2012香港12 中国/東莞市、新華南モールの詳細その3 屋内遊園地「欢笑天地」
まだまだ2008年のドバイモール開業まで世界最大のショッピングモールであった廃墟予備軍、中国・華南モールの話が続く。今回は屋内遊園地だ。なにしろこのモール、ネタが多すぎて1、2回の投稿では話が終わらない。
華南モールは、小売りのテナントはほぼ壊滅状態だが、アミューズメント施設はかろうじて息がある。1日の来客数はどう考えても柏の王道家にすら大敗北なのだが、それなりに大金を投資した大型遊園地なのでそう簡単には閉鎖できないのだろう。先に紹介したように屋外にもいくつかアトラクションがあるが、屋内にはフロア全体に広がる遊園地がある。欢笑天地と言うらしい。わくわくしながらエスカレーターに乗る。
おおおっ、電飾が点灯している!!
こういう施設で何が悲しいかといって、施設の電源が入っていないことだ。経営側からすれば「ここまで赤字なんだし、お客さんが来た時だけ電源を入れれば、その分電気代が節約できるではないか」的発想もあるのだが、アミューズメント施設でそれをやると、恐ろしいまでの惨め感が漂う。さすがの華南モール・欢笑天地も「それをやっちゃおしめぇよ」位のことはわかっているようだ。更には、屋根を天窓にして、本当によかったね、である。このおかげで欢笑天地は即死を免れてい…
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まだまだ2008年のドバイモール開業まで世界最大のショッピングモールであった廃墟予備軍、中国・華南モールの話が続く。今回は屋内遊園地だ。なにしろこのモール、ネタが多すぎて1、2回の投稿では話が終わらない。
華南モールは、小売りのテナントはほぼ壊滅状態だが、アミューズメント施設はかろうじて息がある。1日の来客数はどう考えても柏の王道家にすら大敗北なのだが、それなりに大金を投資した大型遊園地なのでそう簡単には閉鎖できないのだろう。先に紹介したように屋外にもいくつかアトラクションがあるが、屋内にはフロア全体に広がる遊園地がある。欢笑天地と言うらしい。
わくわくしながらエスカレーターに乗る。
おおおっ、電飾が点灯している!!
こういう施設で何が悲しいかといって、施設の電源が入っていないことだ。経営側からすれば「ここまで赤字なんだし、お客さんが来た時だけ電源を入れれば、その分電気代が節約できるではないか」的発想もあるのだが、アミューズメント施設でそれをやると、恐ろしいまでの惨め感が漂う。さすがの華南モール・欢笑天地も「それをやっちゃおしめぇよ」位のことはわかっているようだ。更には、屋根を天窓にして、本当によかったね、である。このおかげで欢笑天地は即死を免れている。
どちらにせよ、お客さんはいないけれど。
屋内型遊園地として欢笑天地は決してちんけじゃない。まぁ正直特別なものはないのだが、日本にある地方の遊園地となら、それなりに勝負できる程度のアトラクションはそろっている。
前述した屋外アトラクションも欢笑天地の一部であり、これを考えるとやはり「雨の日でも楽しめる、それなりの規模の遊園地」と言えないこともない。
それなのに客がいない。
ちなみにこの日は土曜日の午後だ。もうこうなると欢笑天地が可哀想になってくる。この子が何をしたんだよ!である。他のビルと違ってちゃんとエスカレーターだって動いてるし、入口の電飾だって点けてるのに、どうしてなんだよと、メンタル的に欢笑天地の側に立っている自分がいる。
なんだか切なくなってきたので、幼児のプレイランドらしいテレタビーズパラダイスに行ってみる。幼児向けアトラクションなら、大繁盛とはいかなくともそれなりに賑わっているかもしれない。
見なかったことにしよう。
うらぶれた気持ちで遊園地に戻ると、なんどお客さんがいた。すごい。
もしかしたら施設が動く場面を見られるのではないかと、観光客を装いストーカー行為を開始する。いや、観光客なんだけど。もちろんデジカメは動画モードだ。
ちゃんと動いてるじゃん、である。
華南モール・欢笑天地は、(多分)いつ行ってもマイケルジャクソン的遊園地貸し切り気分を味わえる場所だ。行くなら今だ、とも思う。なにしろ、来年この施設が生き残っている保証はどこにもない。
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