2010中東旅行30 シリア/ハマ「中東一の安宿」こと、リアドホテル(RIAD HOTEL)に泊まってみた件
ハマに向かったのは「中東一の安宿」とその名も高い リアドホテル"RIAD HOTEL" に泊まるためだ。
私にとってハマは「水車がいくつかあるらしいアレッポとダマスカスの間にある街」程度の認識で、特に行ってみたいという程の場所じゃない。しかし「中東1の安宿」があると聞いてはどうしても素通りはできない。それにシリア中部にある遺跡を見るにはツアーが割安だが、ヨルダン/アンマンのファラホテルがそうだったように、良質な安宿では良質なツアーに出会う可能性が高い。
VIPバスは例によってハマの郊外にあるらしい。バスに乗り合わせたおにいちゃんに市街地までの行き方を尋ねたところ、ありがたいことにリアドホテルを知っていて「バスターミナルを背に右側に行くセルビスに乗って、時計塔が見えたら降りればいいよ」と教わる。「タクシー(あるいはセルビス貸し切り)だと30シリアポンドくらい」、どのことなので、既に客を乗せているセルビスを拾う。7SP。それにしてもシリアはクロックタワーがランドマークになるなぁ。バックトゥーザフューチャーごっこがどこでもできそうだ。
より大きな地図で シリア、ハマ を表示
これはリアドホテルでもらったカードだが、バスターミナルは15の "ROAD TO DAMASCUS" 方向にある。セルビスはこっち側から市街地にアクセスするわけだ。時計塔の交差点西側にリアドホテルはある。ちなみにピンクのマーカーでチェックされた"3 SARAH HOTEL" はビールが飲める場所だ。
今日日「ようこそ」くらいのメッセージボードでは別に感動などぜんぞ!
階段をよっこらせと登りレセプション、いや、帳場へ。
「こんにちは、1泊いくら?」
「ルーフドミは200SP、エアコンドミは350SP、エアコンとバス付きのシングルは700SPの部屋が空いてるぞ」
ほうほう、と部屋をみせてもらう。ちなみにこの宿も季節や混み具合に寄って値段は変わるだろう。安宿なんてそんな…
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ハマに向かったのは「中東一の安宿」とその名も高い リアドホテル"RIAD HOTEL" に泊まるためだ。
私にとってハマは「水車がいくつかあるらしいアレッポとダマスカスの間にある街」程度の認識で、特に行ってみたいという程の場所じゃない。しかし「中東1の安宿」があると聞いてはどうしても素通りはできない。それにシリア中部にある遺跡を見るにはツアーが割安だが、ヨルダン/アンマンのファラホテルがそうだったように、良質な安宿では良質なツアーに出会う可能性が高い。
VIPバスは例によってハマの郊外にあるらしい。バスに乗り合わせたおにいちゃんに市街地までの行き方を尋ねたところ、ありがたいことにリアドホテルを知っていて「バスターミナルを背に右側に行くセルビスに乗って、時計塔が見えたら降りればいいよ」と教わる。「タクシー(あるいはセルビス貸し切り)だと30シリアポンドくらい」、どのことなので、既に客を乗せているセルビスを拾う。7SP。それにしてもシリアはクロックタワーがランドマークになるなぁ。バックトゥーザフューチャーごっこがどこでもできそうだ。
より大きな地図で シリア、ハマ を表示
これはリアドホテルでもらったカードだが、バスターミナルは15の "ROAD TO DAMASCUS" 方向にある。セルビスはこっち側から市街地にアクセスするわけだ。時計塔の交差点西側にリアドホテルはある。ちなみにピンクのマーカーでチェックされた"3 SARAH HOTEL" はビールが飲める場所だ。
今日日「ようこそ」くらいのメッセージボードでは別に感動などぜんぞ!
階段をよっこらせと登りレセプション、いや、帳場へ。
「こんにちは、1泊いくら?」
「ルーフドミは200SP、エアコンドミは350SP、エアコンとバス付きのシングルは700SPの部屋が空いてるぞ」
ほうほう、と部屋をみせてもらう。ちなみにこの宿も季節や混み具合に寄って値段は変わるだろう。安宿なんてそんなもんだ。
ルーフドミ。
壁はあるが窓なしで太陽の光が容赦なく差し込む。すごく暑い。何せ洗濯物を干しているくらいだもんなぁ。 必ずしも評判のよろしくないアレッポのスプリングフラワーのルーフドミは、やっぱりそれなりに安くて快適だったのだな。もっとも夜になると気温も下がるしこんな感じで、寝られないことはない。これが限られた予算での1年間の旅行なら、泊まっても良い。
エアコンドミ
なーんか散らかってるしベッドはぐしゃぐしゃだし汚ねーな、であるが、ルーフドミよりは居住性は高そうだ。何よりエアコンがあるのが偉い。まぁここなら悪くない気もする。
エアコンシングル(ダブル)
あ、決めた決めた、この部屋がいい。無線LANの電波もばきばき拾うし、冷蔵庫もある。バスも清潔だし350SPのドミよりここがいい。どうせ15日間の旅行、350SPの差なら絶対こっちがいい。窓はないが、このあたりの安宿だと部屋に窓がないことは少なくないので気にしないことにしよう。
という訳でチェックイン。
個室に泊まると他の旅行者との情報交換の機会が減るので、ロビーなどの存在が大きい。リアドホテルには、ロビーとダイニングルームがある。更にキッチンも自由に使って良いのだそうだ。(この後私はここのキッチンで皿を洗ったりオーブンの中をチェックしたりと結構お仕事をすることになるのだが、その話は次回に取っておく)
700SPのシングルには朝食はつかない。ダイニングで有料で提供されるが「結構お高いのでは?」と思った記憶がある。といっても100SPするかしないかだったが。安宿でわざわざここの朝食を食べる人がいるのかと思ったのだが、ルーフドミに泊まっていた家族連れ(!)が4人そろってここで朝食を食べていた。ちょっと驚いたが、もしかしたら安めの部屋に飽きがないなどの事情もあったのかなぁ。ラマダンだし、多少緩いシリアだと言ってもここでは外で食べにくいのかもしれない。
リアドホテルの隣には、これまた旅行者に人気のカイロホテル(Cairo Hotel)がある。どこかで会った旅行者が、「質的には似たようなものだけれど、カイロホテルだとクレジットカードが使えるよ」言っていた。外貨を引き出せるATMが多くないシリアでは結構便利な気もする。また、裏手の方にはもう少し安めの悪くない宿もあるそうだ。
「カイロホテルも見てみたかったな」と思わないでもなかったが、この後私はスタッフにやたらに親切にされることになり、ハマを発つときには「リアドホテルにしてよかった!」と心から思うことになる。
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