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香港・深セン

2012香港16 深セン・羅湖、プリンスイン周辺の食事とマッサージ事情

少し昔、深セン・羅湖エリアの治安はあまり良くはなかった。

最悪の時期は、盲流が「とりあえず都会に出て行けばなんとかなるだろう」と都会に出てきたのになんとかならず、そのまま物乞いや盗みに走っていた90年代あたりだっただろうか。その頃の羅湖国境前を歩くときには多少の緊張感があったのも事実だが、今の羅湖それほどの緊張感はない。よほど運が悪くない限り、普通にしていれば特に問題は多くない気がする。シャングリラホテル前の地下道出入り口には、交番に緊急車両も待機しているし。

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理由は分からないが、Google Map では羅湖国境前の詳細地図は表示されない。事実上の国境線近くだしいろいろ神経質にならざるを得ないエリアなのかもしれないが、MAP ABCという地図サービスでは詳細が表示される。中国語のサイトだ。

宿泊していた Prince Inn (王子桟敷)深圳香格里拉大酒店に隣接している。宿選びでは周囲の飲食環境なども重要だが、建設路のシャングリラやプリンスイン界隈は、繁華街と言うほどではないが一通りの店はあり困ることはない。

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http://bit.ly/xI8AW8

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コンビニが徒歩1分の場所にあるのはなかなか便利で、更には中国ホテルの例に漏れずプリンスインにも冷蔵庫はない癖に湯沸かし器はあるので、ついこんな食事にし…


 

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少し昔、深セン・羅湖エリアの治安はあまり良くはなかった。

最悪の時期は、盲流が「とりあえず都会に出て行けばなんとかなるだろう」と都会に出てきたのになんとかならず、そのまま物乞いや盗みに走っていた90年代あたりだっただろうか。その頃の羅湖国境前を歩くときには多少の緊張感があったのも事実だが、今の羅湖それほどの緊張感はない。よほど運が悪くない限り、普通にしていれば特に問題は多くない気がする。シャングリラホテル前の地下道出入り口には、交番に緊急車両も待機しているし。

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理由は分からないが、Google Map では羅湖国境前の詳細地図は表示されない。


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事実上の国境線近くだしいろいろ神経質にならざるを得ないエリアなのかもしれないが、MAP ABCという地図サービスでは詳細が表示される。中国語のサイトだ。

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http://bit.ly/xI8AW8

宿泊していた Prince Inn (王子桟敷)深圳香格里拉大酒店に隣接している。宿選びでは周囲の飲食環境なども重要だが、建設路のシャングリラやプリンスイン界隈は、繁華街と言うほどではないが一通りの店はあり困ることはない。

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http://bit.ly/xI8AW8

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コンビニが徒歩1分の場所にあるのはなかなか便利で、更には中国ホテルの例に漏れずプリンスインにも冷蔵庫はない癖に湯沸かし器はあるので、ついこんな食事にしてしまうこともあった。

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梅菜排骨飯15元、ビール3.5元。水1元、だったかな? 20元もする割に全然おいしくはない。お腹を壊すことはないだろうという意味で安全な食事ではあるのだが、やっぱり寂しい。中国ではコンビニ弁当はさほど安上がりではないのだな。憧れの華南モール訪問という大事業と6時間かけて深センに帰るという超大事業を終えたこの日、さすがにコンビニ弁当は寂しい。プリンスイン脇の道を10メートルくらい入った、このあたりで一番繁盛していた店に入る。華華菜館というらしい。

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牛肉と青菜の炒め物ごはんとビールで約30元。大変においしい。これが今回の中国メインランドで一番おいしい食事だった。コンビニ飯にしないで良かった。

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疲れたしビールも飲んだし後はシャワーを浴びて眠りたい所だが、私にはどうしても行っておきたい店があった。旅のリアルタイムメモにも書いた柳安堂だ。

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私は長い間苦しめられてきた体の痛みを取ってもらって以来、日本で推掌(すいな)の施術院を信頼し、定期的に通院している。日本で合法的に営業している施術士はそのほとんどが中国で大学医学部の推掌科を卒業して出稼ぎに来ているだけ合って腕は良いことが多いが、費用は安くはない。50分で5000円はする。しかし中国国内の場合、大都市であっても1時間50元が相場で日本を思えば大変に安い。どうしても「せっかく中国に来ているのだから施術を受けなければ損だ」と思ってしまうのだ。ブランド物を買いあさる人と全く同じ脳内構造だな。

柳安堂は深セン市内に複数の店舗を構えるマッサージのチェーン店だ。店の前には求人案内が出ている。どうやら無料で推掌を教えて施術士に育て上げるらしい。「手に技術があれば一生食いっぱぐれないよ」的コピーが大変によろしい。

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柳安堂では施術者をランク付けしていて、施術料金も違う。例えば40分首と肩の施術をしてもらった場合、一番格下の「高技技師」だと45元、上ランクの「特技技師」だと60元、「主席」だと100元と言った具合だ。更には「全身保健按摩」は「高技技師」しか行わないし、「全身経絡推掌」は「高技技師」には行えず「特技技師」か「主席」のみとなる。技術の差が階級となしそのままゼニカネに直結している訳だが、分かりやすくて良い。

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「全身保健按摩」か「全身経絡推掌」のどちらかを受けたい。多分内容はそんなに変わらない。柳安堂的に出世した施術士かそうでないかの違いなのだろうと思う。なにしろここは施術費が高い。いくら物価の高い深センとは言え、1時間60元でも十分に高いのに「特技技師」の「全身経絡推掌」は90元にもなる。生涯直らないであろう貧乏性を理性が「ここは370円節約する場面じゃないだろう」と説得し、なんとか「特技技師」と面会する。

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おい、なんか想像より若い兄ちゃんだな。腕は確かなのか?

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ごめんなさい、確かでした。
失礼なことを言って申し訳ありません。

首と肩の痛みを取ってもらった後も、先生(「施術士」じゃ失礼です!)は私の背中を気にしている。

「あと1時間あればここの痛みもずいぶん取ることができると思います」

先生は北京語で話す。本来広東省は広東語圏だが、深センは全国から人が集まってきているため、公用語は北京語なのだ。残念なことに私は北京語が得意ではない。ちなみに広東語はもっと分からない。

外国人の利用も珍しくはないようで、価格表には英語も併記されているし、言葉の問題があれば受付の女性が英語で通訳をしてくれる。あと1時間背中もお願いしたかったのだが、予算と時間の都合上断念した。だって1時間90元なんて、今までの中国のマッサージの中でも破格の高値なんだぞ?言われるままに払えるお金じゃない。

「今回は…」と先生にお断りをして、施術室を出る。受付前ではレントゲン写真を持った中国人患者と複数の先生が「あーでもないこーでもない」的に話をしている。現地にも顧客はいるようだ。

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正直、柳安堂については「医学部の推掌科出身者を採用せず、自社養成で施術士を育てるというシステムはどんなもんなんだろう?」と思わないでもなかったのだが、施術を受けた後にはかなりの満足感があった。今度深センに行くことがあれば私はまたプリンスインに泊まる可能性は高い。きっとその時にはまたここに来るんだろうな、と思う。

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