ヨルダン現地報告、旅のデジテルものその2
航空券情報を挟んだが、旅のデジタルものの続きだ。
これです。
実は旅行中かなり稼働率が高いのが、任天堂DSiだったりする。
もちろんペトラ遺跡のどまんなかでゲームを楽しむためではない。これはもうなんと言っても、究極の暇つぶし専用機なのだ。そして後述するが、かなりの万能トラベルグッズだったりもする。
「これだけいろんな物を持ち歩いているのに、何もいい年をして任天堂DSiなんか…」という声も聞こえてきそうだが、旅行中DSの稼働時間は極めて高い。
何をしているのかというと、まず素直にゲームだ。
ipodで音楽を聴くのも悪くないし、映画を見るのも良い。しかし音楽や映画は受け身の娯楽だ。映画でどんなにがんばっても2時間潰すのがいいところだろう。私はかなりの音楽好きだが、それでも2時間聞き続けると多少疲れる。
しかしゲームは音楽や映画に比べて能動的な分、浪費する…消費する時間が果てしなく長い。子どもがゲームにはまって睡眠不足になる気持ちがよく分かる。
今回のゲームはドラゴンクエストの最新作・星空の守り人だった。多少周囲の視線が気にならないでもないが、成田からアブダビまでの約12時間のうち、少なく見積もっても半分の6時間以上をこのゲームに費やした。冗談ではなくとても良くできており、大人でも十分に楽しめる。2600円の価値はある。
もっとも持ち出したソフトはこれだけではない。
まず、もう1年以上前に買った、DS文学全集、みんなで読書DS 捕物帳 半七&右門&安吾&顎十郎&旗本退屈男、一度は読んでおきたい日本文学100選の文学全集もの3本は、海外でなくともDSを持ち出すときには必ず持って行く。
最初にDS文学全集を買ったのは軽い気持ちだった。「本を100冊買うくらいならこっちの方が安いし、持ち運びが便利だ」程度の考え……
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航空券情報を挟んだが、旅のデジタルものの続きだ。
実は旅行中かなり稼働率が高いのが、任天堂DSiだったりする。
もちろんペトラ遺跡のどまんなかでゲームを楽しむためではない。これはもうなんと言っても、究極の暇つぶし専用機なのだ。
「これだけいろんな物を持ち歩いているのに、何もいい年をして任天堂DSiなんか…」という声も聞こえてきそうだが、旅行中DSの稼働時間は極めて高い。
何をしているのかというと、まず素直にゲームだ。
ipodで音楽を聴くのも悪くないし、映画を見るのも良い。しかし音楽や映画は受け身の娯楽だ。映画でどんなにがんばっても2時間潰すのがいいところだろう。私はかなりの音楽好きだが、それでも2時間聞き続けると多少疲れる。
しかしゲームは音楽や映画に比べて能動的な分、浪費する…消費する時間が果てしなく長い。子どもがゲームにはまって睡眠不足になる気持ちがよく分かる。
今回のゲームはドラゴンクエストの最新作・星空の守り人だった。多少周囲の視線が気にならないでもないが、成田からアブダビまでの約12時間のうち、少なく見積もっても半分の6時間以上をこのゲームに費やした。冗談ではなくとても良くできており、大人でも十分に楽しめる。2600円の価値はある。
もっとも持ち出したソフトはこれだけではない。
まず、もう1年以上前に買った、DS文学全集、みんなで読書DS 捕物帳 半七&右門&安吾&顎十郎&旗本退屈男、一度は読んでおきたい日本文学100選の文学全集もの3本は、海外でなくともDSを持ち出すときには必ず持って行く。
最初にDS文学全集を買ったのは軽い気持ちだった。「本を100冊買うくらいならこっちの方が安いし、持ち運びが便利だ」程度の考えだったのだ。
ところがこれがはまる。
誰でもタイトルくらいは聞いたことのある日本文学を100冊ポケットに入れて持ち歩くというのはすごいことだ。私は結構本を読む方だとは思っていたのだが、きちんと読んだことがない本が半分以上だったことも思い知らされるが。(中には文学史的に名作なのだろうが好みではなさそうな小説もあり、全てをまだ読んでいないことも告白する)
このソフトの良いところは、文字の大きさを2段階に調節できることだ。仕事柄遠視気味の私には、大きな文字での表示はとてつもなくありがたい。
これで味をしめて、みんなで読書DS捕物帳を買ってみたらこれがまた面白い。
岡本綺堂の半七捕物帳69話に加え、右門捕物帖、旗本退屈男なと163話を読むことができる。こちらは4書体が選択できる。
この2本で任天堂DSで暇な時間に本を読む楽しみを覚えた私は、一度は読んでおきたい日本文学100選を購入し、買った後に約半分の作品がDS文学全集と被っていることに気が付いたりもするのだが、めげなかった。
