2012香港3 筲箕灣・香港海防博物館をふむふむと見てきた件
叉焼飯でお腹をふくらませすぎ、翌日は10時頃に目を覚ました。
シャワーを浴び歯を磨きつつ、廊下突き当たりの窓から香港の街を眺める。おお、良い天気ではないかゴダイゴゲストハウスのチェックアウトタイムは13:00ととてもゆったりしている。この辺もうれしいところだ。
宿に掲示された案内に、「観光に関する案内は、遠慮なくスタッフまでおたずね下さい」とある。どの宿にもあるような一文と言えばそれまでだが、管理人さんは香港で暮らしているだけあって現地事情に詳しいし、更にはちょっとディープなこともいろいろ良く知っている。曰く「香港にはいろいろ面白い場所があるので、ぜひそれを紹介したい」のだそうだ。私はここに泊まる時必ず最近の香港事情をうかがう事にしている。2009年にはまだオープンして間もない深圳湾口岸を教わり、話をうかがった直後に荷物を担いでバス停に走ったりしたものだ。
今回管理人さんに勧めていただいたのが、香港島・筲箕灣に…
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叉焼飯でお腹をふくらませすぎ、翌日は10時頃に目を覚ました。
シャワーを浴び歯を磨きつつ、廊下突き当たりの窓から香港の街を眺める。おお、良い天気ではないかゴダイゴゲストハウスのチェックアウトタイムは13:00ととてもゆったりしている。この辺もうれしいところだ。
宿に掲示された案内に、「観光に関する案内は、遠慮なくスタッフまでおたずね下さい」とある。どの宿にもあるような一文と言えばそれまでだが、管理人さんは香港で暮らしているだけあって現地事情に詳しいし、更にはちょっとディープなこともいろいろ良く知っている。曰く「香港にはいろいろ面白い場所があるので、ぜひそれを紹介したい」のだそうだ。私はここに泊まる時必ず最近の香港事情をうかがう事にしている。2009年にはまだオープンして間もない深圳湾口岸を教わり、話をうかがった直後に荷物を担いでバス停に走ったりしたものだ。
今回管理人さんに勧めていただいたのが、香港島・筲箕灣にある香港海防博物館だ。
http://bit.ly/ck7Ycl
「ここはそれなりにお金をかけて整備されているんですけれど、あまり観光客は行かないみたいなんですよね。MTRの筲箕灣から歩いて15分位の場所なんですけれど、筲箕灣にはトラムのターミナルもあって…」
管理人さんは、地図を持ってきてていねいに道順を説明してくれる。よし、今回はここに行ってみよう。
まずは朝食。個人的に香港朝食の定番である鮮蝦雲呑麺だ。
大変に美味しい。これで値段はHK$15(約150円)。池記のような有名店もあるけれど、目に入ったその辺の店で食べてもまず外すことはない。私にとっては香港のお楽しみの一つだ。
お腹を満たし、MTRで筲箕灣へ向かう。海防博物館はB2出口を使うようだ。
中心地に比べると筲箕灣はのんびりしている。こりゃこの先トラムも走らない訳だ。お、博物館への案内表示もあったぞ。
"東區走廊"という大通りを行くのが一番分かりやすいが、観光案内的には筲箕灣東大街と譚公廟路を通って行くのがお勧めらしい。なるほど、確かにこちらの方が歩いてて面白い道だな。
海防衛博物館は2000年7月、鯉魚門要塞の跡地を改装する形で作られた。要塞頂上部を展示館に、また敷地内を"Historical Trail" という散策路に整備してある。ちなみにここの南側にある鯉魚門休暇村は香港の中国返還前は英軍の宿舎であり、SARS騒ぎの時には患者を隔離した施設なのだそうだ。(これもゴダイゴの管理人さん情報だ。)
入場料はHK$10。入場券を買うとエレベーターに乗るように言われる。まずはエレベーターで室内展示を見て、その後トレイルを歩くのが順路のようだ。
香港博物館ほど広くはないが、それなりの規模だ。要塞のトンネル(というか通路と部屋)を時代別に展示スペースにしていて、じっくり見るとそれなりに時間がかかる。
時代別に分けられた展示室には、当然対日戦争の記録もある。いろいろ意見の分かれるところだろうが、個人的には日本に関わる展示は興味深い。
それぞれの展示室にはビデオなどもあり、また2階には砲の歴史についてのミニシアターもあり、全てを本気で読んでいると2時間位はかかる。頭が疲れてきたので外に出て、Historic Trailこと鯉魚門要塞跡を歩く。散策路には砲台跡や武器の展示があり、道沿いに海岸まで降りることができ、こちらには魚雷発射基地跡などもある。
要塞のから対岸を眺める。対岸の馬輪村までは500メートル程度しかないらしい。海軍全盛の時代にはここは重要な軍事拠点だったことがよく分かる。
火薬庫が見えてきたら、トレイルも終わりに近い。ここは現在、古い大砲と駐留した兵士のモニュメントが展示してある。
初めて来たが、なかなか興味深い博物館だった。海防というテーマだけでここまで見せるのは、やはりここが要塞であったという歴史があってこそだろう。香港の中心部からは少しだけ外れるが、一度行って損はしない場所だと思う。
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