旅のリアルタイムメモ キエフの地下鉄駅はどこも国会議事堂駅だった件
キエフでの移動は地下鉄が便利だ。
市内には3本の路線があり、朝から夜まで結構頻繁に、私が出歩く時間帯には1~2分には1本くらいの割合で電車がくる。この頻度は都内の地下鉄の上を行く。すごいなぁ、である。路線内ならどこからどこに行こうとも20円なので、利用価値は高い。
地下鉄を使って印象的なのは、チケット売り場で買う恐ろしくみみっちぃ作りのトークン(ジェトンと呼ばれている)だったり、駅の近くで必ず一旦車内の照明が消える昔の銀座線みたいなおんぼろの車両だったり、車内の照明が白熱球の癖にいっちょまえに動画を流している後付けのLCDモニタだったりするのだが、一番印象的だったのがこれだ。
ホームに向かうエスカレーターが異常に長いのだ。
これは多分冷戦時代の名残だ。地下鉄の駅が核シェルターの役割も期待されていたのだろう。これば別にキエフに限った話ではなく、他の都市にもある。東京でも国会議事堂前駅のエスカレーターが異常に長く、更には秘密の通路もあるらしく、ついでに警備員もなんだか不自然に多いので、似たような噂がある。東京の場合この話は「都市伝説」扱いをされているけれど、結構本気でシェルターだったんじゃないか?完成したのが昭和47年なのだから、あながち見当違いでもないんじゃないかと思う。
さぁ、明日はいよいよチェルノブイリだ。