世界、大人の社会科見学!

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プライオリティパス・ラウンジ 台湾

2013台湾猫見旅1 台風による14時間のディレイでの、エアアジアジャパンの対応

2017/01/14

10月31日には今の形態での営業を終えてしまうエアアジアジャパンが、台北に就航したのは7月3日のことだった。このニュースとプロモーションをチェックしたところ、7月の3連休でも総額2万円程度で台北に往復できることがわかり、私は直ちに娘と自分の2人分のチケットを購入した。

最後に台湾に行ったのは昨年の12月だ。その時には台北には行かず空港に近い桃園に滞在し、蒋介石の隠れ家だった慈湖の別邸跡や、衛兵交代の儀式が見られる蒋介石や蒋経国の遺体安置所を見学したり、大渓の老街で百年油飯を食べたり夜市を見たりと、一般的ではないけれど、それなりに楽しい旅行をすることができた。

しかし今回は台湾が初めての末娘を連れての2人旅、あんまりマニアックな場所をまわるだけでは、今以上に娘に変人扱いされかねない。そこで今回は「初台北にふさわしい王道の観光」を行いつつ、最近地元で地味に話題に上がっている「台湾の猫村」に遊びに行くことにした。娘は猫好きなので、こういういべんとにはさっと飛びつく。

ところが7月13日、「大型で強い台風第7号」が台北を直撃した。

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連休台湾 オワタ \(^o^)/

基本的に、航空会社は機材繰りなど自社都合による遅延や結構にはある程度の対応をするが、台風など天候が理由の場合にはその義務はなく、まぁサービスの一環としてある程度の対応を行うこともある。例えば、以前台風で成田に降りられなかったときには、大阪のハイアットで1泊して国内区間をノースウェストで飛ぶという経験をした。

しかし今回はエアアジアだ。私が楽しみにしていたテヘラン線を自社都合で廃止したとき、「3ヶ月後にクレジットカードに返金するか、うちの会社でしか使えないクレジットシェル(ポイントみたいなもの)のどっちにする?あ、もちろんクレジットシェルも支払った金額そのまま、迷惑料とかなしですから」 という、極めてLCC的な提案しかしなかったあのエアアジアだ。台風という天候理由で顧客をケアするとは思えない。

と思っていたら、出発前日、エアアジアからメールが来た。

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レガシーならばPNRから乗客の電話番号を引っぱってきて、なんとしてでも直接連絡するところだが、エアアジアの場合はメールだけの連絡になる。人件費を削ってなんぼの世界だからしかたないのだろうけれど、気がつかない人も結構いる気がする。しかし、今回の遅延についての対応は予想以上のものだった。

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なお、今回の運航に伴いご都合のつかないお客様については以下の対応が可能です。
(お手続きは、いずれか1回のみのご選択となります。)

□ フライト変更
2週間以内で、空席のある同区間の便に追加料金なしでご搭乗頂けます。手数料は頂きません。
フライト変更をご希望のお客様は、大変お手数ですが欠航ご対応カウンターまでお越しください。
以下の時間帯はコールセンターでもお手続き可能です。

□ クレジットカードへ返金 (後日対応可能)
航空券購入時にご利用されましたクレジットカード会社を通して返金致します。最短1か月、最長3か月以内にご返金致します。
ご返金ご希望のお客様は、対応カウンター、弊社ウェブサイトまたはコールセンターにてお手続き下さい。
(払い戻しのお申込み期限は搭乗予定日より30日となります。)

とてもよくやっていると思う。

台風による遅延でここまできちんと対応すれば、LCCだから対応が悪いとは口が裂けても言えない。すんなり返金や日程変更の手続きができるだけ、その辺のいわゆる「格安航空券」より便利なくらいだ。出発が他社より大幅に遅い14時間後になったのは、絶対数の少ない機材繰りの問題もあっただろうけれど。とりあえず事前に大幅な遅延が分かったことで、早起きして空港にたどり着いたら「夜にまた来いよ」と言われる羽目には陥らなくてすんだ。ホテルも予約してしまっているし、今からじゃキャンセル料も高いし、気分も台湾で盛り上がっているし、まぁいいや、である。あの「おま、何考えてんだ?」的クレジットシェルへの返金というオプションがないのも、精神衛生上大変によろしい。

12歳以下の子どもは同伴料金がかからない、プライオリティパスが使えるIASSラウンジ。君を連れてこられるのもあと少しだぞ、娘。

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機内は予想より空席が少ない。みんな結構キャンセルしないものなんだな。

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今回前回同様、も太っ腹な台湾観光協会さんから、台北悠遊カードと空港から市内へのバスチケットをプレゼントしていただいた。台北悠遊カードは毎回いただけているけれど、バスチケットの存在には今回初めて気がついた。その代わりに遊園地の無料入場券がなくなっていたし、状況は常に変わる、ということだな。ともかく、入国審査を済ませバス乗り場に行く。無料券が使える國光客運の1819バスに乗るためだ。

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國光のカウンター、誰もいないし。

時間は深夜1時過ぎ、無料券がどうのこうのというより、バスで市内にいけるかどうか、という時間帯だ。カウンターには「1:30のバスもありますよ」的なことも書いてあるが、今日は死者まで出た大きな台風の来た日で、この先スタッフが来るかどうかも、いや、バスが間違いなく来るかどうかも分からない。

隣の3番カウンター、建明客運(飛狗巴士)にはスタッフがいて、あと10分程で出発するらしい。しかも無料券が使えるという。台北駅すぐの場所にあるホテルまでは行かないけれど、これに乗って市内に行くしか選択肢はない。ここは素直に飛狗巴士に乗り、タクシーに乗り換えることにする。カウンターのスタッフは「天成大飯店に行きたいのです」と伝えたら「それならそごうで降りてタクシーを拾うのが一番安いよ」と親切な助言もしてくれた。

予約していた天成大飯店(コスモスホテル)にチェックインした時には、2時を過ぎようとしていた。親子共々、へろへろだ。機内食はオーダーしていなかったので、歩いて1分の場所にあるコンビニで、恒例の国民弁当を食べ夜食とする。

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さぁ、2日間遊べるはずだった台北が、実質1日しか遊べなくなった。
どうする>自分?



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