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台湾

2012 スクートで行く週末台湾17 大渓老街②、和平路老街を歩き黄日香の豆干を食べ、更に自助餐でビールを飲んだ件

 
普濟路はやがて和平路老街の西端に出る。大渓老街のメインストリートであり、夜市が一番賑やかな通りだ。

和平路老街も中正路同様1918年から1920年に建てられた牌楼が続く。どうして1918年などという細かい数字になるのかというと、大渓の市街地は1895年の乙末戦争(台湾での日清戦争残敵掃討戦であり、日本では日清戦争の一部と認識されている)で焼かれており、1918年に市区改正がなされたからだ。ただ和平路の牌楼は中正路の建成商行のようにモニュメント(っていうかこれに居室が残っていれば廃墟)と化したなものではなく、ちゃんとメンテナンスされている。

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大渓が木材の集積地であった経緯から、木製品の老舗も少なくない。食べられる大渓の名物となると、これは……


 

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普濟路はやがて和平路老街の西端に出る。大渓老街のメインストリートであり、夜市が一番賑やかな通りだ。

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和平路老街も中正路同様1918年から1920年に建てられた牌楼が続く。どうして1918年などという細かい数字になるのかというと、大渓の市街地は1895年の乙末戦争(台湾での日清戦争残敵掃討戦であり、日本では日清戦争の一部と認識されている)で焼かれており、1918年に市区改正がなされたからだ。ただ和平路の牌楼は中正路の建成商行のようにモニュメント(っていうかこれに居室が残っていれば廃墟)と化したなものではなく、ちゃんとメンテナンスされている。

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大渓が木材の集積地であった経緯から、木製品の老舗も少なくない。

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食べられる大渓の名物となると、これは豆干だろう。豆干とは分かりやすく書けば「木綿越しなどとは次元が違うすんげー固い豆腐」のことで、その元祖の店が黄日香

台湾では大渓の定番土産と言えば黄日香の香香干(黒い干豆)ということになっているらしい。その場で食べられる「ものすごく濃い味のおでん」的に調理した盛り合わせもありこれは80元。味が濃いのは干豆が伝統的に「労働者のためのご飯がすすむおかず」だったためだろう。「現滷豆干」と売られているのが煮込んだ干豆だ。

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暗くなるにつれて人出が増える。しかし士林の夜市のような「人がうじゃうじゃ」的人混みではない。

これは桃園の夜市でも思ったことなのだが、士林のような人混み夜市は台湾では特別だ。暑い時期にあの人混みの中を歩けばへとへとになるのは当然で、私は台北に行くたびにへとへとになっていた。士林もお祭り的盛り上がりを楽しむには悪くはないが、大渓くらいののんびりした夜市の方が落ち着く気もする。

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鳥蛋と豆干の盛り合わせを食べたが、午前中に百年油飯を食べただけの私には物足りない。もう少ししっかり「食事」的な物を食べたいななどと思いつつ桃園客運のバスターミナルまで歩いたら、味も素っ気もないけれど地元の人で賑わっている自助餐があった。

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自助餐では値段が表示されていないことがほとんどだ、というより台湾で料理にいちいち値段が示された自助餐を私は見たことがない。店員が盛りつける店でも自分で盛りつける店でも、レジ係ができあがった皿を0.4秒程観察し「**元」と宣告する。この判定について抗弁をしている台湾人を見たことがないし、私も抗議をしたことはない。

ビールを置いていない店の方が圧倒的に多いので、そういう場合は店の人に確認してから近くのコンビニで買ってくる。この自助餐とコンビニビールの組み合わせは、私が台湾で一番好きな夕飯だ。今回は大きな揚げ排骨をメインに野菜、あとは大渓ならではの干豆も一切れ乗せて、ごはん、スープ付きで70元だった。この判定にも全く不服はない。

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台湾の料理は、その名前から内容が想像できないことも少なくない。例えば私の好きな「大腸包小腸」はライスソーセージなのだが、その生臭そうな名前から数年前まで食べることを避け続けてきた。もったいない。「豆干」なんか事前の知識がなければ落花生あたりを想像しても仕方がないじゃないか。しかし自助餐ではできあがった物を自分の目で見て選ぶことができるし、しかも安い。台湾で自助餐に行かないのは、とてももったいない話だと思うのだ。

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