世界、大人の社会科見学!

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中国

和諧号。中国の"新幹線"は新幹線ではない

 
長い間お休みを頂いて申し訳ない。
この夏も、いろいろ時間を作って国内外の情報を集めてきたので、これだと思う情報はどんどんここで紹介していくつもりだ。

さて、話は前回の中国に戻る。

中国と一言で言っても、様々な表情を持つ国だ。
ここ数年中国の地方や辺境が面白く、いろいろ覗き見をしている。毎回思うのが「これが中国だ」という統一された印象があまり強くないことだ。人民元が使えて北京語の看板があればとりあえず中国だが、その文化や人は地域によって大きく違う。

そんな中、私にとって上海は中国で最もつまらない街だ。

物価は高く人はきつく、夏の暑さは非常識なほどだ。いくら日食観測のゲートウェイ都市だからといって、長居は無用だ。

上海には2007年1月から和諧号と呼ばれる高速鉄道が走っている。中国の和諧号は上海南-杭州、上海-南京間でデビューしたのだ。これに乗ってとっととこの上海から逃げ出したい。

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上海南から杭州まで二等車で54元、一等車で64元だ。片道約735円。物価が違う国で比較するのはどうかとも思うが、日本の感覚でいうと、大変に安い。ちなみに日本語の時刻表と運賃表はここがわかりやすい。

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DSiで取った画像しか残っていないため、ろくなものが…

 


 
長い間お休みを頂いて申し訳ない。
この夏も、いろいろ時間を作って国内外の情報を集めてきたので、これだと思う情報はどんどんここで紹介していくつもりだ。

さて、話は前回の中国に戻る。

中国と一言で言っても、様々な表情を持つ国だ。
ここ数年中国の地方や辺境が面白く、いろいろ覗き見をしている。毎回思うのが「これが中国だ」という統一された印象があまり強くないことだ。人民元が使えて北京語の看板があればとりあえず中国だが、その文化や人は地域によって大きく違う。

そんな中、私にとって上海は中国で最もつまらない街だ。

物価は高く人はきつく、夏の暑さは非常識なほどだ。いくら日食観測のゲートウェイ都市だからといって、長居は無用だ。

上海には2007年1月から和諧号と呼ばれる高速鉄道が走っている。中国の和諧号は上海南-杭州、上海-南京間でデビューしたのだ。これに乗ってとっととこの上海から逃げ出したい。

wakai_1.gif

上海南から杭州まで二等車で54元、一等車で64元だ。片道約735円。物価が違う国で比較するのはどうかとも思うが、日本の感覚でいうと、大変に安い。ちなみに日本語の時刻表と運賃表はここがわかりやすい。

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DSiで取った画像しか残っていないため、ろくなものがなく申し訳ない。まぁ車内は日本の新幹線と全く同じだ。もともと川崎重工で作ったJR東日本のE2系新幹線車両であり、それをベースにライセンス生産しているのだからあたりまえだろう。

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一等車ではミネラルウォーターが配られた。二等についてはよく分からない。

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上海南-杭州を乗っただけの印象だが、これは新幹線ではない。

新幹線は専用の軌道でこの車両を走らせるシステム全体の総称だ。しかし中国の和諧号は既存の線路の上を走らせるだけの高速鉄道だ。実際車内に表示される速度は最高でも160km/h程度だったと思う。

ちなみにSerchinaでは、以下のような報道もされている。

中国で鉄道のスピードアップを行う第6回の「全国鉄路提速」の初日となった18日、目玉となった日本の新幹線用車両をベースとした「和諧号」には、多くの記者が乗車取材。絶賛記事から批判記事まで、19日から20日にかけて、さまざまな論調が中国のメディアをにぎわせた。

 上海発北京行きのD32列車に乗った記者は「地上を飛ぶような速さ」だけでなく、発車のスムーズさ、トイレの設備の充実、リクライニングや方向転換が可能な座席の使い心地などを絶賛。軽食を用意する食堂車も含め、「すばらしいのはスピードだけではない」と高く評価した。

 また、車内が広々としており、自動化された運行システムなど、安全面で高度な技術が採用されていることを評価する記事もみられた。

 一方、D32列車に乗り込んだ別の記者は、「大切なのはスピードだけではない」と辛口の批判。即席めんを利用する乗客が多いのに給湯機の能力が追いつかななかった、男性専用の小用トイレに鍵がなく誤って女性が開けて大騒ぎになったなどのトラブルを紹介した

 24時間以上の列車の旅も珍しくなく、食堂車は割高だと考える中国の乗客は、安価で腐敗の心配もない即席めんなどを利用することが多い。また、外国人乗客などからは批判の声があるが、車内ではかなり大きな音量で音楽などを流すのが一般的だ。

  同記事は、「長時間の行程なのに車内に音楽も流さない」「朝食と昼食の販売はあるのに夕食はない」などと批判。「上海を午前に出発しても北京に着くのは夜。不便なので、帰りは朝に到着する寝台列車にする」との乗客の声も紹介した。
(Serchina http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0420&f=national_0420_001.shtml より引用)

和諧号は日本で作られた新幹線型車両をライセンス生産した、単なる高速鉄道、程度に考えておけばよい気がする。少なくとも、日本の新幹線的運行を期待すると失望することになるだろう。

和諧号で面白そうなのは、北京と上海を結ぶ寝台列車だ。これは2008年の年末から運行開始されたものだが、中国も今は国内線の運賃が安いので、強くはお勧めはしない。

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