世界、大人の社会科見学!

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国内旅行2

完成した成田/エアアジア国内線バスラウンジと、片道2980円で北海道・門別ししゃもを祭り見てきた件。ONちゃんもいたぞ!

 
2012年は、日本におけるLCC元年になった気がする。

夏にジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンが就航したためだ。もっと前からLCCは日本に飛んでいるではないか、という声もありそうだが、正直これまで日本に就航していた自称LCCにはあまり破格な運賃は多くなかった。その点、ジェットスターとエアアジアのバーゲン運賃は裏表なく破格だ。特にエアアジアジャパンのそれは「そこそこ予約が入るバーゲン運賃」として極めて秀逸だ。私はこのところ月イチでエアアジアに乗っている。

エアアジアのバーゲンでは「片道100円」が話題になった。9月の福岡/鳥栖サッカー応援ツアーでは往路だけ100円のチケットが取れ、名古屋に行くより安く福岡に行けた。が、100円なんていうのは半分就航記念の宣伝だ。その後あっさりと値上げされてはLCCも何もないのだが、エアアジアはまだ定期的に魅力的な運賃を提示している。で、今回は10月のエアアジア北海道旅行の報告となる。更には、やっとオープンした成田空港/エアアジア専用ラウンジの報告もしておこう。

以前成田空港のエアアジア国内線ラウンジはただのテントだった。

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個人的にはLCCらしくて大変好きだったのだが、エアコンもない野外では夏は暑かっただろうし雨も吹き込む。どう擁護しても「快適」とは言いがたい場所だったのだが、10月23日、やっと屋根と壁、ついでにエアコンと売店のあるエアアジア専用バスラウンジが…


 

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2012年は、日本におけるLCC元年になった気がする。

夏にジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンが就航したためだ。もっと前からLCCは日本に飛んでいるではないか、という声もありそうだが、正直これまで日本に就航していた自称LCCにはあまり破格な運賃は多くなかった。その点、ジェットスターとエアアジアのバーゲン運賃は裏表なく破格だ。特にエアアジアジャパンのそれは「そこそこ予約が入るバーゲン運賃」として極めて秀逸だ。私はこのところ月イチでエアアジアに乗っている。

エアアジアのバーゲンでは「片道100円」が話題になった。9月の福岡/鳥栖サッカー応援ツアーでは往路だけ100円のチケットが取れ、名古屋に行くより安く福岡に行けた。が、100円なんていうのは半分就航記念の宣伝だ。その後あっさりと値上げされてはLCCも何もないのだが、エアアジアはまだ定期的に魅力的な運賃を提示している。で、今回は10月のエアアジア北海道旅行の報告となる。更には、やっとオープンした成田空港/エアアジア専用ラウンジの報告もしておこう。

以前成田空港のエアアジア国内線ラウンジはただのテントだった。

air_asia_NRT_01.jpg

個人的にはLCCらしくて大変好きだったのだが、エアコンもない野外では夏は暑かっただろうし雨も吹き込む。どう擁護しても「快適」とは言いがたい場所だったのだが、10月23日、やっと屋根と壁、ついでにエアコンと売店のあるエアアジア専用バスラウンジが完成した。

いつもと同じチェックインカウンターを過ぎると、

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おおおおっ!!!

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普通じゃん!!

よく見ると天井がダクトむき出しで内装も最低限なのだが、それでも一応「空港の待合ラウンジ」をしている。エアコンもあって、猛暑期に汗をだらだら流しながら出発を待つ必要もない。まぁ他社では当たり前なですけれど。ゲートにもドアがあって、もう、開けたり閉めたりもできちゃうぞ!

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ゲートはJ/K/L/Mの4カ所だ。2012年10月現在、成田発のエアアジア国内線は1日7便、6:05から6:20の間に3本の出発便が集中していることを考えても十分、というより、多い。これは今後成田便を増やしていくのだと期待したいところだ。

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そして噂のエアアジアカフェ。

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営業は5:30からで、この写真はその少し前のものだ。カフェって言うよりコンビニじゃん、である。事実おかわりし放題250円のセルフサービスコーヒーやエアアジアグッズを除けば、品揃えも「やや空港客向けのコンビニ」だ。

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コンビニ的飲食物もそこそこあり、ペットボトルのドリンクは街と同じ価格、パンやサンドイッチが150-390円、おにぎりが150円だ。おにぎりは「コンビニなら100円じゃないと売れないんじゃないか?」的クオリティなのだが、「ここでで買った物は機内に持ち込みが出来る」という他のエアアジアではありえないシステムになっていることは見逃せない。

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エアアジアの機内食やドリンクはあまり安くない。朝マックなら200円のマフィンセットが650円、小さなお弁当が700円から1000円で、たかだか1時間程度のフライトでこんなものを買ってまで食べたいとは思わない。しかし、コンビニ価格のドリンクやおにぎりが機内に持ち込めるのなら、これはありがたい。とりあえずドリンク1本金150円也を購入する。

