2009/7/22 皆既日食 - ともかく観測報告@浙江省平湖市
中国での日食観測から帰国した。
観測地は以前このブログで紹介したとおり、浙江省平湖市。ここは皆既日食線の真下であり、しかも日本電産経営の緑陽大飯店というホテルがあり、きちんと早めに予約しておけば予約をしらばっくれられる心配もない、ということで決定したのだった。
しかしニュースなどで報じられている通り、国内の悪石島ほどではないが中国上海エリアも雨が降り、平湖市では第2接触時間、つまり太陽が全て隠れる時間の20分前ほどから、弱くはない雨が降り出した。
雨のばか。
中国のゲートウェイ都市で曇りであろうと太陽を観測できたのは、武漢と杭州の西湖周辺だけだったようだ。杭州と上海の中間地点である平湖にわざわざ出かけた身としては、悔しくないでもない。
緑陽大飯店には、日本からのツアー客も来ていて、夕食時ホテルの一番大きなレストランは貸し切り状態だった。私が予約を入れた時には団体は皆無だったのに、日本の旅行代理店もやるものだ。
ともかく、まだ小さい娘を同行したため、結局ホテルの窓から工業地帯が暗くなる様子だけを観測できたという、敗北的結果となったことを、ここに涙と共に報告させていただく。
しかも、撮影機材という程ではないが、唯一のデジカメが現地でシステムエラーを出し始め、平湖市では100%エラーとなった。これでもう全く何も記録を取れないかとあきらめかけた時に目に入ったのが、娘の任天堂DSiだった。DSiには30万画素程度とはいえ、一応カメラもある。SDカードには音楽や映画、アニメ、青空文庫の全書籍などがぎっしり詰まっていてあまり余裕がなかったのだが、それでも30万画素程度なら3000枚以上撮影できた。
ついでと言ってはなんだが、インターネット機能にも結構助けられた。中国都市部はイメージ以上に公衆無線LANが充実していて、ちょっと何か検索したい時役だったことも報告しておく。iPod classicとRenovo Idea Pad S9eも持って行ったが、一番役にたったのが、結局娘のDSiだったことがなんともおかしい。
ともあれ、DSiで雨の平湖市、ホテルの部屋から観測した画像を紹介することにしよう。
観測ポイント
一応外に出ていたのだが、結構強い雨が降り出しては仕方がない。こんなのなら上海でも良かった、などとは思っても口には出さず、窓から工場と空を見る。
中国時間 9:31:24(但しDSiの内部時計なのでいい加減)
中国時間 9:34:22(但しDSiの内部時計なの……
-----------------
中国での日食観測から帰国した。
観測地は以前このブログで紹介したとおり、浙江省平湖市。ここは皆既日食線の真下であり、しかも日本電産経営の緑陽大飯店というホテルがあり、きちんと早めに予約しておけば予約をしらばっくれられる心配もない、ということで決定したのだった。
しかしニュースなどで報じられている通り、国内の悪石島ほどではないが中国上海エリアも雨が降り、平湖市では第2接触時間、つまり太陽が全て隠れる時間の20分前ほどから、弱くはない雨が降り出した。
雨のばか。
中国のゲートウェイ都市で曇りであろうと太陽を観測できたのは、武漢と杭州の西湖周辺だけだったようだ。杭州と上海の中間地点である平湖にわざわざ出かけた身としては、悔しくないでもない。
緑陽大飯店には、日本からのツアー客も来ていて、夕食時ホテルの一番大きなレストランは貸し切り状態だった。私が予約を入れた時には団体は皆無だったのに、日本の旅行代理店もやるものだ。
ともかく、まだ小さい娘を同行したため、結局ホテルの窓から工業地帯が暗くなる様子だけを観測できたという、敗北的結果となったことを、ここに涙と共に報告させていただく。
しかも、撮影機材という程ではないが、唯一のデジカメが現地でシステムエラーを出し始め、平湖市では100%エラーとなった。これでもう全く何も記録を取れないかとあきらめかけた時に目に入ったのが、娘の任天堂DSiだった。DSiには30万画素程度とはいえ、一応カメラもある。SDカードには音楽や映画、アニメ、青空文庫の全書籍などがぎっしり詰まっていてあまり余裕がなかったのだが、それでも30万画素程度なら3000枚以上撮影できた。
ついでと言ってはなんだが、インターネット機能にも結構助けられた。中国都市部はイメージ以上に公衆無線LANが充実していて、ちょっと何か検索したい時役だったことも報告しておく。iPod classicとRenovo Idea Pad S9eも持って行ったが、一番役にたったのが、結局娘のDSiだったことがなんともおかしい。
ともあれ、DSiで雨の平湖市、ホテルの部屋から観測した画像を紹介することにしよう。
観測ポイント
一応外に出ていたのだが、結構強い雨が降り出しては仕方がない。こんなのなら上海でも良かった、などとは思っても口には出さず、窓から工場と空を見る。
中国時間 9:31:24(但しDSiの内部時計なのでいい加減)
中国時間 9:34:22(但しDSiの内部時計なので…以下略)
中国時間 9:34:54(但しDSiの内部時計なので…以下略)
中国時間 9:35:06(但しDSi…以下略)
中国時間 9:35:26(但し…以下略)
中国時間 9:35:56(但し…以下略)
中国時間 9:36:20(但し…以下略)
** 記事の途中ですが、ランキングアップにご協力下さい、同情クリックお願いします…(つД`) **
中国時間 9:41:24(但し…以下略)
中国時間 9:41:34(但し…以下略)
中国時間 9:41:44(但し…以下略)
中国時間 9:41:52(但し…以下略)
中国時間 9:41:56(但し…以下略)
中国時間 9:42:04(但し…以下略)
中国時間 9:43:10(但し…以下略)
中国時間 9:44:12(但し…以下略)
まぁこんな感じだった。
太陽の様子などまるで見えなかったが、急激に街が暗くなり、また急激に明るくなる様子は、それなりに貴重な体験だった。いや、素直に初めての体験だったと言おう。そして、その体験はやはり得難いものであった。
航空券は一人およそ7万円。
宿は二人で1泊4500円程のそこそこクラス。バスや「中国の新幹線」こと和諧号などを利用し、総予算は一人10万円程。夏休みに皆既日食を体験するには、まずまずの予算だったかもしれない。
少なくとも一人30万円以上支払って、暑苦しいテントに泊まり、挙げ句の果てが暴風雨、という悲惨なニュースを見ただけに、文句は言えないような気がする。
今後の日食は、2010年1月15日にアフリカ中央部~インド~中国で金環食、2010年7月12日太平洋(イースター島など)で皆既日食、2012年5月21日に関東~四国南部~九州南部で金環食、2016年3月9日インドネシア~北太平洋で皆既食などがある。
次回のチャンスも、絶対に逃さない。
↑ お役に立てましたら上の[旅行ブログ]のアイコンをクリックしていただけると、このブログのランキングがあがり、私が少し幸せになります。