世界、大人の社会科見学!

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国内旅行2

エアアジアジャパンの100円チケットで行くJリーグ観戦、鳥栖アウェイ遠征の旅、後編。

 
2タミビル横、冷暖房なしテントゲートから乗るエアアジア・ジャパンA320は、当然のごとくバスでの搭乗だ。いわゆる「沖止め」というやつだ。空港のボーディングブリッジ利用はタダではない。成田だと多分月額で数十万円かかる。自前のクアラルンプールLCCTにすらボーディングブリッジを一つも作らなかったエアアジアが、そんな高価なモノを使うわけがないのだ。お、さすがにチェックイン荷物だけは全日空に委託しているようだな。

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機内は他のエアアジアと全く変わらない、全180席(横6席*30列)のエアバス320型機だ。揺るがないなぁ、である。どこからか「安いだけあって狭いなぁ」との声が聞こえてきたが、実際のところは他社に比べてめちゃくちゃ狭い、というわけでもない。ちなみにシートピッチは28インチで、一般的なエコノミークラスのピッチである31インチとの差は3インチ(約7.5cm)。 あ、やっぱり狭いか。

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ちなみに全日空のA320モノクラスは全166席(横6席*28列、後方4席)。エアアジアより全体で縦に2列少ない分余裕が増える。スターフライヤーあたりだと機材によっては全144席(横6席*26列)、シートピッチは36…


 

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2タミビル横、冷暖房なしテントゲートから乗るエアアジア・ジャパンA320は、当然のごとくバスでの搭乗だ。いわゆる「沖止め」というやつだ。空港のボーディングブリッジ利用はタダではない。成田だと多分月額で数十万円かかる。自前のクアラルンプールLCCTにすらボーディングブリッジを一つも作らなかったエアアジアが、そんな高価なモノを使うわけがないのだ。お、さすがにチェックイン荷物だけは全日空に委託しているようだな。

air asia japan nrt 01.jpg

機内は他のエアアジアと全く変わらない、全180席(横6席*30列)のエアバス320型機だ。揺るがないなぁ、である。どこからか「安いだけあって狭いなぁ」との声が聞こえてきたが、実際のところは他社に比べてめちゃくちゃ狭い、というわけでもない。ちなみにシートピッチは28インチで、一般的なエコノミークラスのピッチである31インチとの差は3インチ(約7.5cm)。 あ、やっぱり狭いか。

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ちなみに全日空のA320モノクラスは全166席(横6席*28列、後方4席)。エアアジアより全体で縦に2列少ない分余裕が増える。スターフライヤーあたりだと機材によっては全144席(横6席*26列)、シートピッチは36インチもあるらしい。うらやましいなぁ、だけれどエアアジアの運賃の差はシートピッチの差を補ってあまりある。たかが1時間ちょっとの国内線、座れれば十分だ。私は身長が180cmあるが、「リクライニングを目いっぱい倒して眠ろう」とでも思わない限り、特に不自由は感じない。

機内の飲食は有料だが、自分で持ち込んだ物を口にすることはできない。厳しく取り締まる、と言うほどではないが、「ご遠慮下さい」のアナウンスは入る。ちなみにここがエアアジアジャパンの機内販売メニューだが、ソフトドリンク200円、おにぎり朝食700円、カップ入りのチキンラーメン350円と微妙な価格設定だ。安上がりに済ませたい飢えやすい、あるいは乾きやすい人は、チェックインカウンター近くのコンビニで何か買い込んでお腹に入れて置く方が良いかもしれない。

シートピッチが狭くても飲み物が有料でも、機材繰りにトラブルが発生しない限り飛行機は他社と同じ時間に福岡に到着する。成田発7:00のこの便で出発が遅れることはまずない。

鳥栖・ベアスタジアムでの試合開始は19:00なので、時間にはたっぷりと余裕がある。まずは、福岡市内をだらだら散歩してから、キャナルシティーのラーメンスタジアムに突撃する。ベアスタジアムの前に、ここで1勝するのだ。

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2勝した。

どうして福岡まで来て麺家いろはの富山ブラック札幌みそのの味噌ラーメンなのか、と言われるかもしれないが、これが食べたかったんだから仕方ない。それに博多ラーメンはスタジアムじゃなくても食べられるし。

天神まで歩いて、西鉄で太宰府天満宮へ。学問の神様にぜひ私のばかを直してもらいたい。

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メインの目的地は九州国立博物館だったのだが、この日は神幸式大祭にあたり、神幸式神楽太鼓奉納が行われていたため、ついのんびりとお神楽なんかに見入ってしまう。お神楽をこんなにじっくり見る機会はそう多くない。気候もいいし、気持ちが良い。

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そして国立九州博物館。

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国立文化財機構が運営する国立博物館のうち、東京、京都、奈良が美術品お宝展示系であるのに対して、ここ九州は歴史系。京都国立博物館開館以来、108年ぶりにオープンした「国立博物館」だ。わくわくするじゃないか。それにしても、でかい建物だ。

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この日は常設展だけの展示だったが、それでもかなり見応えがある。3点の国宝は「国立博物館ならあっても当然」的の展示なのだが、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える博物館」をうたい文句にしているだけあって、テーマ別展示の手法が良く楽しい。2時間以上真剣に見学していたら、疲れた脳がどんな情報も受け付けなくなってしまった。菅原道真公のご利益はまだ脳に浸透しきっていなかったようだ。

西鉄とJRを乗りつぎ、決戦の地、鳥栖へ。

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このスタジアムはすごい。「ベアスタジアム」こと鳥栖スタジアムは定員24,490人の球技専用スタジアムで、傾斜はあるわゴール裏の一部にまで屋根はあるわどの席からでも試合が見やすいわと、垂涎もののスタジアムだ。しかも、鳥栖駅のホームから直線距離で約100メートル。柏で言えばビッグカメラがスタジアムになったようなものだ。うらやましいったらありゃしない。

もっとも鳥栖駅のスタジアム側には店舗がほとんどないので、まずは市街地側にあるフレスポ鳥栖というショッピングモールで降り始めた雨用に雨具などを買い、更には謎の鳥栖名物「ミンチ天」を買い込む。本当ならスタジアムグルメも味見したかったけれど、雨が降ってきてそれどころではない。

さぁ、試合だ!!

