2012釜山/光州2 優等高速バスで光州に着き、直ちに518バスで国立518民主墓地に向かった件
「なんでたかがデジカルビなんぞに2万ウォン近くを払わなきゃなんないんだよ!」的不満を地味に抱えつつ、バスターミナルに戻る。釜山には空港にとても近いここ西部バスターミナルと、地下鉄1号線老圃洞(ノポドン)駅に隣接した釜山総合バスターミナルがあるが、ここ西部バスターミナルは2012年春に改装が終わったばかりでなかなかきれいだ。昔はもう少し奥まっていて分かりにくかったらしいのだが、現在では全くそんなことはない。
「光州」と書かれているような気がするハングル下のカウンターで「クァンジュ、クァンジュ」と言ってみたら、「向こうのカウンターでどうぞ」と "Express Bus Tiket Counter" なる場所に案内される。長距離都市間高速バスのチケットはここで買うらしい。優等バスの運賃は21400ウォン(≒約1800円)。これが4列シートの一般バスだと1万ウォンほど安くなるが1日5本しか走っていないため、どうしても節約をしたい人は時刻表をしっかり調べる必要がある。ちなみに優等バスは1日17本だ。
優等バスご登場。どの辺が優等なのかというと、① 3列シート、② シートピッチが広くリクライニングが気持ち深め、③ フットレストがある、④ 地上波デジタル放送の液晶テレビがあり、音声をシートのイヤフォンジャックで聞くことが……
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「なんでたかがデジカルビなんぞに2万ウォン近くを払わなきゃなんないんだよ!」的不満を地味に抱えつつ、バスターミナルに戻る。釜山には空港にとても近いここ西部バスターミナルと、地下鉄1号線老圃洞(ノポドン)駅に隣接した釜山総合バスターミナルがあるが、ここ西部バスターミナルは2012年春に改装が終わったばかりでなかなかきれいだ。昔はもう少し奥まっていて分かりにくかったらしいのだが、現在では全くそんなことはない。
「光州」と書かれているような気がするハングル下のカウンターで「クァンジュ、クァンジュ」と言ってみたら、「向こうのカウンターでどうぞ」と "Express Bus Tiket Counter" なる場所に案内される。長距離都市間高速バスのチケットはここで買うらしい。優等バスの運賃は21400ウォン(≒約1800円)。これが4列シートの一般バスだと1万ウォンほど安くなるが1日5本しか走っていないため、どうしても節約をしたい人は時刻表をしっかり調べる必要がある。ちなみに優等バスは1日17本だ。
優等バスご登場。どの辺が優等なのかというと、① 3列シート、② シートピッチが広くリクライニングが気持ち深め、③ フットレストがある、④ 地上波デジタル放送の液晶テレビがあり、音声をシートのイヤフォンジャックで聞くことができる、といったあたりかな?
釜山から光州までの3時間30分というのは大変微妙な時間で、きついと言うほど長くはないけれど、楽と言うほど短くもない。一昔前の新幹線大阪行きみたいなものだ。成田出発第1便であるエアアジアに乗るため早起きした私は、ここぞとばかりに眠る。過去の経験からして、一カ所くらいどこかのサービスエリアでトイレ休憩があるはずだ。
あった。
どうやらここはサチョンという街のサービスエリアのようだ。今まではこの休憩時間が何分間なのかが分からず、運転手か同乗客に出発時間を確認しなければならないことばかりだったけれど、今回は英語のアナウンスがあったため「15分間の休憩」であることを確認できた。まぁ、いつもそんなもんだったけれどね。
韓国のSAは日本のSAとそう変わらないけれど、必ずと言って良いほどエリア内には車で雑貨類を売る、多分不法営業の店がある。地下鉄の物売りと同じ感覚なんだろうな。って、写真取り忘れてた、ごめん…。
光州のバスターミナルは、U-SQUAREという結構大きな施設だ。新世界百貨店やEマートに隣接していて買い物には便利だが、地下鉄だと最寄りの農城(ノンソン)、花井(ファジョン)駅から1km弱と地味に遠い。
バスを降りてターミナルに入ると観光案内所があったので、国立518民主墓地への行き方を尋ねる。墓地にいくバスが民主化運動を記念して518番路線であることは知っていたが、何しろ時刻は3:30、確実に乗り場を知って明るいうちに到着したい。きれいな英語を話す観光案内所の女性は、ユースクエアの北側、建物の前にあるバス停から518番バスが出ること、所要時間はおおよそ40分であることを分かりやすく教えてくれた。
「518民主墓地は6時に閉門ですから、まだ間に合いますよ」
心強いお言葉をいただき、バス停に向かう。
光州の518番バスは、1980年の光州民主化運動で市民と機動隊が初めて衝突した5月18日を記念して運行されている路線だ。もちろん国立518民主墓地にいくためのバスであるためついた番号でもある。出発前に軽く調べた時には「光州駅を出発し国立518民主墓地に向かう半参拝専用路線」的な印象も持っていたのだが、やってきたのは普通の生活路線バスだった。しかも停車数が多く、他の路線バス同様ゆっくりと進む。
観光案内所の女性は「国立518民主墓地までだいた40分」と言っていたけれど、実際には1時間以上かかり、バス待ちの時間を含め、私が国立518民主墓地についたのは5時10分前だった。それでも明るいうちに到着できただけよしとする、か。