報ノートに料理のレシピが書かれている事も多い。 長期の旅行をしている者は基本的にすることが無い。そのため日本人宿にて他の旅行者の置いていった本や漫画を読んだり日本人宿泊者と話をしたりゲームをしたりして過ごしている。何のストレスも無くだらだらと過ごせる事から“沈没”(資金が尽きるまで、更にはインターネットを通じて利殖・金策してまで長期逗留)してしまう事も多い。中には共同生活をする事により恋愛関係になる男女も存在する。
最近ではブログやサイトで情報を発信する者も多く、各地の最新情報をネットにて容易に得ることが可能となってきている。また「インターネット掲示板」や「SNS」などにおいて、情報の交換が頻繁に行われるようになり、インターネット普及以前の旅行スタイルから大きな変化を見せている。
バックパッカーの中には「安ければ勝ち」と思っている者も稀にいる。「安ければ勝ち」と考えるバックパッカーは、特にアジア地域に多い。いかに安く上げるかに命をも掛けているようである。衣食住には極力お金を掛けたくないという者は屋台で食事をし、ドミトリーに泊まる。
東南アジア以西を旅行するバックパッカーはトイレを利用後、トイレットペーパーを使わず水洗いをするものが多い。現地の風習に倣っての事だが、次第に水洗いのほうが清潔であるとわかりトイレットペーパーがあっても水洗いするようになる。ヨーロッパのゲストハウスのトイレには水洗いの施設が無い事から、アジアからヨーロッパに着いた旅行者はペットボトルをトイレに持ち込み水洗いする旅行者も稀ではあるが存在する。
また、地域別に平均年齢が異なる。アジア地域は20代が多いなど年齢層が若く落ち着きのないパッカーが多い。アフリカや中東、中南米については、30代以上の旅慣れたパッカーがアジア地域に比べて多い。ヨーロッパや北米には年齢層の偏りが少ないが、欧米だけを旅行しているパッカーにはヨーロッパ中心主義的な考えを持つ者が多い。
バックパッカーの一部は鉄道、バスなどの交通機関の利用を最小限に抑え自転車にて移動する者もおり、日本人は「チャリダー」と呼ぶ。また、車にて旅行する者を「オーバーランダー」と呼ぶ。
近年、ワンワールドやスターアライアンスなどの世界一周航空券を利用して、バックパッカー・スタイルにて世界一周をする者も多い。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/バックパッカーより引用)
結構偏見に溢れた記述だが、まるっきり的外れでもないのがおかしい。
** 記事の途中ですが、ランキングアップにご協力下さい、旅行ブログ総合24位以内が夢です(つД`) **
「言葉ができないし…」と尻込みする人も少なくないが、日本人バックパッカーの少なくない人たちが、ろくに英語も話せないのも事実だ。それが良いとは思わないが、観光旅行くらい不可能ではない。
そんなバックパッカースタイルの旅行に関心を持つ人にお勧めできる本がある。バックパッカーズ読本の最新版、決定版バックパッカーズ読本だ。
双葉社は以前朝日新聞社に勤務していた下川裕治の本を出し始めた頃から、個人旅行者向けの書籍を多く出版してきた。そんな中バックパッカーズ読本なる書籍が初めて出版されたのは1998年だ。その後国際情勢や旅行事情の変化に伴い、2003年、2007年に新バックパッカーズ読本、決定版バックパッカーズ読本と、内容を新しくしてきた。決定版バックパッカーズ読本が2007年出版の最新版になる。
内容はというと、個人旅行を何回か経験してきた人なら特に目新し話はないかもしれないが、個人旅行に関心があるけれどまだ踏み切れないという人にはうってつけになっている。
誤解がないように書くが、別に貧乏長期旅行をする人でなくともバックパッカーの基本的ノウハウについては知っておいて損はない。ビジネスやファーストクラスに乗っても、最高級ホテルに泊まっても、現地庶民の生の暮らしに触れることは可能だからだ。言い換えればどんなに貧乏旅行をしたところで、現地庶民の生の暮らしに触れられると思ったら大間違いだ。所詮我々は金持ちの国から来た贅沢な旅行者なのだ。
個人旅行のスタイルに関心が沸いたら、長期でも短期でもリッチにでも倹約してでも、ひとりで空港を降りて街に向かうことをお勧めしたい。金額的には割高にすらなることがあるが、自分の意志で移動する楽しさを知ると、旅行好きならその魅力にはまるは極めて高い。
バックパッカー関連書籍は結構いろいろある。軽く疑似体験してみたい方にお勧めなのが、さいとう夫婦のバックパッカーパラダイス、バックパッカービタミンというコミックだ。
蔵前仁一が主催する、日本の個人主導型バックパッカー向け出版社である旅行人から出ているこのコミックは、バックパッカーの日常を気軽に追体験できる佳作だ。
更に軽妙に旅を語るタマキングこと宮田珠己氏の著作は、旅行しようがするまいが読む価値はある。特に処女作であるわたしの旅に何をするは勢いがあっていい。BOOKデータベースの記述も泣かせる。
「たいした将来の見通しもなく会社を辞め、とりあえず旅行しまくりたいと考えた浅薄なサラリーマンのその後。抱腹絶倒、宮田珠己の全力リラックス旅行記。 」
ちなみにこれらの秀作を世に送り出した出版社旅行人を産んだ雑誌旅行人(元遊星通信)は、ネットの普及とともにその情報価値が相対的に低下し、以前月刊誌であったものが今では季刊誌となっている。
なんとなく面白そうだと思ったら、あとは他の本やガイド、旅行記を読んでみれば良い。相性とご縁があれば、いつかあなたもこのスタイルで旅行しているだろう。どんなスタイルであれ、その旅行がどれだけ意義のある体験だったかは、その人次第なのだが。
新型インフルエンザで旅行がためらわれがちなこの時期、こんな本を眺めて過ごすのも楽しい。