タイ/バンコク、6月の治安と夏の旅行
2016/07/22
このところ知人に会うたびに聞かれるのが「もうタイに行っても大丈夫でしょうか」といった質問だ。
こういう質問が一番困る。
ここではっきり言っておくけれど、
旅行にいくということは楽しみと引き替えにリスクを抱えることだ。
一般的に治安が良いとされる国にだって犯罪はあるし、そんなことを言い始めたら国内の旅行だって危ない。家から道路に出たらもう交通事故やひったくりにあう可能性だってある。といって家にいれば安全かと言えばいつ空から飛行機が突っ込んでくるか分からない。
世の中には100%の安全なんてものは存在しないのだ。
だからと行って自棄を起こして自ら危険なエリアに飛び込むことは愚かなわけで、このあたりのバランス感覚が旅行をするのには大切なのだろう。
ということで現在のタイだが、6月3日外務省はバンコクに対して出していた渡航情報(危険情報)のレベルを引き下げた。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header
バンコクについては「十分注意してください」とかなり穏やかなレベルになったし、非常事態宣言が発令された各地方についても同じだ。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info2.asp?num=2010T070&filename=2010T070_1.gif
細かいことをうだうざ考えないで言えば、「まぁいろいろあるけれどとりあえずはそんなに危険はないですよ」位に考えておけば良いのかもしれない。
現在タイでは、反政府デモで影響を受けた商店などを救済するための歩行者天国やバーゲン・フリーマーケットが開催され……
このところ知人に会うたびに聞かれるのが「もうタイに行っても大丈夫でしょうか」といった質問だ。
こういう質問が一番困る。
ここではっきり言っておくけれど、旅行にいくということは楽しみと引き替えにリスクを抱えることだ。
一般的に治安が良いとされる国にだって犯罪はあるし、そんなことを言い始めたら国内の旅行だって危ない。家から道路に出たらもう交通事故やひったくりにあう可能性だってある。といって家にいれば安全かと言えばいつ空から飛行機が突っ込んでくるか分からない。
世の中には100%の安全なんてものは存在しないのだ。
だからと行って自棄を起こして自ら危険なエリアに飛び込むことは愚かなわけで、このあたりのバランス感覚が旅行をするのには大切なのだろう。
ということで現在のタイだが、6月3日外務省はバンコクに対して出していた渡航情報(危険情報)のレベルを引き下げた。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header
バンコクについては「十分注意してください」とかなり穏やかなレベルになったし、非常事態宣言が発令された各地方についても同じだ。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info2.asp?num=2010T070&filename=2010T070_1.gif
細かいことをうだうざ考えないで言えば、「まぁいろいろあるけれどとりあえずはそんなに危険はないですよ」位に考えておけば良いのかもしれない。
現在タイでは、反政府デモで影響を受けた商店などを救済するための歩行者天国やバーゲン・フリーマーケットが開催されている。
なんともたくましい話だ。
タイ人には熱しやすく冷めやすい気質があるとも言われる。事実私の知人であるタイ人は、熱心ではないがUDD支持派であったのに、今では「UDDはちょっとやり過ぎたし、やっぱり王室と今の政権のままがいいと気がついた」などと言っていた。
しなやか、かつしたたかでおかしな拘りがないと言うべきか、あるいは節操に欠ける、軽薄というべきか悩むところだが、昔からタイはこんな感じだった気もする。
この歩行者天国+バーゲンは今月5-6日にはサイアムスクエアのマーブンクロン前ラーマ1世通りで、12-13日には再びシーロムで行われるらしい。この種のイベントは7月まで地方でも続くとのことだ。
こんな様子を見ると、例によってもうタイは大丈夫、だという気もしないでもない。
しかしタイでは今でもデモとテロの後始末が続いている。
「副首相、非常事態宣言は解除せず」
ステープ副首相は、現在もバンコク都内を中心に施行されている非常事態宣言について、継続させる見通しであることを明らかにした。一部で同宣言を解除すべきとの見方があることについて、解除することで治安が再び悪化するよりはよいと反論している。
また2日、サンスーン報道官も、平和維持本部会議で、非常事態宣言を引き続き施行する方針であることを明かしていた。
http://thai.news-agency.jp/articles/article/4522
「外務省、タクシン元首相の身柄引き渡しを求めモンテネグロに」
パニット副外務相は、近々モンテネグロを訪問しタクシン元首相の身柄引き渡しを求める予定であることを明らかにした。現在同国は選挙期間中となっており、訪問時期を調整中とのこと。
http://thai.news-agency.jp/articles/article/4480
「テロ容疑の野党議員に出廷命令」
法務省特別捜査局(DSI)のタリット局長は6月3日、先の反政府デモに関連したテロ容疑に問われている野党・タイ貢献党の議員3人に対し、裁判への出廷を命じたことを明らかにした。
DSIは、同裁判で3人のこう留を請求することにしているが、出廷を拒否した場合、逮捕状を請求するとしている。
これに対し、3議員の1人チャトゥポン容疑者は、反タクシン組織「市民民主連合(PAD)」による08年末の空港占拠でテロ容疑をかけられたカシット外相が出頭したことで身柄を拘束されなかったことを例にあげ、「わたしはすでに出頭して容疑の説明を受けている。DSIにはわたしを逮捕する権限はないはず」と反論している。
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=10219
タイの混乱はとりあえずは収束したが、まだ火種は消えていない。
行えば絶対にタクシン派が圧勝する総選挙は、早ければ年内秋にも行われる可能性がある。タイを旅行する人は、その程度の認識は持って出かけていった方が良いだろう。
現在バンコク往復の航空券は、6月は30000円、7-8月は34000円からだ。
お盆など8月ピークの時期でも最安価格34000円であることに、観光業界の今回のタイの争乱への評価が見て取れる気がする。またもともと8月は比較的安値だったバンコクのホテルだが、あのデュシタニが3分の1以下の2000バーツ台前半からなど、どこも例年以上の値引きで観光客の減ったバンコクで生き残ろうと必死のようだ。
毎回、ただの日記ではない、何かガイドブックなどには載っていない情報を必ず書くように心がけています。↑気に入っていただけたら上の[旅行ブログ]のアイコンをクリックしていただけると、このブログのランキングがあがり、私が少し幸せになります。ついでに、ブログ更新の意欲もわきます。^^;
旅行ブログランキングはこちらです。