めげないついでに、DS図書館世界名作&推理小説&怪談&文豪やらみんなで読書DS源氏物語やら、果てには空いている時間に英語力のブラッシュアップをしようと英文多読DS世界の文学選集にまで手を出すが、これらのソフトはどれもほとんど旅行に連れ出していない。「本がたくさん持ち歩ければなんでもいいという訳じゃない」ことを肌で知ることになる。つまらないものはつまらないし、暇な時間に英文の小説を読むほど私は勉強熱心でも英語が堪能でもなかった。
旅の指さし会話帳DSもなかなか優れたソフトだと思う。
これはもともと書籍である旅の指さし会話帳をDSのソフトにしたものだ。
このシリーズは英語があまり通じない、しかもマイナーな言語の国を旅行するときにはかなりの優れもので、今回私も「イラク編」を購入したものだ。(現在絶版で通販でもなかなか見つからないが、2010年8月成田空港第1ターミナルのTUTAYAには数冊の在庫がある)
比較的マイナーな言語もカバーするのが売りであるのにも関わらず、残念なことにDS版には、アメリカ(英語)、ドイツ、中国、韓国、タイの5種類しかない。また本と違って、カセットを入れ替えて起動して…とやや時間がかかるのも難ではある。しかし、中々覚えることのできないタイ語などは結構役に立つ。
まぁ本でもいいんだけど、というか、本の方が便利なんだけど。
海外旅行に任天堂DSを持って行くとなると、このシリーズなんかも発見するかもしれないが、正直お勧めしない。「旅行にDSで便利で快適♪」と浮かれていた私に冷や水を浴びせたソフトだ。
実はこのシリーズ3点ほどまとめ買いしたのだが、どれもため息が出るような使えないソフトだった。もちろんこれは個人の感想で、「そんなことはない」と言う人がいるかもしれないのも事実だが。でも私は自信を持ってお勧めしないぞ。
いろいろ書いたが、実は昔は自分のDSなど持っていなかった。
DS文学全集を買った頃は、出かけるときは泣き叫ぶ子どもの頭を足で抑えつけながらDSを取り上げていたのだが、さすがに人の親としてどうかと思うようになり、この年で自分専用のDSiを購入した。
自分専用の任天堂DSiを買うと、これが実に良い。
まずSDカードに音楽を入れておくことができる。
最大32GのSDカードを入れることができるので、単純計算でおおよそ7000曲とCD700枚分くらいは音楽を持ち運べる。一応160Gのipod classicも持ち歩いているのだが、携帯して音楽を聴くことに関してだけならDSiだけで済んでしまうようになった。と同時に、ipodの使い方が若干変わって来てしまったが。(これについては次の機会に説明する)
SDカードはどんどん安くなり、今や32Gでも5000円程度だ。PCやデジカメじゃないのだからclass10など贅沢、class2でも十分使える。どうせほぼ音楽の再生にしか使わないのだから。
実はDSにはこんな裏技もあったりする。DS Liteの時代の話だが、未だにそしてDSiでも可能なようだ。ただしこういう道具の販売は法律で禁止されている。
そして、私がDSiで最も気に入っている機能がこれだ。
パックツアーだろうと出張だろうとバックパック旅行だろうと、目覚まし時計は旅行の必需品だ。しかしこの目覚まし時計、なかなかこれだという物がない。
まず目覚まし時計を単体で持って行くのが悔しい。
荷物はなるべく減らしたい中、目覚ましは妙にかさばって感じる。しかもあんまり安物を買うと1年もしないうちにアラームがきちんと鳴らなく鳴ってしまうことも少なくない。
しかしDSは良くできたハードウェアで、今までアラームでトラブルが起きたことは一度もない。しかもアラームの音量が十分に大きく、目覚まし時計として極めて実用的なのだ。
設定は簡単だ。
まず起動画面左端にある「本体設定」を選択し、本体設定メニューを右に一つスクロールすれば、「アラーム設定」メニューが出てくる。
ここで忘れていけないのは、DSの時計を現地時間に合わせることだ。日本時間のままだと偉い目に遭う。
また、DS付属のADアダプタは、海外の240vに対応していない。
海外でも使える240vまで対応のACアダプタは1000円以下で売られているので、これを一つ買っておく必要はある。
究極の暇つぶしである様々なゲームであそべ、カセット一つにつき100冊もの本を運ぶことができ、32Gの容量の音楽プレーヤーにもなり、(画素数が少なくストロボもないが)非常用のデジカメにもなり、そして高性能アラームクロックにもなるガジェットが13000円程度なのだから、買って損はないと本気で思う。ついでに書くと、国内ならDSだってワンセグも受信できる。
飽きたら子どもにあげれば良いのだ。みんな喜ぶぞ。
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