世界、大人の社会科見学!

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小三通 - 中国/台湾・金門島

小三通 - 香港/中国/台湾,陸海路の旅7 「アモイ湖浜バスターミナルのホテル紹介所をあてにしていたら、どう考えても闇営業の宿に連行された件。さらにはお勧めの駅前ビジネスホテル、如家酒店」

 
アモイについたら宿探しだ。

アモイの安宿と言えば、コロンス島のユースホステル・厦门鼓浪屿国际青年旅舍が定番らしいのだが、このコロンス島というのが気に入らない。

街からフェリーに乗らないと行けないことくらいは気にならない。コロンス島に滞在すること自体が嫌なのだ。
アモイは南京条約で開かれた5港のひとつで、コロンス島は領事館が置かれ西洋人が多く住んでいたエリアだ。その歴史には全く文句はないのだが、そういう経緯で観光地になったこの島は、自動車の通行が禁止され乗り合いの電気自動車やロープウェイで移動するという、べったべたの観光地なのだ。誰がそんなところに泊まるか、である。

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確かにユースは小ぎれいでドミもあるが、シングルの値段は200元以上と結構高い。観光地のど真ん中だしある程度は理解できるが、これは私の好みではない。これがもしもっと節約をしなければならない長旅でゆっくりしたいのなら、ドミに数泊するという手もある。しかし短い時間に台湾や土楼など結構頻繁に動かなければならない私には、ここでのんびりという選択肢はない。市街地ならバスなどの便も良いし安く食事できる場所もいっぱいある。

中国の空港、港、長距離バスターミナルなどには、必ずといって良いほどホテルの紹介所がある。

必ずしも最安であるとはいわないが、ラックレートなどよりはずっと安いし結構良いホテルも多い。物価の高い広州の空港ホテルですら100元台でよりどりみどりだったりもして、今まで外れたことはない。今回も「バスターミナルに行けば、きっと安くて快適なホテルがあるだろう」と考えていた。

ほおら、あった。

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バスを降りての出口横に、わかりやすい看板を出したホテル紹介所が…


 

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アモイについたら宿探しだ。

アモイの安宿と言えば、コロンス島のユースホステル・厦门鼓浪屿国际青年旅舍が定番らしいのだが、このコロンス島というのが気に入らない。

街からフェリーに乗らないと行けないことくらいは気にならない。コロンス島に滞在すること自体が嫌なのだ。


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アモイは南京条約で開かれた5港のひとつで、コロンス島は領事館が置かれ西洋人が多く住んでいたエリアだ。その歴史には全く文句はないのだが、そういう経緯で観光地になったこの島は、自動車の通行が禁止され乗り合いの電気自動車やロープウェイで移動するという、べったべたの観光地なのだ。誰がそんなところに泊まるか、である。

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xiamen_hotel_01.gif

確かにユースは小ぎれいでドミもあるが、シングルの値段は200元以上と結構高い。観光地のど真ん中だしある程度は理解できるが、これは私の好みではない。これがもしもっと節約をしなければならない長旅でゆっくりしたいのなら、ドミに数泊するという手もある。しかし短い時間に台湾や土楼など結構頻繁に動かなければならない私には、ここでのんびりという選択肢はない。市街地ならバスなどの便も良いし安く食事できる場所もいっぱいある。

中国の空港、港、長距離バスターミナルなどには、必ずといって良いほどホテルの紹介所がある。

必ずしも最安であるとはいわないが、ラックレートなどよりはずっと安いし結構良いホテルも多い。物価の高い広州の空港ホテルですら100元台でよりどりみどりだったりもして、今まで外れたことはない。今回も「バスターミナルに行けば、きっと安くて快適なホテルがあるだろう」と考えていた。

ほおら、あった。

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バスを降りての出口横に、わかりやすい看板を出したホテル紹介所があった。早速値段を尋ねてみると、エアコン/テレビ/ホットシャワー付きのツインが120元、パソコン付きのツインが160元、とのこと。安いではないか。まずは1泊をここで申し込む。宿までは当然送迎つきだ。例によってのワゴン車だけど。

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私と中国人客2組を乗せたワゴン車は町中を走る。湖浜南路の中山病院側でワゴン車は止まった。街のど真ん中で良いではないか。って、え、この階段を上るんですか??