この前後のことはあまり良く覚えていないのだけれど、
気がついた時には私は博多行き普通列車の中にいた。

JR鳥栖から博多駅までは普通列車で約40分。クロスシートに座ればそれなりに旅行気分が高まる。普通列車で走る夜の九州もいいものだ。てかネットってどうして最後の最後に決められないんだろう?ロボを出してネット取ったって名前が変わっただけで働き変わってないし。それに最近の柏は得点云々以前に中盤からディフェンスが弱すぎじゃね?8月からうちが勝ったのって、どん底のガンバとコンサドーレ、あとは身内のU-18だけだぞ?!!!直接決戦でここまでぼこぼこにされたら、連覇はおろかACLの夢が消えてしまうではないか、ああ、もう福岡の灯りが見える。

失意の中博多駅から一幸舎本店へ。ラーメンと餃子5個、ミニチャーシュー丼のセットで夕食にしたのだが、ビールをつけないわけには行かない。次の浦和戦は頼むぞ、である。ばかやろう、旨いじゃないか。(ノД`)

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そして今夜の宿、トラストイン博多だ。

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福岡のホテルは安くはない。週末だとビジネスホテルでも5-6000円台じゃ厳しかったりもする。そんな中ここトラストイン博多は、早めに予約をすれば平日なら1泊2500円から泊まることができる人気の宿だ。

宿とは言ってもここは普通のホテルではない。自らは「進化系男性専用キャビンホテル」と名乗っているが、まぁありていに言えば「プライベートスペースが少しあるカプセルホテル」だ。

アコーディオンカーテンのドアが並ぶ客室フロアに入り、

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カーテンを開けると、こんな感じだ。

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足下にあるテレビや、頭側にあるコントローラーなどは完璧にカプセルホテルそのまんまなのだが、小さなロッカーと机など僅かなスペースがある。どうやらこういう半カプセルホテルを「キャビンタイプ」と呼ぶらしい。

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寝心地は悪くない。「一日ここにいろ」と言われたら死にたくなるし、窓がないので朝なんだか夜なんだか分からないというデメリットはあるが、言い換えればよく眠れる。サウナや露天風呂にはいつでも入れるし、幽閉に耐えられない人のためのやたらマンガがいっぱいあるラウンジもあるし、これで3000円程度なら悪くない。というより、良い。予約サイトの口コミ評価でも平均点4.19とかなりの高評価だ。

もっとも週末に3400円で泊まるには40日前までの予約必要だ。28日前、14日前とどんどん値段は高くなっていくので、博多で泊まることが決まったら速攻で予約した方が良い。週末に飛び込みの場合は5000円クラスになってしまう。私もエアアジアのチケットが取れた1時間後に予約を入れた。平日なら2000円台もあるけれど、J1の試合は原則土曜日なので、私には使えない。

チェックインの時「朝食はどうなされますか」と聞かれたけれど、私は空港のラウンジで食べる。

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別にプライオリティパスでなくとも、普通のプレミアムカードで使える地味なラウンジだが、とりあえず朝に行けばパンがある。

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福岡空港のエアアジア・ジャパンのチェックインカウンターは第1ターミナルにあり、福岡空港の国内線ラウンジは第2ターミナルにある。わざわざ第1ターミナルまで行って、チェックインしてから300メートル歩いて第2ターミナルのラウンジに行く私を、笑うなら笑え。誰がなんと言おうと、これが私の旅行スタイルなのだ。

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福岡空港のエアアジアチェックインカウンターは、普通の建物の普通の場所にあるし、搭乗はなんとボーディングブリッジからという大判振る舞いで、成田でチェックインするときのような「ああ俺はこれからLCCに乗ることであるよ」的感動は少なくなる。って、言い換えれば普通、ってことなんですけれど。

ちなみに今回の鳥栖遠征費用はこんな感じだ。

交通費
成田空港駐車場、1500円。
エアアジア、成田→福岡、100円。
地下鉄、福岡空港→中洲川端、250円。
西鉄、天神→太宰府、390円。
西鉄/JR、太宰府→鳥栖、470円。
JR、鳥栖→博多、540円。
地下鉄、祇園→福岡空港、250円。
エアアジア、福岡→成田、5800円。
入場料
九州国立博物館、420円
鳥栖アウェイゴール裏入場券、2000円。
宿泊費
トラストイン博多、3400円。
食費
ラーメンなど贅沢をせず約3000円
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総額、18120円。

成田/福岡の単純往復と宿代だけなら9300円なわけで、往路が5800円だったとしても15000円だし、下手に新幹線で新潟や名古屋に応援に行くより、九州の方が安上がりな時代になった、ということだな。

残念なのが、千歳線就航前にコンサドーレのホームゲームが終わってしまい、更にはコンサドーレがあっという間にJ2への降格が決まってしまったことだ。札幌にもエアアジアのバーゲンを使ってアウェイツアーに行きたかったんだけれどな。

# 昨日は浦和にもやられました。(´・ω・`)


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