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搭乗。

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早朝便のせいか機内には空席が目立つ。今回同行した長男と席が離れたため、CAさんに席を移動しても良いかとたずねたところ、「赤いシート以外でしたら、シートベルトのサインが消えてからどうぞ」とのお言葉を頂く。ありがたい。

今回のチケットは片道2980円、往復で5960円だった。100円などの極端な価格ではないけれど、それでも十分に安い。エアアジアの運賃は出発日によって様々な設定があるが、バーゲン以外ならレギュラー運賃で6880円から9380円、一番高い年始年末で13080円から18800円。LCCとはいえ年始年末はそこそこの価格なのだな。ここはやっぱりキャンペーン運賃で乗るのがおいしい。往復6000円以下で日常生活を離れた気分転換ができるのだから、ありがたいではないか。

北海道は広いせいか、公共の交通機関が割高な印象がある。なにせ、新千歳空港から札幌駅までの快速が片道1040円だ。いろいろ出歩くことを考えても、レンタカーを借りないと安上がりな移動は難しい。というわけで、ネットで掘り出したナビ・ETC付き1日2200円の最安レンタカーを借りる。このチェーンには去年旭川でもお世話になった。ぴかぴかの新車ではなくかなり走り込んだ中古車を使っている店だが、私はちゃんと走ってちゃんと止まることができれば、レンタカーなぞぴかぴかである必要を感じない。

さぁ、長男と2日間の北海道ドライブだ。

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そして今回のメインイベント、門別ししゃも祭り。

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私が日常食べているようなスーパーのししゃもは、ほぼ100%輸入品だ。魚の食べ方を知らないカナダや北欧で鰯あたりと同じ扱いをされているのを、「もったいないもったいない」と商社がせっせと輸入してきている。国産のししゃもは全流通量の5%程度なのだそうだ。

その貴重な国産ししゃもは当然値段も高く、10匹で1500円から2000円はする。千歳の空港では3000円のものもあった。こんな高い物はおいそれと口にできやしないが、門別のししゃも祭りでは普通1500-2000円のししゃもを500円で売ってくれるとのこと。このチャンスを逃す手はない。

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800枚の配布券終了。買いそびれた。
地元の人が並んで買うくらい安かったんだなぁ。(ノД`)

とはいえ、その場で食べるししゃもはたっぷりある。

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焼きししゃもはどこも大体1匹100円。5つで500円が相場だ。配布券が必要なものはさておき、10匹で1200-1500円が相場のししゃもが、わざわざ焼いてくれて1匹100円なのが解せないが、まぁそれがししゃも祭りってものなのだろう。家で食べているものより磯の香りが強めで、柔らかく旨みが深い。おいしい。

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長男と炭焼きや天ぷらなど30匹以上のししゃもを食べ、ついでに、北海道ならではのツブ貝の煮付けやら豚の串焼きやらを食べたら、胃袋が後悔の信号を送ってきた。寿司はさすがにもう食べられない。

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風の強い会場を歩いてみると、ONの車があった。HTBの営業だな。

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地方局のマスコットで、これだけ人気の出たキャラクターはそういないだろう。私も思わず買い占めそうになるのを理性でとどめた。当然のように、こんなコーナーもある。

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ししゃもとツブ貝で満腹すると空模様が怪しくなり、車が苫小牧市内に入ったあたりから風が吹き荒れ初め、ついには台風クラスの暴風雨となったので、早めに宿に入る。登別温泉の、皇族や英国王室も泊まった結構由緒正しい温泉ホテルだ。老舗のここも不況には勝てず、バイキング方式の夕食や割安なプランでがんばって集客をしている。2年連続で予約サイトの金賞を受賞している実力派であり、更にはしっかりした造りのツインルームも結構あって、二人連れでも割高にならないことも魅力だ。私たちは1泊2食、一人9000円で泊まった。

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2日目だが、デジカメの調子が悪くなってしまい、写真はない。

しかし、意外と迫力のある室蘭の地球岬、有珠山の火山散策路や災害遺構(金比羅地区/石山地区)、洞爺湖から支笏湖に抜ける「これぞ北海道」的紅葉の中のドライブなど、思う存分北海道の休日を堪能した。

今回は世間的には高くなくとも私的には高価な9000円の宿に泊まってしまったためやや予算は増えてしまったが、この休日の飛行機代が往復6000円以下で済んだことについては "LCC様々" と言うしかない。この片道2980円のチケット、11月4日まで販売していて搭乗期間は10月25日から11月28日。さすがに週末などには空きはないが、平日ならまだまだ往復とも空席はある。

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http://www.airasia.com/jp/ja/home.page

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http://booking.airasia.com/Select.aspx

1日2200円のレンタカーと組み合わせて、仕事に疲れた心を安上がりにリフレッシュさせるには、なかなか悪くない選択だと思うのだ。


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