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初めはホテルの裏口か「住宿」と呼ばれる安い宿に案内されるのかとも思ったのだが、案内されたのは単なるアパートの一室をホテル風に改装した部屋だった。

部屋にはそれぞれ鍵のかかった机があり、その中に値段表と領収証の束がある。単なるアパートなのでフロントも何もない。不安だ。多分営業許可も取っていないだろう。中国のホテルには外国人を泊めてはいけない物も多いのだが、ここはそれ以前の問題じゃねーのか??日中の関係が微妙だったこの時期、正直この種のリスクは避けたい。

そこで「ここ約束のネットがないじゃん」と逃げだそうとしたら、「ああ、そうだったな」とまたワゴン車に収容されてしまった。とほほである。「ちゃんとしたホテルじゃないと泊まれないんだよ」とも言ったし筆談もしたのだが、早口の中国語をまくしたてられ意味が分からない。さっきまでちゃんと英語も筆談もできていたのに、どうしてこっちの不満の話になると急に早口の中国語になるんだよ、である。

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次に案内されたのは、アモイ駅にほど近い高層ビルの一室だった。

しかしここも単なるアパートの一室で、約束のPCもない。さっきの部屋もそうだったが決して部屋が悪いわけではない。ちゃんと清潔だしホテルより部屋も広い。(写真を撮る余裕がなかったことは理解していただきたい) シャワー室には大型の洗濯機と使いかけの大箱の洗剤なども置いてあって「日頃誰が使ってるんだよ!」であるが、便利ではある。でもやっぱり嫌だ。

建物を出ようとすると案内は中国語でまくし立てる。こちらも日本語でまくし立てたいところだが、一応気を遣って理解される可能性の高い英語でまくし立てる。数分のやりとりの後、別の部屋に連行された。

ここには英語の堪能な青年がいた。まくしたてた甲斐があったようだ。しかしいきなり "Hey man, what's going on?"と肩を抱きく。おめーはどこのスラムに留学していたんだ、だ。

とにかくこの青年に経緯を話し、案内された宿が合法な物ではなく外国人は泊まれそうにないこと、(本当はどうでもよかったのだが)約束のPCが部屋になかったことなどを伝え、相手が納得しているタイミングを見計らってここから脱出する。案内の男性はまだ何かをまくし立てているが、「あとはあっちの兄ちゃんに聞いてね」とあしらって、外に出た。 あー、面倒だった。

宿のあてはないが、とりあえずワゴン車の車窓から見えた駅方面に歩く。

駅の近くにはたくさんのホテルがある。もうこのあたりのどこかに泊まれば良いのだが、そこは根っから節約型旅行者の私としては200元以上支払うのは嫌だ。そこそこ快適であんまり高そうではない宿をセンサー能力最大にして探す。

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なんだよ、Motel268って。おまえんとこはMotel168のはずだろ!

Motel168は基本1泊168元のビジネスホテルチェーンなのだが、値段を聞いてみると本当に1泊268元だったのでがっかりする。例によって有料の会員になると200元代前半にまで値下がりするようだが、もう一声、である。まぁここは結構しっかりしたホテルだったので、そんなに安くはならないようだ。看板が"268"じゃ仕方ないな、でもある。一応値段を確認し次に向かう。実はこのホテルの筋向かい路地奥に、こんな看板が見えていたのだ。

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どれどれ?

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ほうほう。

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私は知らなかったが、ここは如家酒店というビジネスチェーンホテルだった。中国のビジネスホテルチェーンはMotel168錦江之星くらいしか知らなかったが、いつの間にか増えてたんだなぁ、である。

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部屋は209元からだが、「もっと安いのないの?」と尋ねると「じゃ会員価格でいいですよ」と会員カードも売らずにあっという間に199元まで値下げしてくれた。路地の奥にあるので、多少集客に難があるのかもしれない。ともあれ念願の100元台突入だ。中国のビジネスホテルの基本としてネット接続も無料だ。部屋を見せてもらうが、清潔で悪くない。

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フロントの横に小さなダイニングがあって「朝食12元」と書いてある。「朝ご飯は12元なの?」と尋ねると「いや、無料です。お粥しかないですけどね」と笑う。宿泊決定!

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一番安い部屋のベッドは幅1.5m、上のクラスのベッドは1.8mとのことだったが、これなら二人でもゆったり眠ることができる。ネットも使えるしスタッフは結構英語を話すし、何より親切だ。レセプションどころかセキュリティもないアパートに160元だすなら、ここの方がずっと良い。

ロケーション的にもアモイ駅から地下道をくぐって5分程度と、これからのアモイ生活が何かと便利になった。なにしろ適当に移動しても「火車站」行きのバスに乗れば簡単に帰ってくることができる。今回の旅行でのアモイのロケーションを例によってGoogle Mapにマーキングしてみたので、眺めて欲しい。


より大きな地図で アモイ Xiamen を表示

翌朝の朝食は、

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お粥と、

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野菜や乾き物4点。

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後はゆで卵が出てきた。スタッフが言っていたようにシンプルな朝食だが、私には十分だ。

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如家酒店はアモイ市内にも13軒の店舗があるが、ここ火车站店は悪くない。

駅から近いし(シンプルというか貧相な)朝食も無料だし、路地の奥にあるので駅前ながら騒音も感じない。そしてその路地には洗濯屋や小さな店があり、お願いしておけば3元の缶ビールをぎんぎんに冷やしておいてくれる。夜8時頃までなら快餐店も近くにあり5元から買えるし、24時間営業のクレジットカード認証率中国1である中国工商銀行のATMもすぐそばだ。

1泊199元ならかなりお勧めだと思う。

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