世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

小三通 - 中国/台湾・金門島

小三通 - 香港/中国/台湾,陸海路の旅8 「中国国内線のディスカウントチケットを買いに行ったら近くに推掌科のある病院があったので、首のコリを取ってもらった件」

 
アモイのホテルでこれからの旅程を考えるが、明らかに日数が足りない。

だいたい成田発最終フライトの7日間(実質6日間)で、香港から台湾・金門島まで陸海路だけで往復すること自体に無理があるのだ。昼間の寝台バスは楽しくないこともなかったが、貴重な1日を費やしてしまったとも言える。アモイから深センまでは素直に飛行機を使おうかとCTRIPを眺める。

xiamen_air_hospital_01.gif
実際の検索日ではありません。でも290元って寝台バス+70元じゃんw

中国の国内線航空券は事実上相場商品となっている。

CTRIPより安い相場が安いサイトの存在も知ったが、検索結果から航空券を購入するには北京語で電話をかけなくてはならず、私には敷居が高かった。CTRIPを調べてみると中国南方航空にノーマル運賃の790元(+90元)よりは多少安いチケットが見つかった。ここで予約を入れる手もあるのだが、宿からそう遠くないところに南方航空の事務所があることが分かったので直接出かけてみる。CTRIPに出てくる程度の運賃なら、ほとんどの場合航空会社の支店で同じ値段で購入できる。

xiamen_air_hospital_04.gif

がらがらだし。

目星をつけていたフライトの価格を尋ねると、予想通りCTRIPと同じ値段を…


 
 

--------------------(全文はここから)

アモイのホテルでこれからの旅程を考えるが、明らかに日数が足りない。

だいたい成田発最終フライトの7日間(実質6日間)で、香港から台湾・金門島まで陸海路だけで往復すること自体に無理があるのだ。昼間の寝台バスは楽しくないこともなかったが、貴重な1日を費やしてしまったとも言える。アモイから深センまでは素直に飛行機を使おうかとCTRIPを眺める。

xiamen_air_hospital_01.gif
実際の検索日ではありません。でも290元って寝台バス+70元じゃんw

中国の国内線航空券は事実上相場商品となっている。

CTRIPより安い相場が安いサイトの存在も知ったが、検索結果から航空券を購入するには北京語で電話をかけなくてはならず、私には敷居が高かった。CTRIPを調べてみると中国南方航空にノーマル運賃の790元(+90元)よりは多少安いチケットが見つかった。ここで予約を入れる手もあるのだが、宿からそう遠くないところに南方航空の事務所があることが分かったので直接出かけてみる。CTRIPに出てくる程度の運賃なら、ほとんどの場合航空会社の支店で同じ値段で購入できる。

xiamen_air_hospital_02.gif

xiamen_air_hospital_04.gif

がらがらだし。

目星をつけていたフライトの価格を尋ねると、予想通りCTRIPと同じ値段を告げられた。深センの華強北路を徘徊する時間を確保するために即購入する。3日後のベストの時間帯で2割引なら許容範囲だ。カードが使えなかったので現金で支払ったが、渡されたのは航空券ではなくe-ticketの記録だった。そういう時代なんだなぁ。これじゃCTOががらがらなのも当然だと納得する。

xiamen_air_hospital_03.gif

この中国国内線のディスカウントチケットは、さすがに日本の航空会社支店では購入できない。日本で予約・購入したい場合にはこことかここを使うことになる。日々変動する中国国内線のチケットを最安のタイミングで買いたければ利用するのも悪くない。どちらもサーバ(回線?)があまり太くなく深夜になるとデータの書き換えをするのかまともに検索ができなくなるが、個人的には過去トラブルにあったことはない。クレジットカードで決済しe-ticketの記録をメールで受け取るだけだが。

これで深夜バスの疲労なしにアモイの滞在時間を延ばせると喜んでいたら、こんな病院の前に出た。中国南方航空のすぐ側だ。

xiamen_air_hospital_05.gif

入り口上の科目一覧に「鍼灸」「推掌」の文字がある。

実は私は日本で中国整体に通っていて大変に効いている。そこの看板には「中国気功整体」とあるがこれは中国では推掌(すいな)という技法らしい。日本で施術を受けると50分で5000円程だが、ここならもっと安いだろうし一応病院、そんなにはずれることもないだろうと中に入ってみる。

xiamen_air_hospital_06.gif

xiamen_air_hospital_07.gif

右側が歯科に産科、左側に中医科、急診質、中医内科、内科とある。狭いところによく詰め込んだものだと思わないでもない。

院内を眺めたところそれなりに患者がいて、地元で悪評と言う訳でもなさそうだ。受付で「推掌の治療を受けたい」と尋ねたところ2階に行けと言われる。あ、尋ねるとか言われるとか書いたけれど、みんな筆談ですから。

2階。

xiamen_air_hospital_08.gif

xiamen_air_hospital_09.gif

治療室内も狭いなぁ、である。

ちなみに下の写真に写っている黒い服の男性が、ただの孝行息子ではなく推掌の施術士だ。腕が良ければ誰でも施術して良い、と言うことはなく、ちゃんと国家資格が必要だ。ちなみに街の健全でまともなマッサージ屋の場合でも、これに資格が必要なのかどうかはよく分からない。ただ「どう考えても資格など持っていそうにない」施術士に当たったことはある。

黒服の施術士は、私が首と肩の痛みを訴えるとふむふむと首の横を揉み始めた。

ぐわ、効く…。
そこ、私の日本での先生も同じ場所をごりごりやっていたが、ここの施術士の揉み方は日本のそれより幾分遠慮が少ない。揉んでいる途中で他の患者の鍼を見たり携帯で話し始めたりと多少いい加減な印象もあるが、中国で仕事中に携帯は結構当たり前な気もしないではない。「ウェイウェイ」言いながらすごく適当に揉んでいるような気も、しないでもない。でも効く。

揉んだり休んだりしながらの施術は約30分。

結果から言うと、私の肩と首の痛みは全くなくなった。十分に熟練した腕の良い先生だったようだ。疑ってごめん。そういえば昔四川省成都の如意診所で足の痛みを取ってもらったときにも、施術士の女性のひとりはチューインガムを噛みながら私の足をさすっていた。

携帯電話で話ながら、あるいはチューインガムを噛みながらの施術が効くというのは実に納得がいかないのだが、今回も見事に私は治癒されてしまった。 中国恐るべし、である。

ちなみに診療費は80元程。街中の腕の良いマッサージで、安ければ1時間15元、都市部の高い店でも1時間50元程度であることを考えると必ずしも安くはないが、患部の痛みを訴えてそれを的確に取り除く治療と考えれば、納得できない金額ではない。

xiamen_air_hospital_10.gif

xiamen_air_hospital_11.gif

施術後、近所の食堂で食べた8元の揚州焼飯はおいしかった。きっと首と肩の疲れが取れたせい、なのだろうと勝手に思い込む。

中国本土でチャーハンを食べたの、何年ぶりだろう。

人気ブログランキングへ  
↑↑ ランクアップを楽しみに書いています。投票していただけるとうれしいです ^^ ↑↑

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-小三通 - 中国/台湾・金門島

スポンサーリンク