世界、大人の社会科見学!

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ミャンマー

2012ミャンマー18 本当は教えたくないバガンのサンセットスポットは、日本の有名ガイドブックには載っていなかった件

 
半日で10ヶ所のお寺を廻って、目と脳が情報インプットが不可能な状態になった。もしこれが朝から1日のチャーターだったら、きっとオーバーフローエラーを起こしていたと思う。馬車の御者もその点は多少理解していたみたいで、「これから家に帰って馬に餌をやりたいのだがいいか?」など渡りに船の提案をしてくれる。うん、いいともいいとも。寺以外の場所に私たちを連れて行ってくれ!

馬車はタラバー門からオールドバガンエリアを抜けニャンウー方面に向かう。

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タラバー門は9世紀に当時の王がバガンの警備を固めるために建築された。周囲には当時の壁の名残も見える。たかだか煉瓦の壁1枚でどれだけ警備が固まるのかと思わないでもないが、何もないよりはかなりマシだ。これは家の鍵を忘れて塀をよじ登ると感覚的に良く分かる。馬車は夕方のバガンを走る。ところどころ道が狭く感じるほど馬車が行き来するのは、時間帯的にラッシュアワーなのかもしれないな。バガンはこんな生活道路沿いにも小さなパゴダがあったりしていい感じだ。

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御者の家。彼はここで親族・家族10数人と一緒に暮らしているらしい。外国人観光客を1人捕まえれば1日12000チャットの現金収入がある身だから、決してミャンマー人として……


 

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半日で10ヶ所のお寺を廻って、目と脳が情報インプットが不可能な状態になった。もしこれが朝から1日のチャーターだったら、きっとオーバーフローエラーを起こしていたと思う。馬車の御者もその点は多少理解していたみたいで、「これから家に帰って馬に餌をやりたいのだがいいか?」など渡りに船の提案をしてくれる。うん、いいともいいとも。寺以外の場所に私たちを連れて行ってくれ!

馬車はタラバー門からオールドバガンエリアを抜けニャンウー方面に向かう。

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タラバー門は9世紀に当時の王がバガンの警備を固めるために建築された。周囲には当時の壁の名残も見える。たかだか煉瓦の壁1枚でどれだけ警備が固まるのかと思わないでもないが、何もないよりはかなりマシだ。これは家の鍵を忘れて塀をよじ登ると感覚的に良く分かる。

馬車は夕方のバガンを走る。ところどころ道が狭く感じるほど馬車が行き来するのは、時間帯的にラッシュアワーなのかもしれないな。バガンはこんな生活道路沿いにも小さなパゴダがあったりしていい感じだ。

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御者の家。

彼はここで親族・家族10数人と一緒に暮らしているらしい。外国人観光客を1人捕まえれば1日12000チャットの現金収入がある身だから、決してミャンマー人として極端に貧しい生活ではないのだろう。質素だけれど清潔で落ち着いた家、という感じだ。集落では馬の餌らしい干し草を加工している。お寺もいいけれど、こういう風景を眺めるのも楽しい。

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馬が食事を終え、御者が「お待たせ、ブレディーに行くぞ」と言う。

私が「ブレディーってどこ?」と聞くと、馬車をシェアしたイタリア人が「えっ??知らないの?バガンの夕日を見る人気スポットよ?」と驚く。いやいや私、バガンについてほとんど何も知らないまま日本語ガイドブックだけをアテにしていましたから…。

彼女曰く、「バガンでサンセットを見るのにはシュエサンドー・パヤーやパタダ・パヤーが有名だけれど、あそこは人が多すぎるの。ブレディはお寺としてはそれほど有名じゃないけれど、人も多くなくって人気なのよ?」なのだそうだ。てか、彼女の持っているロンプラのミャンマー編を見せてもらったら、"Best Sunset Spot" として
Shwesandaw Paya、Buledi、Pyathada Paya、Thabeik Hmauk、Tan Kyi Payaが載ってた。2番人気じゃないか!

ブレディー・パヤー。

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ここは外壁の四方に階段があり、寺のてっぺんまでまっすぐ登っていくことができる。他の寺院では内部の狭い階段を登らなくてはならなかったから、建築形態としてが少数派なのかもしれないな。

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確かに日没を見るのには便利だ。バガンの夕日鑑賞スポットとしてナンバー2なのに人がそんなに多くないのも良い。みんな座り込んで、視界いっぱいに広がる寺院群と夕日を眺めている。

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ああ、バガンの魅力ってこれだ。

視界いっぱいに寺院とパゴダが開ける、この光景だ。

運悪くこの日は雲が厚く夕焼けは見られなかったが、それでも十分に感動的な光景だった。私たちは1時間位ブレディーのてっぺんに陣取って、黙り込んで、そしてときどきお互いの暮らしなんかについて言葉を交わしながら、空が暗くなるまで寺院の森を見続けた。

「ねぇ、蛍みたいだよ!」

ニャンウーまでの帰り道、馬車の後部に座っていた彼女から声をかけられた。薄闇の中、名前も分からない寺院に白い灯りが灯っていた。それは昔ながらのオレンジ色の電球ではなかったけれど、バガンの日没にやられてしまった2人を感動させるのには十分だった。

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